「健康診断」を受ければ、医療費の「節約」につながる! 虫歯を例に、筆者が「かかる治療費と治療時間」を計算してみました。

会社員として働いていると、毎年決まった時期に、会社の健康保険組合が主催する健康診断が行われます。

一方、自営業やフリーランス、主婦の場合、自治体から「検診のお知らせ」が届いたら自主的に検診を受けに行くというのが、今の日本のしくみです。

検診を受けよう!

ところが

「検診に行く暇がない…」

「たぶん、健康だから平気。どこも悪くない!」

と検診に行かない人や

「そのうち行こう…」

と思ったまま忘れてしまう人も多い様子。

全国平均を見ると、国民健康保険加入者の検診受診率は3割ほどにとどまっています。

 ※参考資料:大阪がん循環器病予防センター 特定健診の受診率向上(pdf)

軽く考えてしまいがちな検診ですが、実は節約の大きなポイントになります。

医師が語る「検診を受けると医療費も少なくて済む」

医師にインタビューする機会が多い筆者が、医師からよく聞くのが

「検診をきちんと受けてほしい。病気も虫歯も、早いうちに見つければ、治療にかかる時間も短く、治療費も少なくて済む。」

という言葉。

医師が語る「検診を受けると医療費も少なくて済む」

確かにその通りで、早期発見できれば少ない通院と簡単な処置で済みますが、重くなってしまうと入院や手術が必要になります。

「治療費は保険でカバーできる。そのために保険に入っているんだから。」

と考える人もいるでしょう。

しかし、通院にかかる交通費や診療を待つ時間など、負担は意外と多いもの。

通院や治療を受けている間は家事や仕事ができないため、目に見えない損失も生んでいます。

簡単シミュレーション:虫歯の場合

風邪や捻挫なら放っておいても自然治癒しますが、自然治癒しない病気もあります。

それが虫歯です。

虫歯は自然治癒しません

筆者は先日、検診ではなく個人的に歯科医院を訪れ、歯の検診とクリーニング、虫歯が2本見つかったので治療をしてもらいました。

これをもとに、

(1) 無料の検診を受けて虫歯が見つからなかった場合(小さな虫歯なので、すぐに治療せず様子を見ることになった。)

(2) 自主的に有料の検診を受けて虫歯が見つかり、2回治療+クリーニングした場合

(3) 検診を受けず虫歯が悪化して5回治療を受け、クリーニングもした場合

それぞれで、かかる治療費と治療時間を計算してみました。

(筆者が受診した際の保険点数に基づいて算出。)

(1) 無料の検診を受けて虫歯が見つからなかった場合(小さな虫歯なので、すぐに治療せず様子を見ることになった)

・1回通院(検査) 無料

・検査時間 30分

・診察室の待ち時間(30分×1)

合計:約60分

・通院にかかった時間 (往復20分×1)

合計:約20分

時間のロスは1時間20分

(2) 個人的に歯科医院で治療を受け、3回通院した場合

・3回通院(初診料・再診料、検査、クリーニング、治療2回) 約4,500円

・治療時間(30分×3=90分)

・診察室の待ち時間(30分×3=90分)

合計:約3時間

・通院にかかった時間 (往復20分×3)

合計:約1時間

時間のロスは4時間

(3) 検診を受けずに虫歯が悪化し、5回通院することになった場合

・5回通院(初診料・再診料、検査、クリーニング、治療4回) 約7,000円

・治療時間(30分×5=150分)

・診察室の待ち時間(30分×5=150分)
 
合計:約5時間

・通院にかかった時間 (往復20分×5)
合計:約1時間40分

時間のロスは6時間40分

まとめ

全て筆者が先日受けた治療に基づいた値段と時間なのであくまでも一例ですが、一番簡単に済むケースと重症になったケースを比べると、

金額で約7,000円、時間だと約5時間半

という、大きなコストがかかることが分かりました。

もし、歯を失いインプラントを入れることになると、費用は数十万かかります。

保険適用の義歯ならもっと安く済みますが、

「自分の歯で噛めないから食事の楽しみが失われる。」

「義歯が合わなくて痛い。」

という辛さを味わう可能性も大きく、受けるダメージはお金や時間では測れないものとなります。

無料の検診を毎年受け、悪いところは早めに見つけて治療

無料の検診を毎年受け、悪いところは早めに見つけて治療する。

それが費用的にも時間的にもコストをかけずに生きていく方法です。(執筆者:草間 綾子)

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旅行好きのライターです。旅行費用捻出のために、日々節約に励んでいます。良さそうだと思ったものは、とりあえず試してみる派です。
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