「海外旅行保険」の節約方法 「ネット型」と「包括契約」がポイントです。

海外へ旅行に行く際や留学に行く際に海外旅行保険に加入していく人も多いかと思います。

自分で計画を立てて航空券なども手配する方はご自身で海外旅行保険にも加入していくと思いますし、比較サイトでネット型の保険に加入していく人も多いかと思います。

まずはオーソドックスな節約方法から見ていきたいと思います。

海外旅行保険の 節約方法

クレジットカードの付帯保険をチェック

クレジットカードには海外旅行保険が付帯されている事も多いです。

保険を意識してカードを選ぶ人もいるくらいです。

自動付帯か利用付帯か

まずは自動付帯か利用付帯かをチェックしてみてください。

ご利用のカード会社のホームページに掲載されているかと思います。

自動付帯とは、特段の手続き無く海外旅行に行くと自動的に保険が使えるカードです。

利用付帯とは、その旅行に関する交通費(ツアー代、航空機、電車等)をカードで支払うと利用可です。

基本的には毎回交通費等の支払を意識しなくてもよい自動付帯カードがお勧めですが、自動付帯と利用付帯の組み合わせ型(利用すると補償額がUP)もあるので自動付帯部分を意識すると良いかと思います。

一番重要な治療費用の額

次に、海外旅行保険で一番重要な治療費用の額をチェックしましょう。

ゴールドカードも100万円~300万円補償などだったりするので要チェックです。

それではどれ位の補償額があれば良いでしょうか?

これは渡航先の医療事情にもよるので一概には言えませんが、医療費は欧米は高め、アジアは低めだったりします。

例えば日本で盲腸の手術をすると50万円ほどかかり、その3割負担の15万円ほどの医療費で済みます。

さらに年収によって高額療養費の還付もあり得ます。

一方アメリカだと150万円~200万円かかりますので、ゴールドカードだけでは不安なのが分かります。

ネット型の海外旅行保険の中にはクレジットカード上乗せプランもあり、不足がちな治療費用を増額していくと、全て最初から保険加入するよりも安くつくのでお勧めです。

ネット型海外旅行保険

損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険 off!

ネット型の海外旅行保険は比較サイトも色々とあり比べるのは簡単になってきました。

ネット型の自動車保険のCMなどを見ていると、完全に通販社の方が安いイメージがありますが、意外な事に大手損保もかなり安い保険を出しています。

三井住友海上の「ネットde保険@とらべる」、損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険 off!が該当します。

三井住友海上のネットde保険@とらべる

≪画像元:三井住友海上

大手損保の場合は代理店も多数抱えており、代理店経由の通常型ではなく、あくまで安い保険はネット経由になります。

大手損保のネット型の場合は代理店扱いにできるので、帰国してから持ち物が壊れた時の請求を手伝ってもらうとか、現地で立替払いした治療費を請求してもらうという事もできます。

通常型は保険料が高いので、ネット型の案内をしてもらいつつ、何かあったらリアルに相談という使い方ができるため、担当者についてもらうという選択ができるのが良い点です。

担当者は渡航前の相談や帰国後の請求窓口になります。

パッケージツアーの場合はコミコミになっているので分かり難いかもしれませんが、保険が分離できるならネット型のほうが安くなる場合があります。

旅行代理店に保険料の確認と、分離(=自分で別途加入)できないか相談してみてください。
 

海外修学旅行や留学にもネット型海外旅行保険

海外旅行保険には企業包括契約という契約方式があります。

海外出張や海外駐在員に会社が手配することを想像すると分かりやすいでしょうか。

1年間の契約となっており、期間中に出張者が出れば申し出(通知)することで保険の手配が可能です。

大手損保中心の話になりますが、最近はシステム化されており、通知もネット経由、加入者証もその場で発行、という具合に急な出張でも人事が直ぐに会社のPCで作成して出張者に渡せるので便利です。

この企業包括契約という方式は実は企業だけではなく、学校(大学、高専、高校、中高一貫校)も利用できるのです。
 
学校法人の利用では

契約者=学校、対象者(被保険者)=学生

というような方式になり、学校が手配するので掛け漏れがないのが良い点です。

また、あまり知られておりませんが、損保ジャパン日本興亜の企業包括契約は2種類(3か月以内用・3か月以上用)存在しており、2種類をパッケージ化した「off! 企業パッケージ」という内容の保険を販売しています。

特筆すべきは保険料そのもので、ネットの活用で特に3か月以内用は個人で加入するネット型のようにリスク細分化されており保険料が割安です。

ケースによっては個人のネット型よりも安い事があります。

さらに、一定の要件はありますが、無事故割引という制度によって一般の契約の1/3の保険料になる事もあります。

大学生の海外留学の場合は各社見積を取って比較したり、団体経由の割安な保険を利用している事もあるのですが、高校や中学の海外修学旅行はメスが入っていない気がします。

旅行会社に全てお任せの学校もあると思いますが、旅行代理店経由の海外旅行保険と是非相見積もりを取るよう父兄の方から学校側に働きかけるのがお勧めです。

旅行代金の積立金精算の時により多く戻る可能性があるためです。

海外旅行保険のベストな節約方法

クレジットカードの保険をチェックして、不足している所を上乗せが一番良い選択だと思います。

上乗せには割安なネット型保険の活用しましょう。

ツアーなどの場合も保険が分離できないか相談して比較検討してください。

留学や海外修学旅行にはネット型企業包括契約という選択肢もあります。(執筆者:原山 栄治)

この記事を書いた人

原山 栄治 原山 栄治(はらやまえいじ)»筆者の記事一覧 (13)

20年以上金融関係に携わってきたFP(ファイナンシャルプランナー)。独自の視点で貯蓄、投資、保険などを分析して内容を語る一方、保険に関しては事故時の対応や保険の使い方まで広く解説できる長年の経験が持ち味。また、法曹ではないものの法律事務所への出向経験から損害賠償の事案も保険と絡めて得意としています。
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