※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

「介護できる人がいない」に備えるショートステイサービス 利用方法や注意点を解説

シニア 介護
「介護できる人がいない」に備えるショートステイサービス 利用方法や注意点を解説

介護する人の大きな不安

毎日介護に追われている中でも急な用事、緊急の事態など、

介護している私ができなくなったらどうしよう」

と不安を抱えている方も多いと思います。

もしもの時は、落ち着いて、介護保険を利用しているなら担当のケアマネージャーさんにまずは相談し対応をお願いしましょう。

いろいろな手段の提案がされるはずです。

そこで、介護保険サービスの中から、もしもに備えて利用しておきたいショートステイサービスについてご紹介します。

ショートステイサービス

短期入所生活介護「ショートステイ」の利用

短期入所生活介護「ショートステイ」は、施設にお泊りができる介護保険のサービスです。

介護支援もあり、

・ 食事
・ 入浴
・ トイレ介助

など、日常生活全般の支援を施設で行ってくれます。

日中通して介護スタッフが対応してくれるので、家族としても安心できます。


すぐに利用できる?

自費扱いの事業所の場合はすぐに利用できることがありますが、介護保険サービスでの利用の場合には、空きがあったとしてもすぐに利用できない場合が多くあります

施設側も安心して過ごしていただきたいという理由から、事前の説明や簡単な事前面接が必要です。

ですので、今後、

もしもが起こる前に1度ご利用をしておくこと

をおすすめします。


ケアマネージャーさんはいつも準備はしていますので、今後ショートステイも気になっていると希望を伝えてみてください。

ほとんどの施設では、お試しで1泊の利用を用意しています

介護保険で利用できるショートステイ

ショートステイサービスを行う事業所の中には自費のみの扱いというところもありますが、介護保険施設が行うショートステイは介護保険での利用ができます

しかし、ショートステイの利用については介護度によって利用できる限度額があり、概ね利用できる日数に限度があります

利用される方の利用日数は1泊~3泊が多く、概ね、要支援1で1か月のうち、2~3日の利用です。

介護度が重度で介護度5の方の場合には毎月1週間~10日間のご利用をされているもいらっしゃいます。

ショートステイ

ショートステイは長期利用できる?

空きベットがある場合などには、1か月と長期のご利用をされる方もいらっしゃいます。

この場合1か月をとおし限度額をオーバーしてしまうと、それ以上は10割負担ですのでしっかりと確認が必要です

1か月の間に介護保険を利用できる限度額が決まっているため、他のサービスも利用すると、合わせての計算となり、超えてしまうと10割負担です。

10割負担の場合には要介護度にもよりますが、6,000円~1万円程度です。

また、要介護5では1か月の30日近くは利用ができますが、介護保険法で1か月通して30日以上を利用することができないため、自宅へ1度は帰宅しなくてはいけません

なかなか自分では計算も大変なので、そこは担当のケアマネージャーさんに確認していく必要があります。

介護サービスのほかにも実費あり

介護保険の介護費用に加えて、食事代や部屋代、日用品費も別途かかります。

介護保険負担段階が3段階、2段階、1段階の方の場合には、食事代と居室代金が少し安く利用できます。

まずはケアマネージャーに相談

ケアマネージャーに相談しよう

どうしても、急に家族をどこかで見てもらわなければならない状況になった場合は、まずはケアマネージャーに相談です。


自費のショートステイがすぐ入れたからと利用すると大変な金額になってしまうかもしれません

1か月以上の利用をお考えの場合には、老人保健施設も検討されるとよいでしょう。

病院から在宅に復帰までのリハビリを目的とした施設ですが、月単位での入所が可能です。

1度でもショートステイを利用されているとご本人の身体の様子が把握できていることから、施設側としても緊急時に受け入れがしやすくなります

融通を利かしてくれることもあるでしょう。

安心材料を増やしておく意味でも、ぜひ1度、ショートステイをご利用してみてください。(執筆者:佐々木 政子)

《佐々木 政子》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集