エアコンの買い替え時の判断はどうしていますか?

2009年製の我が家のリビングのエアコンは、昨年買い替えた寝室のエアコンに比べ、音がずいぶん大きいことに気が付いたため買い替えを検討中です。

10年前は省エネが言われだした初期の頃、省エネ技術もそれほど進んでいなかったはずです。

今年2019年の最新のエアコンとの電気代の開きは大きいのではと思い立ち、年間の電気代を比較してみました。

エアコンの電気代の推移 10年前との差額は7,826円

下記の表では、2007年から2019年に発売された、14畳用のエアコンの同じシリーズを調査対象としました。

発売年ごとに期間消費電力を調べ、東京電力の120~300kwh区分の電気代26円/KWをかけて年間の電気代を算出しています。

エアコンについて悩む女性

※2009年、2013年モデルはないため前年と同じ数値を採用しています。

比較のためのモデルの電気代ですので、実際に家で使っている電気代とは異なります。

年間の電気代の差を見てみましょう。

・ 2009年モデルの電気代…3万5,932円

・ 2019年モデルの電気代…2万8,106円

その差は7,826円という、なんとも微妙な数字です。

古くなっているので、新品の時より効率が落ちていても、この差額が倍にはならないだろうと思うと、即購入の決断はできません

エアコンの寿命は10~15年

エアコンの寿命は10~15年と言われています。

メーカー部品を保管してくれるのが10年間なので、それ以降に壊れて部品がない場合は、修理ができない可能性があります。

夏の暑い時期に、壊れてしまって何週間も待たなくてはいけないのはつらいものですが、電気代の比較だけで買い替えの決心をするのは無理だと感じました

進化したエアコンの最新機種は快適

最近のエアコンには、全方向赤外線センサーが付いていて、冷房時、暖房時に温度の偏りが出ないよう自動運転で調節してくれます。

また、優秀な自動掃除機能が付いていて、フィルターの掃除の手間が減り、カビが付かない工夫がされているようです。

温度設定が0.5度単位でできるのは、かゆいところに手が届くような配慮です。

26度では寒い、27度では暑いという場合間の0.5度の存在はとてもありがたいものです。

また、スマートフォンやスマートスピーカーから操作ができる機能も付いています。

エアコンはすでにIT機器なのですね。

結局、お得なのは壊れるまで使うこと

進化したエアコンはとても魅力的ですが、筆者がたどり着いた結論は「壊れるまで使う」ことです。

エアコンを見に行くと、電気屋さんは、

「10年前の機種でしたら電気代が全然違いますよ、買い替えがお得です」

とセールストークをしますが、なぜ具体的な差額を教えてくれないのかがずっと疑問でした。

今回、謎が解けた気がします。

現在の使用機種と各家庭の使い方で電気代の差額は変わってくるので、細かい数字は言えないわけです。

もう1つは、年間7,000円お得になりますとズバリ言われても、新しいエアコンは高額です。

一時の負担を考えると「特に異常がなければ、壊れるまで使う方がお得よね」という結論に達してしまいます。

エアコンのことを悩む女性

ただし、以下の場合は、すぐに修理をお願いするか、買い替えを検討してくださいね。

・動作しない
・冷えない
・温まらない
・異音がする
・異臭がする
・スイッチを入れるとブレーカーが落ちる

音についてメーカーに確認したところ、「室外機と本体をつないでいる部分が振動して響いている可能性がある」とのことでした。

外へ出て配管をちょっと押してみたら振動音はなくなりました。

我が家のエアコンは、節電しながら、まだまだ頑張ってもらうことにします。

計算のもとになっている「期間消費電力」について

大手電機量販店でエアコンの性能や価格を記載してあるプレートに 「期間消費電力」という項目があります。

これは、JIS規格をもとに日本冷凍空調工業会でさだめられた規格で、同一条件下での消費電量を記載してありますので、エアコンを選ぶときの目安の1つになります。

算出基準は以下のとおりです。

外気温度:東京をモデルとしています。
設定温度:冷房時27℃/暖房時20℃
期間:冷房期間(5月23日~10月4日) 暖房期間(11月8日~4月16日)
時間:6:00~24:00の18時間
住宅:JIS C9612による平均的な木造住宅(南向)
部屋の広さ:機種に見合った部屋の広さ

参考:日本冷凍空調工業会

エアコンの買い替えは大きな出費。あせらず検討しましょう

エアコンは年ごとに最新機能が搭載され、進化を続けています。

電気屋さんで店員さんに説明を受けると、つい買い替えたくなってしまうかもしれませんが、はやまらないでください。

その出費はとても大きいので、今あるエアコンの状態を見きわめて、慎重に検討するようにしましょう。(執筆者:佐倉 美弥)