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【プリザーブドフラワー】仏壇にお供えできる「枯れない花」 特徴・注意点・費用を解説

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【プリザーブドフラワー】仏壇にお供えできる「枯れない花」 特徴・注意点・費用を解説

家族の人が仏壇に向かって毎日することといえば、手を合わすだけではありません。

ごはんや水のお供えと合わせて、花の水の交換も大切なお給仕です

きれいな花は仏壇を華やかに彩ってくれて手を合わせるこちらの気持ちを満たしてくれますが、時間が経つことでどうしても枯れてしまうのがお花というものです

特に夏場は花の痛みが早く、また花立の中の水もすぐに臭くなってしまいます

そんな悩みを解消してくれるのがプリザーブドフラワーです

この記事では仏壇にお供えするプリザーブドフラワーについて解説いたします。

プリザーブドフラワーとは

箱に入ったプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーを、ドライフラワーや造花の一種だと思ってはいないでしょうか。

実はこれらとはまったく異なる加工花なのです。

プリザーブドフラワーは生花を用いて作られます

特殊液を用いて脱色加工を行い、長時間にわたって生のお花と比べても遜色のない質感が維持できます

水分を抜いているために水やりが不要ですし、さまざまな着色ができるためにカラーバリエーションも豊富です。

造花やドライフラワーにありがちな人工的なわざとらしさがなく、自然な風合いでお仏壇を彩ってくれます。

特徴

プリザーブドフラワーの特徴には、

・ 水やりが不要

・ 自然な風合い

・ 長時間の維持

などがあげられます。

注意点

塩ビやポリエステルで作られた造花と異なり、専門的な加工がともなうために、販売価格は高額です

また、高湿気や紫外線に弱いので注意が必要です。

ありがちな失敗が、お寺様がお参りに来る時は、生のお花を活け、その後はプリザーブドフラワーを飾っておくというもの。

花立の中の水分や湿気をプリザーブドフラワーが吸ってしまうことで、劣化が急速に進むので気をつけましょう。

なお、長持ちするとはいえ3~4年が目安だと言われています。

プリザーブドフラワーの費用

お供え用プリザーブドフラワー

それでは、 プリザーブドフラワーはどれくらいの金額で販売されているのでしょうか。

大きさや花の種類などによっても異なりますが通常1万円前後です

仏壇の花立に入れて、ちょうどよく納まる具合にお花が組んであります。

塩ビやポリエステルでできた造花が数百円から販売されていることを考えると、いかにプリザーブドフラワーが高いかわかると思います。

とはいえ、生のお花を買ってお供えしようとすると、仏花1組で300円から500円程度します

1週間に1度くらいの頻度でこれらのお花を買い替えないといけないのであれば、美しさを維持して水やりも不要のプリザーブドフラワーは、販売価格こそ高く感じられますが、コストパフォーマンスは大変優れているのです。(執筆者:五十嵐 信博)

《五十嵐 信博》
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五十嵐 信博

五十嵐 信博

葬儀社、仏壇店、墓石店と、供養関連の会社に勤務するライターです。業界歴は15年。1級葬祭ディレクター、2級お墓ディレクターを取得しています。亡くなった人を手厚く弔うことや、目に見えないものを大切にお祀りすることは私たちの幸せにつながります。葬儀やお墓などの記事を通じて、みなさまの仏事でのお困りごとを解消できればと、祈りを込めて綴ります。 寄稿者にメッセージを送る

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