人生100年時代は「健康余命」と「平均余命」で考える 年金「75歳繰り下げ受給」にもチャレンジ!

余命とは、特定の年齢以降に生き続ける期間の長さです。

ガン患者などに対して、「余命何か月」といった具合に使われる事例が多いです。

もちろん、健康な人にも適用されます。

平均寿命と平均余命

平均寿命と平均余命

特定年齢に平均余命を足し算すると、平均寿命を超えます。

2017年現在の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.26歳です。

一方、65歳からカウントした平均余命は、男性が19.57年、女性は24.43年です。

65歳に加えると、男性84.57歳、女性89.43歳です。

こうなる理由は、平均余命を計算する場合には特定年齢未満で死ぬ人が除外されるからです。

人生100年時代は、平均寿命ではなく平均余命で考えておくほうがより現実的です。

健康寿命と健康余命

健康寿命と健康余命

さらに役立つデータが、健康寿命・健康余命です。

2016年現在の健康寿命は、男性が72.14歳で女性が74.79歳です。

このとき、65歳における健康余命は、男性が14.09年、女性が16.15年です。

それぞれ、65歳に加えると、男性が79.09歳、女性が81.15歳です。

健康寿命とは、「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間のこと(Wikipedia)」です。

普通に考えて「働き続けることが可能な年齢」と見なして問題ありません。

健康余命データの活かし方

65歳まで働き続けることが出来た人は、平均的に男女ともに80歳近くまで延ばすことが可能だということがデータで確認できたわけです。

さて、これをどう活かすか?

まずは、ライフプランの書き換えです。

従来のマネー本では、「65歳くらいまでに残りの人生分の貯蓄をしなさい」という教えがありました。

結果、目標の貯蓄額として現実離れした金額が提示されたものです。

最近では、かなりハイリスクな金融商品を推奨するファイナンシャルプランナーも登場してきました。

「80歳まで現役で働く」のであれば、地に足のついた対応ができそうです。

年金額倍増計画

年金額倍増計画にチャレンジ

今、原則65歳からの公的年金の支給開始年齢を75歳まで繰り下げして、以後の受給額を65歳時点の倍にしようという法整備が2~3年内の施行をメドに進められています。

65歳時点の健康余命が75歳を超えるというのですから、今後、このプランを試してみようという人には大きな後押しとなるハズです。

というのも、年金額倍増計画はちょうど65歳までに参加の決意を固めれば間に合います

このプランを選択した場合、途中でやめても一切ペナルティはありません。(執筆者:金子 幸嗣)

この記事を書いた人

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社会保険労務士、年金マスターです。公的年金を中心に、社会保障や高齢者家計の今後の動向について情報発信しています。マスコミ発のものを含めた世間に広がっている年金情報は、間違っている情報が多いので、ここではホントのことをお話することで差別化していければと思っています。
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