「介護保険制度」を利用して住環境を整える。要介護度1でトイレと玄関に手すりを付けたら自己負担は2,600円。

住宅改修とは

昔の家は段差が多い


自宅で介護をしていると、何かと不自由に感じることがあります。

昔ながらの家には段差が多く、歩行の障害になることもあります。

トイレの便座に座って立ち上がるとき、壁に手すりがあれば便利だと感じることもあるでしょう。

住環境を整えれば少しでも介護がしやすくなる場合があります。

こんな時は介護保険の対象となる場合があるので、地域包括支援センターや自治体、または担当のケアマネジャーに相談すると良いでしょう。


住宅改修の種類

介護保険制度を利用して、住環境を整えることによって、本人や支える家族が快適に生活できます

ここでは、住宅改修の種類についてご説明をします。

(1) 手すりの取り付け

(2) 階段の解消

(3) 滑り防止及び移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更

(4) 引き戸等への扉の取替え

(5) 様式便器等への便器の取替え

(6) (1)~(5) の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

素人の方が介護保険の対象になるかどうか判断するのは難しいですね。

悩んだ時には、住宅改修メーカーか自治体の窓口、担当のケアマネジャーさんに尋ねてみましょう。


手すりの取り付け費用

トイレに手すりをつける


住宅改修の中でも特に多いのが(1) 手すりの取り付けです。

玄関、トイレ、浴室、リビング、廊下など、さまざまなところに取り付けることにより、一気に生活しやすくなります。

実際にいくらぐらいするか考えてみます。

事例)要介護度1 80歳 女性


家の中は歩くことができるが、足の筋力が衰えており、トイレや玄関に手すりがあればよいと感じています。

この場合、トイレと玄関に手すりが必要だということで、2か所の取り付けと考えます。

「I字型」の手すりをそれぞれ1本ずつと取り付け費用を概算で出します。

・ 手すり本体:8,000円×2本 = 1万6,000円

・ 取り付け費用:5,000円×2か所 = 1万円

合計で2万6,000円となり、全額を業者に支払います。


介護保険制度は1割負担でよい

1度工事費用の全額2万6,000円を支払いましたが、介護保険制度が適用になる場合はこの1割(2割)負担です。

今回は2,600円の自己負担で手すりの取り付けが行えます

ケアマネジャーを通して自治体に申し出ると、先に支払った金額の9割(2万3,400円)が口座に振り込まれます

注意:限度額は20万です


介護保険でリフォーム


介護保険制度の負担限度額は20万です。

20万を超えた場合は、介護保険は適用せず自己負担です。

・ 工事費用が25万円の場合

20万円の1割(2万円)と、限度額を超えた5万円を合わせた合計7万円が自己負担金額です。

25万円を業者に支払った後、自治体から振り込まれる金額は18万円です。

ケアマネージャーに相談しながら、快適な介護環境を整えてください。(執筆者:陽田 裕也)

この記事を書いた人

陽田 裕也 陽田 裕也»筆者の記事一覧 (23)

介護福祉士の養成校を卒業後、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤務する。その後、介護支援専門員や社会福祉士を取得して、現在は生活相談員として相談援助の分野で高齢者福祉に関わっている。高齢者虐待予防や適正な身体拘束についても取り組みを強化し、日々自己研鑽に務めながら、介護保険制度についても理解を深めている。
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昔の家は段差が多い
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