「在宅介護」と「施設介護」の違い サービスの量や料金、レンタルの対象について

在宅介護とは? 施設介護との違いは?

介護は主に二つの方法があります。

それは、自宅でさまざまなサービスを組み合わせて行う「在宅介護」と施設に預けて介護を全面的に受ける「施設介護」があります。

一般的には、家族ができるところまで「在宅介護」で頑張って、介護度が重度になれば「施設介護」を選択するような考えです。

しかし、在宅介護の方が費用を安く抑えることができるので、料金の都合によってはギリギリまで自宅で介護をすることもあります。

ちなみに、特別養護老人ホームに入所することになれば、所得や要介護度、部屋のタイプ等に応じて、月々8万円~14万円ほどで利用することになります。

在宅介護で掛かる費用を具体的に説明します

在宅介護は要介護度によってサービスの量や料金が違う

例えば、要介護1の人と要介護5の人では、一か月に受けられるサービスの量に限度の違いがあります

要介護1の人は受ける介護の量が少なくて済むので、国の指定するサービスの量も少ないのです。

逆に要介護5の人は非常に重度なので、それだけ介護量が多くなり、国の指定するサービスの量も多くなるのです。

具体的に金額を出してみると、以下のようになります。

要介護1 … 16万5,800円
 〃 2 … 19万4,800円
 〃 3 … 26万7,500円
 〃 4 … 30万6,000円
 〃 5 … 35万8,300円

これらの金額(限度額)以内に収まるようにサービスを組み合わせて、介護を受けるようになります

在宅介護で掛かる費用は? 具体例で説明

介護保険の範囲内で収めようと考えた場合、先ほどの金額以内(限度額)でサービスを受ける必要があります。

では、ここからは、具体的に例を挙げたいと思います。

要介護3で毎週、デイサービス2回(2日)と訪問介護2回(2日)として考えます。

介護保険は月単位で考えますので、デイサービスなら月々8回、訪問介護なら月々8回になります

デイサービス1回883円 × 8回(日) = 7,064円

訪問介護1回575円 × 8回(日) = 4,600円

合計1万1,664円となります。

1回当たりの金額は地域や利用時間によって若干の差があります

この例の場合は、1万1,664円/月の自己負担でサービスを受ける事ができます。

車椅子などをレンタルすることもできる

一か月400円ほどの負担で借りることができます

在宅介護をしていると、さまざまな道具が必要になってきます。

・ 車椅子
・ ベッド
・ 歩行器(歩行者)
・ 簡易スロープ
・ 杖

など。

購入すれば高額となる車椅子ですが、介護保険のレンタルサービスを利用すれば、一月400円ほどの負担で借りることができます

その他、べッドや歩行器等もレンタルの対象となっています。

要介護度に応じて決められた額(要介護度)を超えた場合はどうなるか

限度額とは、介護保険の対象で受けられる最高の金額です。

よって、この限度額を超えた部分に対しては全額自己負担になります

介護保険で受けられるサービスは1割(所得に応じて2割の人もいます)です

その全額自己負担となると、10割ということになるので、急に金額がアップすることになります。

原則として介護保険の対象となる限度額以内で利用しますが、家庭の都合や金銭的に余裕がある場合には、自己負担である10割を支払ってサービスを受けることも可能です。(執筆者:陽田 裕也)

この記事を書いた人

陽田 裕也 陽田 裕也»筆者の記事一覧 (47)

介護福祉士の養成校を卒業後、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤務する。その後、介護支援専門員や社会福祉士を取得して、現在は生活相談員として相談援助の分野で高齢者福祉に関わっている。高齢者虐待予防や適正な身体拘束についても取り組みを強化し、日々自己研鑽に務めながら、介護保険制度についても理解を深めている。
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