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「家にいたい」その気持ちを尊重できる 「住宅型有料老人ホーム」の活用術

シニア 介護
「家にいたい」その気持ちを尊重できる 「住宅型有料老人ホーム」の活用術

住宅型有料老人ホームの活用方法

住宅型有料老人ホーム

近年、有料老人ホームの数が増えているといわれています。

皆さんのご近所にも有料老人ホームがありませんか。

有料老人ホームは現在、大きく分けて3つの種類がありますが、一般的には介護付有料老人ホームの知名度が高いです。

その中でも、住宅型有料老人ホームという種類の施設も存在しているのをご存じでしょうか。

住宅型有料老人ホームは、在宅での生活と同じような感覚で暮らすことが可能です。

今回は、住宅型有料老人ホームの活用方法にスポットを当て思います。

住宅型有料老人ホームを活用する際のメリット

住宅型有料老人ホームは、名称だけ見ると入所施設のようなタイプに見えますが、入所施設というよりは元気な方が安心して暮らせる住居です。

在宅で生活している方の場合、担当のケアマネージャーがいますが、介護付有料老人ホームなどの入所施設を考えた時には、ケアマネージャーを交代する場合が多くあります。

ケアマネージャー同士できちんと情報を共有してくれますが、馴染みのあるケアマネージャーから交代するというのは、意外と不安になるものです。

住宅型有料老人ホームの場合、賃貸のように居室を借りて生活しますので、介護サービスを受けるためのケアプランも可能であれば今までのケアマネージャーが作成できます。

継続して、信頼できるケアマネージャーからアドバイスを受けることで、本人の不安を解消できるのは大きなメリットでしょう。

また、既にホームヘルパーを利用されている方の場合、ヘルパー事業所にもよりますが、ヘルパー事業所を代えずに慣れたホームヘルパーの介護を受けることも可能です。

現状を続ける可能性があるというのは大きなメリットです。

介護付き有料老人ホームに比べると費用が安いのが一般的です。

介護の心配はあるけれど、介護づくしとまでは要らない方には住宅型有料老人ホームの検討もおすすめです。

介護尽くしではない老人ホーム

自分に必要な介護用具を自分で選べる

住宅型有料老人ホームでは、部屋を賃貸で借りたあとは、自分で必要な介護用具を用意します。

「自分で用意しないといけないのは正直面倒…」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、自分に必要のない物にまでお金をかける必要はありません

自分自身に合った介護用具を、慣れたケアマネージャーと一緒に選ぶことができます。

一度退所してしまっても、必要に応じて活用できることも

特別養護老人ホームなどの入所施設の場合、一度退所してしまうと再び入所するには何十人何百人という待ち状態になってしまいます。

そのため、一度でも退所してしまうのを躊躇うのは仕方のないことです。

しかし、住宅型有料老人ホームの場合、空きがあればすぐに入所できることもあります。

施設の数も多いので、自分に合った環境を自由に選べます。

そして、ケアマネージャーもそのまま同じ担当なので、自由度が高いと考えます。

「体調が良くなってきたから、もう一度在宅で生活してみたい」

という気持ちを尊重できる場所と言えるでしょう。

在宅で生活

在宅介護の延長「住宅型有料老人ホーム」

在宅で介護を続けるということは、もちろん尊いことです。

住宅型有料老人ホームは入所施設というより、在宅介護の延長線上に位置づけられている場所です。

安心できる暮らしの中で自分に必要な介護だけを利用することができれば、それだけ費用の軽減につながるというのも大きいですよね。

住宅型有料老人ホームでは、レクリエーションなどの活動もあります。

ご自宅でゆっくり暮らすことも理想ですが、今かかっている介護費用と介護されているご家族の介護負担を踏まえて広い目で比べてみてください

必要に応じて必要な分だけ活用できる住宅型有料老人ホームも、新しい選択肢に加えてみませんか?(執筆者:佐々木 政子)

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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