子どもには「ピアノ」を習わせるべきか? 始める時期、かかる費用、脳科学者も勧める理由

ピアノって、子どもの習い事としてとても人気がありますよね。

しかし、電子ピアノにしろ生ピアノにしろ、楽器の購入にはかなりの費用がかかるし、レッスン料だってばかになりません。

将来音楽の道で食べていけるかどうかも分からないのに、そこまでのお金をかけるメリットがあるのでしょうか?

子どもにはピアノを習わせるべき

東大生の半数がピアノ経験者

東大生の半数がピアノ経験者

東大生には「子どもの頃にピアノを習っていた」という人が多いのですが、単に家が裕福でピアノを買うお金やレッスン料の支払いに困らなかったというだけでなく、次のような教育的効果が見込めることが理由として挙げられています。

1. 忍耐力が身に付く

ピアノを習うということは、常に、

練習 →仕上げ →また新しい曲の練習

の繰り返し。

そのため、ピアノを習う人には、じっと我慢して机に向かい、予習・復習をするだけの忍耐力が身に付きます。

2. ピアノを弾くと脳に良い刺激がある

脳科学者の澤口俊之氏によると、楽譜を一時的に記憶しながら左右それぞれ違った手の動きをすることで、HQ(目標に向かって適切な行動を取ったり、人間関係を円滑にしたりするための能力)が飛躍的に向上するそうです。

参考資料:脳科学者・澤口俊之が「ピアノが脳にいい!」と断言する理由

同じように鍵盤を弾く楽器でも、片手だけで演奏するピアニカでは同じような反応が見られないので、両手でそれぞれ複雑な動きをするピアノならではの教育的効果。

さらに、脳梁を刺激して左右の脳のバランスをよくする、小脳を大きくする、海馬を発達させるなどの効果も期待できるので、脳機能をまんべんなく育てるには、最適な習い事であると言えます。

脳に与える影響については、

「ピアノを超える習い事はない!」

と断言する専門家もいるぐらいで、脳を活性化させる効果を狙い、高齢者の認知症予防にもよく勧められています

もちろん学力を伸ばすには勉強そのものも頑張らなければなりませんが、補助的な役割として、お子様にピアノを習わせてみるのも良いのではないでしょうか。

ピアノを始めるのに最適な年齢とは

ピアノを習うためには、最低でも30分間椅子に座り、先生の指導を受けながら練習する必要があります。

そのため、あまり年齢が低いと集中力が持たず、「きちんとしなさい!」と怒られてピアノが嫌になってしまったり、途中で飽きてしまったりする可能性大。

ですから、子どもにピアノを習わせるなら、小学校入学前後がおすすめです。

ただ、もっと小さい頃から音楽に親しんでおくことは、その後の本格的なピアノレッスンに向けての下地作りになるので、遊びの要素を入れながらピアノに触らせてくれる教室に通わせておくのも意味のあることです。

ピアノのレッスンにかかる費用はどれぐらい?

通う教室や用意する楽器のグレードによって費用は変わってくるので、だいたいの相場をご紹介します。

ピアノの値段

ピアノを購入するための費用

アップライトピアノ
・新品/50~120万
・中古/20~100万

グランドピアノ
・新品/110~350万
・中古/50~150万

※アップライト・グランドともに、消音機能を付けるとプラス20万円程度

電子ピアノ

電子ピアノはヘッドホンで演奏できるので、遅い時間帯に使う場合や、住宅事情で生ピアノが置けない場合に便利です。

鍵盤の数やタッチ、スピーカーの数などによって価格が大きく変わりますが、レッスンに使うなら、最低でも20万円ぐらいのモデルがおすすめ。

それ以下になると、鍵盤が軽くて教室の生ピアノを弾くのに苦労したり、音が良くないために良い耳を育てられなくなったりする可能性があるし、ある程度上達すると物足りなくなるので、結局後で買い替えることになるからです。

筆者は結婚を機に実家のアップライトピアノを処分し、5万円ぐらいで買った電子ピアノを使っていましたが、鍵盤がプラスチックで弾きにくいし、音も良くないので、演奏が楽しくありませんでした。

そこで、コツコツお金を貯め、20万円ぐらいのモデルに買い替えたところ、鍵盤が生ピアノに近くて弾きやすいし、音も本物に近付いたため、練習にも俄然気合いが入るようになりました。

レンタル

・アップライトピアノ/月々5,000円~4万円
・グランドピアノ/月々2万~6万円

レッスンにかかる費用

ピアノのレッスンは、週1回30分×月4回が基本です。

レッスン料の相場は、だいたい5,000~8,000円ぐらいですが、コンクールに出場するような生徒を多く育てる教室では、1万円以上の月謝をとることもあります。

また、大手楽器店が運営する教室ではレッスン料の他に設備費も徴収されるので、その分も見積もって計画を立てましょう。

上級者になればなるほど、レッスン料も上がる

上級者になればなるほど、レッスン料も上がる

初級~中級ぐらいまでは基本的なレッスンで大丈夫ですが、上級者になるともっと指導能力の高い先生に師事する必要が出てくるので、毎月のレッスン料が2万円を超えることも珍しくありません。

また、評判の良い先生が近所にいるとは限らないので、教室が遠ければ通うための交通費もかかってきます。

発表会にかかる費用

ピアノの発表会にかかる費用は教室によってそれぞれですが、筆者が調べたところによると、最も安いところで1,000円、最も高いところでは2万円ぐらいでした。

費用の高いところは、会場として借りる施設への支払いが高額だったり、スタッフとして音響や写真撮影のプロが入ったりといった事情があります。

また、使用するグランドピアノもグレードが高くなればなるほどレンタル料が高額になるので、「晴れの舞台だから、最高のピアノで弾かせてあげたい」という教室では参加費用も高くなるでしょう。

コンクール出場にかかる費用

コンクールに出場するには、参加費として5,000~2万円ぐらいの費用が必要です。

また、衣装や靴もそれなりのものを用意しなければなりませんし、会場が遠方なら交通費や宿泊費、練習のためのピアノや場所のレンタル代もかかってきます。

さらに、予選を通過すれば本選でまた参加費が必要となるので、トータルで10万円ぐらいの出費となることも。

また、親がついていくなら交通費や宿泊費は倍だし、先生がわざわざ足を運んでくださる場合、交通費やお礼を親が負担するケースも多いです。

習い事もは本人のやる気が大事

ピアノはとても脳に良い楽器ですが、本格的に習うとなると、このように多額の費用がかかります。

また、親がやらせたくても本人にその気がなければ結局続かず、高いお金を出して買った楽器が宝の持ち腐れになってしまうこともあるので、決断には勇気が必要ですよね。

どんな習い事もまずは本人のやる気が大事なので、親子でよく話し合い、ピアノを習うべきかどうかを考えてみましょう。(執筆者:畠山 まりこ)

この記事を書いた人

畠山 まりこ 畠山 まりこ»筆者の記事一覧 (65)

読書と音楽鑑賞と動物が大好きな主婦です。2013年からライター業を開始し、主に生活に密着したテーマの記事を書いています。「主婦」「女性」という立場を生かし、様々な切り口で読者様の役に立てるような記事を作っていきたいです。
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