元銀行員が教える「しつこい銀行窓口セールス」を断る2つ言葉と、窓口で出金したとき「お金の使い道」を聞く2つの理由

銀行が力を入れて売りたい「投資商品」

今や、銀行の定期預金金利は0.01%まで落ち込んでいます。

そんな低金利が続く中、最近銀行では利回りがよいかわりにリスクもある「投資商品」のセールスに力を入れています。

銀行窓口セールス

なかでも筆者が特によくすすめられるのが、投資信託です。

筆者の身近にいる人からも銀行のセールスが変わったという話を聞きます。

やはり「よくわからない投資商品」をすすめられて困っているようで、次のような愚痴を聞かされます。

・金融商品のセールスがしつこい

・定期預金を解約したら、用途について詳しく詮索された

今回は、これらのケースにおいて、どのように対応すればいいかについてお伝えします。

窓口セールス対処法1:「すぐには決められません」

すぐには決められません

銀行窓口でよくわからない金融商品をすすめられた場合は、

「すぐには決められません。」

という言葉で保留の意思を表示しましょう。

銀行の金融商品に詳しくない人は、窓口でセールスされると上手に対応できない場合が多いようです。

筆者が元銀行員であることを知る人などは

「投資信託をしつこくすすめられて不快だった。」

「銀行窓口のセールスを断りたいが、角は立てたくない。どうすればいいのか?」

などの声が多数あり、相談されます。

その場合、筆者は「すぐには決められません」と、保留の態度を示すことをすすめています。

実際、そのように言えば角が立ちませんし、窓口の人もたいていそこであきらめてくれます。

窓口セールス対処法:2「全く興味がありません」

まったく興味がありません。

すすめられた商品にまったく興味ない場合は、

「まったく興味がありません。」

ダイレクトに断ってもいいでしょう。

多くの窓口担当者は、そこで引いてくれます。

しかし、非常に熱心な窓口セールスにあたった場合は少々厄介です。

断っても次々とそれに代わる商品をすすめられる場合があります。

その場合は、窓口の人がセールスをあきらめるまで断り続けるのが一番です。

万が一、断ることに迷いが生じた場合は「すぐには決められません」の連呼で乗り切りましょう。

お金を引き出す際に用途を聞かれる理由は2つある

続いてよく聞くのが、

・定期預金の解約を申し出ると、窓口でしつこく用途を尋ねてくる

・ATMではおろせない金額のお金を窓口で引き出そうとすると詮索される

などがいやだという話です。

中には窓口の対応に怒ってしまい、一家の預貯金をすべて別の銀行に預け替えてしまった人もいます。

しかし、多額のお金を引き出す際に用途を聞かれる理由はセールスだけではありません

理由1:犯罪の予防

銀行窓口でまとまった金額のお金を引き出す際に用途を聞かれる理由のひとつは、特殊詐欺や反社会的勢力による金融犯罪などの防止策です。

銀行窓口で現金を引き出そうとする人にお金を使う用途を尋ねることで、そのような犯罪を防げる場合も多々あります。

そのため、まとまったお金を窓口で引き出そうとする顧客がいる場合、犯罪に巻き込まれている可能性を疑い、用途について詳しく尋ねる場合もあります

理由2:銀行の窓口セールス

もうひとつの理由は、銀行の利益になる金融商品のおすすめや、他行への預け替えの防止を目的とした銀行窓口のセールスです。

お金の使い道から顧客のライフプランを探り、次のセールスにつなげる目的もあります。

しかし、使う用途が決まっている場合、その旨を伝えればそれ以上用途を聞かれることはありません。

もしプライバシーの観点から 使用目的を言いたくない場合は、事前に家のリフォームや大型家電の購入などよくある大きな買い物を想定し、それを伝えればOKです。

いったん解約した定期預金を普通預金口座に移し、あとでATMから引き出すのもおすすめ。

1日あたりの引き出し可能額は50万円というルールはあるものの、その方法なら他行への預け替えもスムーズにできます。

また、多額の現金を持ち歩いて奪われるというリスクも減らすことができて一石二鳥です。

銀行セールスも訪問セールスと同じ対応でよい

銀行の金融商品は、その詳細がわかりづらいものが多いため、窓口でセールスを受けると戸惑うことも多いのでしょう。

しかし、今回ご紹介した方法は、訪問セールスに対して行っている対応とほぼ同じです。

訪問セールスと同じ対応でよい

おそらく多くの人が、訪問セールスには同様の対応をしていると思います。

その応用で、銀行員とも対応すればいいのです。

一方、銀行では金融犯罪の防止のため、顧客が引き出したお金の使い道を聞き出す場合もありますので、その点についてはなにとぞご理解いただきたいと思います。(執筆者:大岩 楓)

この記事を書いた人

大岩 楓 大岩 楓»筆者の記事一覧 (81)

元銀行員にしてベテラン主婦のフリーライターです。クレジットカードや節約記事などの執筆のほか、既成記事の校閲も行っています。50代になった現在、最大の関心事はずばり「老後のお金」今後のマネープランについて真剣に考え始めました。そこで自らの勉強も兼ね、銀行員時代に培った金融知識と25年以上の家計管理経験をベースにお金に関するさまざまな事柄について深堀りしていきます。
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