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将来の介護で困らないために事前に把握しておきたい「親のお金」 スムーズに話をするコツ

いつか直面する「親の介護」に、早い時期から備えておくことはとても大切です。

とくに、金銭面に関しては、実際に介護がはじまる前にしっかり把握しておくのが望ましいです。

ただ、親がまだ元気なうちは、子どもからお金の話を切り出すのはなかなか難しいかもしれません。

ですが、親の経済状況によって、老後の選択肢の幅は大きく異なってきます

これから先の見通しを立てるにも、親の希望どおりの介護生活を叶えるためにも、子どもが親の資産を把握しておくことは、もはや不可欠といえるでしょう。

この記事では、将来の介護のために前もって確認しておきたい「親のお金」や、その他の重要ポイント、親とスムーズにお金の話をするコツをお伝えしていきます。

いつか直面する「親の介護」に備える

親の資産状況を把握する

介護にはさまざまな手段があり、その選択には「介護にいくらお金を使えるか?」という金銭的な問題が大きく関わってきます

むしろ、介護計画はまず資金状況をベースとして立てられるといっても過言ではありません。

そこでまずは、真っ先に確認しておきたい「親のお金」について、チェックしていきましょう。

預貯金の額

今の親世代は預貯金に熱心な人が多く、あちこちの金融機関で定期預金を作っていたり、積み立てをしていたりします。

本人も総額でいったいいくらの預貯金があるのか把握していない人も多いので、一度それらを調べて「総額でおおよそいくらの預貯金があるのか」を明らかにしておくのがおすすめです。

可能であれば口座の暗証番号も聞いておくと、いざという時に役に立ちます

高齢になると銀行の暗証番号をうっかり忘れてしまうケースも多く、その場合はたとえ本人が銀行へ問い合わせても通常は教えてもらうことができません。

暗証番号の再設定やカードの再発行などの面倒な手続きが必要になるうえ、預金がおろせるまでに時間もかかってしまうため、緊急の場合は困ってしまうことになります。

そのため、子どもは親の預貯金残高だけでなく、それぞれの暗証番号を知っておくのが望ましいです。

年金額

年金は主に親の生活費であり、将来介護施設に入居する際の基準となるお金でもあります。

無理のない介護計画を立てるためには、欠かせない情報といえるでしょう。

毎月の生活費の予算がわからなければ、老後の生活において適切な選択はできません。

親によりよい老後生活を送ってもらうためにも、だいたいの年金額を知っておくことが大切です。

保険の内容

親の加入している保険の種類や内容を、早いうちから知っておく必要があります。

若いころにはあまり縁のなかった保険も、高齢者の暮らしにはとても身近なもの。

また、介護の計画を立てる際にも、保険はいざというときに非常に頼りになる収入源です。

医療保険、終身保険、養老保険など、どのタイミングでいくらのお金が下りてくるのか、保険証書を見ながらひとつひとつ確認しておきましょう

もし過剰に保険をかけていたり、内容が重複していたりする場合は、保険の見直しを検討するのがおすすめです。

親の希望を聞いておく

親の意見を聞いておくこと

もし介護が必要になったらどのように暮らしていきたいか、親の希望を聞いておきましょう。

在宅で過ごしたいのか
施設に入居したいのか
在宅の場合はヘルパーの訪問に抵抗はないか
デイサービスの利用を希望するかなど

できるだけ具体的に聞いておくことが肝心です。

すべてを実現させるのは無理だとしても、親に少しでも快適な生活を送ってもらうにはとても重要な情報なので、一度じっくり話し合う機会を設けましょう。

終末期の過ごし方の希望を知っておく

もうひとつ、終末期の過ごし方についての希望を聞いておくのが望ましいです。

最後はどこで暮らしたいか、延命治療を希望するかなど、親の考えを知っておくことで、将来親が理不尽な思いをすることを避けられます

身内にしか託せない最後の大切な願いですので、何かの折りに親の本音を探ってみましょう。

スムーズに話をするコツは?

子どもが親の資産についてあれこれ聞くのはタブーだと感じ、話を持ち掛けるのを躊躇してしまう人も多いかもしれません。

ですが、老後のことは本人たちも不安に感じているケースが多く、思いきって切り出せば案外スムーズに話し合えることもあります。

もし親が話したがらない場合は、正面から正攻法で聞き出そうとしても相手はますます頑なになって口を閉ざしてしまうかもしれません。

そんなときは、介護をテーマにした番組や雑誌などを話題に出して、そこから自然に自分たちの将来を考えてもらう方向へ働きかけてみましょう

また、「最近、こういうのがはやっているみたいよ」とエンディングノートをプレゼントすると、老後について具体的に考えるきっかけになるかもしれません。

さらに、銀行の暗証番号を忘れて困った人の話や、子どもが親の資産状況を知らなかったばかりに十分な介護を受けさせてもらえなかった人の話などをして、老後に起こり得るトラブルをリアルに想像してもらうのも手です

お互いにとって、腰を据えて将来の話をじっくり確認し合う機会はとても大事です。

できれば、まだ親が元気なうちに話し合いの機会を作るのがおすすめです。

後悔のない決断のためにきちんと把握しておこう

親の介護に直面すると、ことあるごとに選択を迫られるようになります

親が自分で選択できる状況ならいいのですが、そうでない場合、子どもが親の資産状況も本人の希望もまったく知らないと、とても困ったことになってしまいます。

親子ともども、後悔のない決断をしていくためにも、ぜひこの記事でご紹介したポイントをひとつずつ確認してみてください。(執筆者:渡辺 有美)

この記事を書いた人

渡辺 有美 渡辺 有美(わたなべ ゆみ)»筆者の記事一覧 (15)

OL時代は都銀で支店窓口→秘書室に転勤になり役員秘書に従事。その後、結婚と子育てを経て、人様のお世話をする仕事がしたくなり、介護の道を選びました。介護福祉士としてデイサービス・特養・訪問介護の現場で10年以上働いた経験を活かし、介護にかかるお金や、さまざまな生活の知恵をお届けしていきたいと思います。
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