【ミドル世代の事例で算出】 介護保険に収まる「居宅」「通所」の使い方と負担額

私たち30代~50代世代の両親の年齢というと、60代から80代位の方が多いと思います。

介護と無縁の現役バリバリの方も多い中、介護を必要とする方も年々増えています。

私たち自身の子供の年齢も幼児から大学生、既に社会人というご家庭もあり、各家庭によって家族の状況や環境がさまざまです。

共働きでバリバリ働いている世帯、子供が小さく保育園や幼稚園にあずけて働いている世帯など、いずれにしても親の介護などできる時間がとれない環境の方が多数かと思います。

では、介護サービスにはどのようなサービスがあって、誰がどれを受けられるのでしょうか。

負担額とともにみていきます。

介護保険に収まる 「居宅」「通所」の 内容と負担額事例

どのような介護サービスがあるのか

介護サービスといってもさまざまなサービスがあります。

デイサービス、ショートステイ、有料老人ホーム、老人保健施設、特別養護老人ホームなどがあります。

分類としては

・ 居宅サービス
・ 施設サービス
・ 地域密着型サービス

といった種類があります。

親の介護度、同居か別居か

対象者がどれくらいの介護を必要とするのかが重要ですが、介護度が「要支援1、2」と「要介護度1~5」であるかで介護保険サービス内で受けられる範囲が変わってきます

また、家族と同居か別居かによって求めるサービス内容も変わってきます

1つの例で負担額を見てみましょう。

介護度:要介護度1

介護サービス:通所サービスと居宅サービスを利用

負担額:月の限度額16万5,800円、利用者負担額1万6,580円、単位数1,658

要介護1の判定基準として「歩行が不安定で食事や排せつなどの生活する動作に部分的に介助が必要な状態であること」とされています。

通所サービスを利用する

通所サービス

通所サービスであるデイサービスのみを利用する場合の一例は次の通りです。

前提
・ 家族と同居
・ 家族が仕事で不在の平日の日中だけサービスを受ける
・ 通う形のデイサービスのみを介護保険の範囲内で利用する

限度額:16万6,920円/月

デイサービス1回につき656単位=6,560円。

利用者負担は一般的な1割の利用者区分であれば、1回当たり656円。

月に25回まで通うことが可能です。

月の負担額は1万6,692円となり、単純計算で保険範囲内でまかなえます

但し、昼食代は別途必要で、通所するデイサービスにより価格差はありますが、1日当たりおやつも付いて500円~700円程度が一般的です。

居宅サービスを利用する

居宅サービス

居宅サービスという自宅に居ながら受けられる介護サービスがあります。

居宅サービスの中でも、訪問サービスとは自宅にヘルパーや看護師の方が来てくれて

(1) 買い物や掃除などの生活援助

(2) 食事や排せつなどの身体介護

(3) 健康管理や服薬管理などの看護

(4) リハビリや入浴

のサービスを受けられます。

(1) の買い物や掃除などの生活援助を1回に付き20分以上45分以内の場合181単位。

週に2日、月8日利用すると仮定して1,448単位。

(2) と(4) の食事、入浴、排せつ介助の身体介護の20分から30分の場合、248単位。

1日に2回、週に5日利用すると家庭して回数は40回で9,920単位。

1か月の合計が1万1,368単位となり、月の利用額が11万1,368円、利用者負担額は11,368円となり介護保険の範囲内に収まります

通所と居宅の組み合わせ利用も調整可能

家族の環境や本人の状況によって、通所サービスと居宅サービスどちらかにしてもよいのです。

回数を調整すれば、週に2日は通所サービスのデイサービスに通い、週に3日は居宅サービスの訪問サービスを利用するなど、担当の介護支援専門員にサービス調整してもらえます。

要介護1でも施設サービスを利用できます

遠方で別居といった事情などでなかなか行き来できない環境の方は、施設に入ってもらう方が安心かもしれません。(執筆者:田中 あかり)

この記事を書いた人

田中 あかり(たなかあかり)»筆者の記事一覧 (9)

介護施設で5年間、正社員として介護保険請求・医療保険請求に関わる仕事に携わる。会計事務所や税務署にも勤務。夫と子供3人の5人家族のパート主婦。毎日忙しくバタバタ悪戦苦闘しつつ、それが生きがいとなっているのかも。子育てのことや家事のこと等。また節税に関することを含めた家計の節約など、様々なジャンルを執筆中。
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