「うちの両親はありがたいことに2人そろって元気なのよね」と安心している方に、将来に備えてぜひ知っておいていただきたいことがあります。

それは、老親を持つ身として「地域包括支援センター」はどんな時に利用できるのかです。

私がお盆休みに帰省した折、現在80歳になる実家の両親のことで地域包括支援センターに相談した話です。

「地域包括支援センター」に相談してみよう

両親の不仲を相談していいのだろうか

我が家の場合、相談のきっかけは80歳になる両親の不仲、夫婦間のストレスでした

年を重ねると行動範囲が自然と狭くなり、2人とも家にいる時間が多くなってきます。

もともと、とても仲が良かった2人だったのですが、ここ2年ほど私が実家に帰る度に2人の言い合いが増えてきて、なんとなく困っていました

父の言い分は、

「母はいつも自分が正しいと思っている・文句ばかり言う・言うことを聞かないと機嫌が悪い。そして母と一緒にいるのが嫌だ。家を出て1人で暮らしたい」

とのこと。

母の言い分は、

「父は言葉がきつくなった・わざと困らせるようなことを言う・渡したお金は全部使って帰ってくるが、肝心のものを買い忘れてくる・家事をしない・運転が危険・約束を破っても平気で謝ろうとしない・貴重品や鍵をなくす」

とのことで、父の行動に振り回されて不眠症にもなっていました

素人判断ですが、父に認知症の疑いも感じました。

その上、父は免許証返納を考える時期でもあります。

免許返納すれば外出の回数も減り、今以上に2人で家にいる時間が増えることは間違いありません。

最も身近にいる人にストレスを感じ、2人とも逃げることも避けることもできないという状態になりますが、具体的にどうしたらいいのかわからないまま1か月が過ぎました。

地域包括支援センターに相談してみた

介護など肉体的な支援はまだ必要がないので躊躇しましたが、何か解決の糸口でもつかめないかと、思い切って上記の内容を実家の居住地の地域包括支援センターに電話でお話ししてみました

2人のスタッフが訪問してくれ、2時間じっくり相談ができました。

その結果、これ以上ストレスがたまらない対策として、来月に2人とも介護認定審査を受けることが決まりました

ストレスの軽減は認知症予防になる

ストレスの軽減につながることもある

介護認定審査とは、介護や日常生活の支援が必要な人(65歳以上の人が受けられる第1号被保険者と、40歳~64歳までで、老化が原因とされる特定疾病で介護や支援が必要になった人が受けられる第2号被保険者があります)がどのような支援や介護を受けられるかを認定してもらうものです。

私には両親が「支援が必要な人」だというイメージが全く浮かびませんでした。

なぜなら夫婦の不仲の原因は2人の間にあるのだから、お互いが歩み寄って解決すべきものと思っていたからです。

しかし、介護認定審査の日取りが決まっただけで、母のストレスが半減しました。

審査を受けたからといって、支援や介護を受けられるとは限りませんが、専門家に診断していただけるということと、予防のためのサービスを総合的に受けられることが母の希望の光になったようです。

介護の情報を集めているうちに、ストレスは認知症の原因の1つにもなっていることを知りました。

介護認定審査の前に必要なこと

要介護認定の申請をする

市区町村の窓口、地域包括支援センター、居宅介護支援事業所などに電話をする。

申請の相談にはできれば家族が立ち会い、相談をし、申請書類に記入。

具体的に困っていること、連絡先などを記入する

主治医の診断書の手配

必要ならば要介護認定調査の日までに診察を受けて、現状を見ていただく

・ 要介護認定調査の日を決める。家族立ち会い

・ 要介護認定調査の日までに、どんな内容を聞かれるのかをあらかじめ両親に伝えておく

・ 要介護認定調査質問表は当日までに家族が記入

・ その他 本人に聞かれたくないことや、プライドを傷つけてしまうような日常の様子について知らせておきたいことがあればまとめておき、当日お渡しできるようにしておく 

年老いたご両親が、夫婦間や人間関係のストレスで悩んでおられるのなら、1度地域包括支援センターに相談してみることをお勧めします。

健康は節約につながります。

大切な老後資金のためにも、早期発見に周りも心掛けるようにしてください。(執筆者:北里 真彩美)

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