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【人生100年時代】在宅介護の「備え」はどこから? 少ない自己負担で使える介護用具と選び方

シニア 介護
【人生100年時代】在宅介護の「備え」はどこから? 少ない自己負担で使える介護用具と選び方
「母が退院したら自宅で過ごしたいって…でも足が不自由だし一人では生活できないでしょう…?」

あなたやあなたとの配偶者の両親にも、そうした事態がやってくるかもしれません。

在宅の備えなにから始める

平均寿命が延び70代80代でもまだまだ元気な人も多い近年ですが、病気やケガはいつ襲ってくるかわかりません

また平均寿命は長くなっているということは、介護が必要な状態になってから、生活をする期間が長くなっているということもいえるのです。

病気やケガで介護が必要になったとしても、その人らしい生活を送ってゆくためには、生活環境の整備が不可欠です

そんな時の強い味方が介護用具です。

(1) 介護用具の種類

介護用具は生活の場面別に分けると、このような種類があります。


こうした介護用具を活用することで生活の不便さを解消してゆきます。

(2) 介護用具のレンタル

介護用具は購入するだけでなくレンタルという方法を選ぶことができます。

レンタルすると便利なもの

・ 特殊寝台や車いすなど、個人で購入すると価格が高いもの

・ 杖など病状や身体状態の変化に合わせて変わる可能性があるもの

・ 短期間で住居の変更が見込まれている場合

レンタルには合わないもの

・ 入浴・排泄の際に使用するもの(腰掛便座・特殊尿器・入浴補助用具・簡易浴槽)

・ 杖などで個人に合わせて改造することができないもの

・ 長期間の使用で、購入した方が割安な場合

・ 設置の際に大きな工事が必要な場合

(3) 介護保険制度の活用

介護保険制度の活用

介護用具には介護保険が適用されるものもあり、少ない自己負担額で利用できます

福祉用具貸与・販売サービスは介護保険制度の居宅サービスの一つとして位置づけられており、介護保険サービスの中でも最も利用の多いサービスです。

要支援・要介護度に応じた支給限度額の範囲内で、利用料の1割または2割が自己負担となります。

介護保険の対象となる介護用具は、

1. 車いす
2. 車いす付属品
3. 特殊寝台
4. 特殊寝台付属品
5. 床ずれ防止用具
6. 体位変換機
7. 認知症老人徘徊感知機器
8. 移動用リフト
9. 手すり
10. スロープ
11. 歩行器
12. 歩行補助杖
13. 自動排泄処理装置

の13点です。

購入やレンタルにあたっては、専門家とよく相談が必要です。

例えば介護用ベッドを選ぶにしても、部屋の広さにあっているか、その人に必要な機能はついているか、介護保険の適用となる機種かなどがポイントになります。

適切なアドバイスや、場合によっては自宅を訪問して、環境を確認してくれるなど、丁寧な対応をする専門家を選びましょう

かかりつけ医や、入院先の病院の医療相談室や入退院支援室に相談します。

また信頼できるケアマネージャーや介護用具販売事業者を紹介してもらいましょう。(執筆者:相川 隆)

《相川 隆》
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相川 隆

相川 隆

1972年生まれ。大学卒業後、メガバンクに入行。法人融資、個人融資、資産運用、マーケティングなど幅広い業務経験を積む。1級ファイナンシャルプランナー。20年勤務ののち、医療業界に転職。経営企画室にてM&Aや新規病院開設、介護施設立ち上げなどに携わる。一方で本業と並行し、カフェ経営、コンサルティグ事業を主宰し、店舗経営、起業・税務・保険・ファイナンシャルプランニングを行う。趣味は料理。 寄稿者にメッセージを送る

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