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「奨学金」はツーチャンある 利用の可能性があるなら「予約採用」を申し込もう

5月中旬、「高等教育の無償化」の法案が可決し、いよいよ来年度(令和2年4月入学)の日本学生支援機構の奨学金の説明会・申込書の配布が始まります。

奨学金の申し込みは主に、高校3年の時に現在通っている高校を通じて申し込む予約採用と、進学先に入学した後、進学先の学校を通して申し込む在学採用があります。

もし、わずかでも奨学金を利用する可能性があるのなら、予約採用で申し込むことをお勧めします。

わずかでも奨学金を利用する可能性があるのなら

チャンスが増える

ツーチャンあり!

日本学生支援機構の奨学金には、返還の必要がない給付型と、返還しなければならない貸与型があります。

また貸与型には、利息の付かない第一種奨学金と、利息の付く第二種奨学金があります。

給付型奨学金は、家計が低所得世帯(家族構成により世帯収入もしくは所得に制限あり)で、一定の成績を修めているか、進学後の学習意欲が認められる場合、支援対象です。

平均的な世帯収入のあるご家庭では、貸与型の奨学金を申し込むことになります。

利息の付かない第一種奨学金と利息の付く第二種奨学金、どちらか選べと言われたら、利息の付かない第一種を選択するのが人情です。

しかしこの第一種奨学金、予算に限りがあるため、必ずしも希望が叶うとは限りません。

しかし、仮に予約採用で希望が叶わなくとも、在学採用でもう一度申し込めます

つまり

予約採用で申し込んでおけばチャンスが2回訪れる

というわけです。
 
ですが、予約採用を申し込んだほうがいい最大の理由は、他にあります。

人は決断したあとで考える

十分調べたり、考えたりせずに重大な決断を下し、後悔したことはないでしょうか?

人は基準と比較することで、良いか悪いか、好きか嫌いかを判断できます。

未経験の物事を決断する時、比較すべき過去がないため、自分が決断したことが基準となり、決断した後にあれこれと迷います。

また、選択肢が増えると、考えることが面倒になって、適当に決めてしまうことはないでしょうか?

奨学金を申し込む際には、まだ進学してもいない「進学後の生活」を想像し、奨学金の種類・奨学金を借りる金額・保証制度・変換方式を決めなければなりません。

これらを所得証明書などの提出書類の準備をしながら、短期間に決めなければなりません。

そのくせ、人は後悔したくない「後悔回避性」という性質を持っているため、選択肢が多いほど、決断が正しかったか、決断した後であれこれ考えてしまいます

「人は短期的にはしたことを後悔し、長期的にはしなかったことを後悔する。」

奨学金の申し込みから、奨学金の受け取りまでにはおよそ10か月あります。

その間に十分検討しなかったこと、十分考えなかったことを後悔します。
 

進学したあと変更・辞退できる

進学したあと変更・辞退できる

奨学金を受け取るためには、合格して、実際に進学し、翌年4月以降に進学先にて「進学届」を提出しなければなりません。

この進学届を提出する際に、変更が可能な選択肢があります。
 

・奨学金の希望月額
・保証制度
・入学時特別増額貸与奨学金の希望額
(借入自体は申込時のみ。進学届では申し込めません)
・返還方法(第一種奨学金)
・利率算定方式(第二種奨学金・入学時特別増額貸与奨学金)
・奨学金振込口座(学生本人名義に限る)
※申込時に未登録でも可

もしも受験が残念な結果になった場合、進学届を提出できないため、自動的に奨学金を辞退したことになります。

また、自ら辞退することもできます。

借入額はいつでも変更が可能ですが、増額の場合、連帯保証人と保証人の自署捺印が必要になるため、一年目は多目に借りておいて様子を見るのも手です。

このように、申し込みには短期間で選択しなければならないことも、実際は10か月間考えられます

申し込み時に選択したことが基準となり、10か月間十分に調べ・考えられます。
 

受験を変わってあげられないが

受験を変わってあげられないが

とはいっても、受験勉強もしなければならない大事な時期に、受験生である子供が、進学先の学費や、学生生活を送るために必要な生活費を調べる時間はありません。

そこで親御さんの出番です。

受験は変わってあげられませんが、必要なことを調べ、学生生活をイメージできる質問を子供にすることは変わってあげられます。

貸与奨学金は借金です。

借り過ぎるのも困りますが、足りなくて学生生活を維持できないのも困ります。

適切な奨学金の額を割り出すには、学費と学生生活にいくら必要で、その必要額を親の仕送りでいくら、自身のアルバイトでいくら捻出し、足りない分を奨学金で賄うイメージです。

そのためには、進学先のパンフレット・ホームページで学費がどれだけかかるのかを調べるのはもちろん、

・自宅から通うのか
・寮に入るのか
・アパートを借りるのか
・遠距離通学するのか

など、生活にかかる費用の相場を調べることも必要になります。

そんな時、日本学生支援機構や全国大学生活協同組合連合会、文科省などのホームページにある統計資料が役に立ちます。

そして、食事の時などに、「自分はどうしたいのか」子供が学生生活をイメージできるような質問をしてください。

また、その選択をするといくらかかって、親が支援できるのはいくらまでなのか、お金の話もしてください。

高校生ですと、「まだ進路が決まってないから関係ない」など、様々な理由で奨学金の説明会・申し込みがあることを親御さんに伝えない場合があります。

少しでも借りる可能性があるのなら、親御さんからお子さんに学校の連絡事項を確認してみてください。(執筆者:田島 稔之)

この記事を書いた人

田島 稔之 田島 稔之()»筆者の記事一覧 (37) http://tfpo.my.coocan.jp

田島FP事務所(T.F.P.O) 代表
東京情報大学情報学科卒。大学卒業後、小売業に就職。その時にFPと出会い、FPとして独立することを決意。資格取得後、実務経験を得るために転職。不動産業、生命保険セールスを経て2006年田島FP事務所(T,F,P,O)を開業する。「FPにとっての金融商品は、医者にとっての処方箋。診察あっての処方箋」をモットーに、あくまで診察がメインのコンサルティングを行っている。長野県長野市を拠点に、住宅ローン相談や401Kセミナーを中心に活躍している。
<保有資格>:CFP®  1級ファイナンシャル・プランニング技能士  住宅ローンアドバイザー
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