「介護タクシー」と「介護保険タクシー」はどっちが便利? 違いや利用方法、料金について詳しく説明します。

介護タクシーと介護保険タクシーの違いについて

介護タクシーと介護保険タクシーの違いについて

私が施設で働いていて、家族さんから

「今度外出したいので介護タクシーの手配をお願いします。」

と頼まれることがあります。

これは、介護保険適用外介護タクシーのことです。

施設に入所している人は、施設以外の介護保険サービスを利用できないので、このようになります。

一方、介護保険タクシーとはどのようなものでしょうか?

なんとなくイメージが涌いてきたのではないでしょうか?

そうです、在宅介護を受けている人が利用できる介護保険適用のものを介護保険タクシーと呼ぶのです。

介護タクシーと介護保険タクシーの利用方法

介護タクシーの利用に関しては、面倒な手続き等は一切不要です。

一般的にタクシーを呼ぶと同じ要領で、電話などで予約しておいて利用します。

介護保険タクシーの方は、それなりに準備が必要です。

まず、介護保険タクシーを利用できる条件からご紹介します。

(1) 要介護1以上の人 (要支援1と2は利用できない)

(2) 電車やバスなどを一人で利用できない

(3) ケアマネジャーが作成する居宅サービス計画書に介護保険タクシーの利用が入っている

以上になります。

居宅サービス計画書に、介護保険タクシーの利用を入れてもらったら、実際に利用する介護保険タクシーの会社と契約を行ないます。

そして、利用する目的や配慮してもらいたいことを伝えて、利用する日時の調整し利用する運びとなるのです。

介護保険タクシーは介護保険制度上のサービスなので、利用について分らないことがあれば、気軽に担当のケアマネジャーさんに尋ねても大丈夫です。

介護タクシーと介護保険タクシーの利用方法

介護タクシーの料金について

介護タクシーの場合は

運賃+介助料金+オプション

で成り立っています。

私の施設でよく利用する介護タクシーでご説明します。

通常のタクシーと同じで初乗運賃というものが存在します。

1.3kmまでで570円の設定です。

加算運賃として、299m毎に80円が加算されていきます。

介助料金として1,000円が必要となるので、仮に5kmの利用なら…

570円+(80円×13)+1,000円 の計算となり、合計で約2,610円となります。

これにオプションとして、車椅子でなくストレッチャーを希望すれば、プラス2,000円となります。

下のサイトより概算料金が分かります。


介護保険タクシーの料金について おひとり外出もOK!

行った先での介護も運転手によって受けられる

介護保険タクシーの場合、単にタクシーの移動を想定しているだけではなく、

介護保険タクシーは行った先での介護も運転手によって受けられる

のが最大の特徴です。

介護保険タクシーの費用ですが、運賃+介護(1割~3割負担)で成り立っています。

この介護に当たる部分を上手く活用すれば、一気に活動範囲が拡がります。

ちなみに、下の表で介護に当たる部分が分るようになっています。



例を出して考えてみます。

5km先のショッピングセンターに、一人で介護保険タクシーを利用して1時間買い物をすると…。

運賃【行き帰り】 3,000円(1,500×2)+429円=3,429円

このような計算になります。

もう一度確認ですが、介護保険タクシーは買い物先の介助(車椅子を押すなど)も入っています。(執筆者:陽田 裕也)

この記事を書いた人

陽田 裕也 陽田 裕也»筆者の記事一覧 (39)

介護福祉士の養成校を卒業後、介護福祉士として特別養護老人ホームに勤務する。その後、介護支援専門員や社会福祉士を取得して、現在は生活相談員として相談援助の分野で高齢者福祉に関わっている。高齢者虐待予防や適正な身体拘束についても取り組みを強化し、日々自己研鑽に務めながら、介護保険制度についても理解を深めている。
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