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「1人暮らしの親が心配」 月額0円~6000円まで高齢者向けの「見守りサービス」6つを紹介

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「1人暮らしの親が心配」 月額0円~6000円まで高齢者向けの「見守りサービス」6つを紹介

高齢の親と離れて暮らしていると、日ごろから親の安否が気になる人も多いと思います。

高齢者はほんのちょっとしたきっかけで体調を崩したりケガをしたりするため、すぐに様子を見に行けない状況だとなにかと不安ですよね。

そんなときに役に立つのが、自治体や民間企業で提供している、高齢者向けの「見守りサービス」です。

見守りの方法はそれぞれ異なるものの、親の安否を確認してもらえる点はどこのサービスも共通です。

この記事では、1人暮らしの親の安否確認ができる数々の「見守りサービス」をご紹介します。

見守りサービスの種類

介護職員と車椅子の老人

介護保険を利用している人であれば、訪問介護やデイサービスの利用時に、介護スタッフによって安否確認をしてもらえます。

もし親に異変があれば、事業所やケアマネジャーを通じてすぐに連絡を取り次いでもらえるため、安心です。

ただ、介護保険サービスは利用できる時間や回数が決まっているため、毎日欠かさず見守りをしてもらえるわけではありません

そのため、介護サービスを受ける日以外は、ほかの見守りサービスを利用している人も多いです。

見守りサービスは、

・ 対面して安否を確認するタイプ

・ センサーやカメラなどの機器を利用して安否を確認するタイプ

があります。

それぞれのタイプについて、具体的な内容をご紹介します。

対面式の見守りサービス

食事の宅配サービス

各自治体や地域のボランティアのほか、民間企業でもおこなっている「食事の宅配サービス」は、食事を届けると同時に本人の安否確認をしてくれるのが一般的です。

400円~600円のお弁当代のみで宅配と見守りをかねてくれるため、離れて暮らす家族にとってはありがたいサービスといえるでしょう。

訪問時に応答がない場合は家族に連絡してくれる業者も多いので、十分見守りとして機能を備えているといえます。

郵便局の見守りサービス

郵便局見守りサービス

≪画像元:日本郵便「郵便局のみまもりサービス」

郵便局員が直接自宅を訪問して30分程度話をし、その様子を家族に報告してくれるサービスです。

訪問は月1回で、費用は月々2,500円です

サービスに申し込むと、看護師等の専門スタッフによる「24時間健康相談サービス」を無料で利用でき、いつでも健康、医療、介護に関する相談に乗ってもらうことができます。

月々980円で使える「みまもりでんわサービス」もある

ほかに、月々980円で利用できるみまもりでんわサービス」もあります。

携帯電話の場合は月々1,180円です

こちらは毎日のサービスになり、希望の時間に自動音声で安否確認をおこなって結果を家族に知らせてくれるというものです。

とりあえず安否だけ知りたいという人には、安価なこちらがおすすめです。

警備会社の見守りサービス

セコム見守りプラン

≪画像元:セコム「親の見守りプラン」

民間の警備会社でも高齢者の見守りサービスを扱っています。

たとえば、ホームセキュリティの「セコム」では、月々4,700円からの見守りプランがあります

普段はセンサーでの見守りになりますが、一定時間動きがないと異常信号がセコムへ送信され、状況に応じて警備員が自宅へ駆けつけたり、消防へ通報したりします

また緊急の場合は、ペンダント型の通報センサーにより本人自らセコムへ救急信号を送ることも可能です。

ただし、手厚いサービスの代わりに、工事代として初期費用が4万4,000円かかります。

導入前にデモ機器を試すこともできるので、興味のある人は実際に機器を操作してみてから判断してもよいですね。

自治体の緊急通報システム

上記のセコムのように、自治体の地域支援事業でも「緊急通報システム」を提供しています。

異常があったときや緊急事態のときに、ボタンひとつで駆けつけや通報などの対応をしてくれます

費用は自治体によって、また端末の形状によって多少変わりますが、月々0円~2,000円程度が目安でしょう。

ただ、自治体のサービスは年齢や要介護度などの利用条件が定められていることが多いため、くわしくは各自治体へお問い合わせください。

もし条件に該当すれば、民間のサービスよりも安く利用できるこちらの自治体サービスから検討するのがおすすめです。

機器を使った見守りサービス

機器を利用した見守りサービスは、千差万別です。

センサーやカメラを使った見守り、ガスの使用量や電力使用量による見守り、電気ポットや冷蔵庫といった家電の使用頻度による見守りなど、企業によっていろいろなタイプのサービスがあります。

その中から、とくに注目の見守りサービスをご紹介します。

電気ポットを利用した見守りサービス

みまもりほっとライン

≪画像元:象印「みまもりほっとライン」

象印の「みまもりほっとライン」では、ポットが使われた日時と、電源や給湯などの操作状況が家族にメールで送られ、ポットの利用状況によって親の安全が確認できる仕組みになっています。

このサービスの良いところは、

・ とくに難しい操作がいらない

・ センサーのように設置工事が必要ないので初期費用がかからない

・ 監視されている感覚がほぼない

という点です。

ポット1台につき、契約料が5,000円、サービス利用料が月3,000円で、メールアドレスは最大3件まで登録できます。

なお、1件分は利用料に含まれており、アドレスを1件追加するごとに100円かかるしくみです。

ポットはレンタル(新品)です。

実家から離れた場所に住んでいる人にとっては、片道の交通費だけでもかなりの出費になるので、1日100円で親の安否確認ができると思えば、お得に感じる人も多いのではないでしょうか。

センサーによる見守りサービス

ドシテル

≪画像元:日立「見守りサービスドシテル」

「日立」の見守りサービス「ドシテル」では、活動センサーを取り付けることによって、親が部屋でどのように過ごしているか分かるサービスを提供しています。

親の日々の様子はスマートフォンアプリで確認でき、現在の様子、生活リズム、活動量や睡眠量に加え、異変があったときにもすぐにわかるシステムになっています。

日立「ドシテル」の費用は、

・ センサーを購入した場合: 初期費用4万5,000円 + 月々3,980円

・ センサーを購入しない場合: 初期費用0円 + 月々5,980円(センサーレンタル料含む)

になります。

親の様子がかなり詳細に把握できるため、とくに健康状態が心配な人や認知症の兆候がある人などに向いているでしょう。

高齢者の安全のために見守りサービスを活用しよう

今は遠距離介護を選択する家族も多く、一人暮らしの高齢者の安否は家族のみならず社会全体の課題といえます。

親と遠く離れて暮らす子どもにとって、何よりも不安なのは「いざというときの対応が遅れてしまうこと」ではないでしょうか。

ぜひ自治体や民間企業が提供しているこれらの見守りサービスを積極的に利用し、万が一のときの対策を立てておきましょう。(執筆者:渡辺 有美)

《渡辺 有美》
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渡辺 有美

OL時代は都銀で支店窓口→秘書室に転勤になり役員秘書に従事。その後、結婚と子育てを経て、人様のお世話をする仕事がしたくなり、介護の道を選びました。介護福祉士としてデイサービス・特養・訪問介護の現場で10年以上働いた経験を活かし、介護にかかるお金や、さまざまな生活の知恵をお届けしていきたいと思います。 寄稿者にメッセージを送る

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