【今週の日経平均を考える】米中間選挙と日経平均株価

今週は、前週までの底値模索から一転 反転する流れを見せた一週間となりました。

今週の反発で、前週までの急下落はいったん終焉の雰囲気は出ています。

ただ、この後底割れがしないという事が断定できる状況にはなく、再度 底値模索という展開もあり得る上での一旦終焉かなと思える状況です。

根拠としては、前回記載した下げ止まる要素が、先週の金曜日26 日にあったことと、今週の反発でメドとしていた5日線や窓を突破し、ボリンジャーバンドの-1σを上抜けていることをふまえると、急激な下落は止まったといえる状況です。

ただし、下げトレンドが終焉という意味ではないので注意はしてください。

その上で、現状SQ算出後の10月12日から22日のもみ合いの下減のところまでの反発で、この週末大引けとなっています。

たまたまここで引けたのか? ここを節目として判断しているのか?

断定が出来ないですが、偶然ここで週末を迎えているとは思えず、週明けが、まだ反発するのであれば、下げトレンドというよりBOXの可能性が高くなると考えられます。

週明け叩かれたらSQ値(2万2313円)が上値抵抗線と機能して、再度 底値模索でダブルボトムを作りに行くのか? 戻り高値となって更なる下げ加速で底割れするのか? という動きが想定されます。

ファンダメンタルと絡めると、中間選挙の結果が出て、その内容にマーケットがどのように反応するのか?が、ポイントになるのではと考えます。

従ってここは、気持ちを寄せないで、中間選挙明けまで様子見が妥当かなと考えます。

ただし、中間選挙前に上抜けして、さらに上値追いを勢いをもってするのであれば、中間選挙でアク抜けというシナリオが早々に動き出して再度 BOXに戻り2万3000円ないし、2万4500円近辺を目指す動きで、今年の3月のような戻りもあり得る状況になります。

中間選挙

私の現状の見立ては、その可能性は薄く、世界経済が抱える問題は根深く、国内の多少の好決算でその悪材料を飲み込むパワーはないと考えます

したがって今回の反発は、戻り高値の形成という可能性が高いと考え、この週末の大引けは買い玉を一部縮小で売り玉を入れる場面かなとみています。

もちろん予想に反して上抜けたときは即 売り玉のロスカットと買い玉の入れ直し(乗せ)となるとも考えています。

この週末のあるリサーチ会社(国内企業の倒産件数や業種などを把握している会社)の方と話しました。

近年 倒産件数は減少してきましたが、ここにきてまた増えそうな気配が出てきたという事です。

そしてリサーチ会社にいいこと 悪いこと含めリサーチ依頼が増えているとのことです。

このことが何を意味するのか?

併せて私が今年の前半から申してきた、不動産購入者への銀行の貸付が縮小していることも、リサーチ会社の方と意見が一致しました。

そしてイコール不動産の流動性の低下が始まっているという事。

不動産会社の業績不振なども実態として大きな流れとしては言えないとしても、実際に起こっている現象だという事が現場でリサーチしている方の見立てでした。

この件も併せて来年には、もしかしたら大きなうねりとなり、好調な国内経済へのダメージのきっかけになるのかな? なんて考えてしまします。

ただ、今現在の決算発表の雰囲気は好調な国内企業の決算というのが現在見える景色です。

過去最高益を発表したソニーの株価の推移も発表で反発したものの、その後の動きに鈍さが見え隠れしています。

さてさてこの後の展開としてどうなるでしょうか?

そして週明けは、案の定 押されて始まる公算です。今週の流れが継続するのか?いったん押すのか? 見極めです。

現状分析

5日線

現状分析

まず今週は下向きから一気に急角度な上向きと向きを変えました。

位置としては、前週末下に乖離しているところから、乖離を詰めて週初めにタッチして、翌日一気に上に飛び出し、週末は上に乖離した状況で引けました。

乖離して触って方向感を出すという典型的な動きとなりました。

25日線

向きは変わらず下向きを継続し、位置も下を推移するも前週末に9%あった乖離率も、今週末は3%を切るまで詰めてきております。

このまま乖離を詰めてタッチないし上抜けとなるのか? ここから横這う形で日柄調整的な動きをするのか?

見極めですが、私的には週明け前半は日柄調整的な動きを想定し、後半に上下どちらかの動きが出ると考えています。

75日線

変わらず下向きで位置も下を推移しています。

この週末に25日線と75日線のデットクロスが形成されました。

さらに100日線もそばにおり3本の移動平均線が収束しています。ここから動きが出るかに注目です。

トレンドライン

前週末指摘した今年の1月2月の安値と2015年のチャイナショック前の高値が重なり、下値支持線となったと考えます。

上に関しては、上記にも記載しました10月の半ばのもみ合いの下限と合わせて、10月のSQ値の横軸が上値抵抗線として機能していると考えます。

そしてこの週末、もう一本の上値抵抗線に頭を押さえられています。それが10月2日の高値と10月4日の高値を結んだラインです。

このままこのラインが機能するか注目で、突破すると上には25日線を中心に75日100日の移動平均線も上値抵抗線となると考えます。

テクニカル指標

一目均衡表

テクニカル指標

前週と比べると動きが出ており転換線に関しては上抜けました。

ただ基準線 雲には到達できていないことでまだ弱気な状況と考えます。

さらには遅行線が雲に頭を押さえられた感じで週末となりましたでここも注目です。

この後、3日間押して反発となると天底一致となりますが、どうなるでしょうか? その天底一致となる日が中間選挙となります。

ボリンジャーバンド

開いていたバンドが下向きとなり反発し-1σを上抜けました。

週明けに即、この-1σを割り込めば下へのバンドウォーク継続ですが勢いからしていったん下へのバンドウォークは、終焉と見える状況となっています。

スローストキャスト

2本のラインが上まで上げてきているので、こちらも急激な下げは終焉を示唆する動きとなっています。

この後デットクロスした後に2本のラインがどこまで降りるのかに注目です。

総合判断

総合判断

10月2日から始まった暴落に関して一旦勢いは止まったと考えられる状況です。

ただ、前々から申している通り、簡単にV字回復の可能性は極めて低いので、押す場面がある前提でいることが望ましいとは考えます。

その上で安値更新するのか? ダブルボトムで割らずに切り上げて、ネックラインを越えていくのか? を見極めつつ、BOXという可能性も踏まえて対応が必要になります。

前週末とこの週末では景色は変わっていますが、油断できる状況ではないので緊張感をしっかりもって対応をしていきたいと思います。

そして週明け中間選挙が控えています。政治的なイベントは予測しても意味がないので動きに合わせたシナリオを立てて慌てないで済む準備をしておきましょう。

では、週明けも慎重に冷静に慌てず行動しましょう。(執筆者:城 晶子)

この記事を書いた人

城 晶子 城 晶子»筆者の記事一覧 (125) http://www.traders-academy.jp

トレーダーズアカデミー インストラクター
お金のプロといわれるファイナンシャルプランナーの資格を活かし、ギャンブルではなく資産運用としての株式投資をしっかりと確立。「上げでも利益を取り、下げても利益を取り、更に株主優待も取る」をモットーに、女性目線でわかりやすく相場の現状と先行きを伝える現役のトレーダー。
<保有資格>:ファイナンシャルプランナー2級 AFP 終活ライフケアプランナー
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