オムツ代を減らす3つの方法

在宅介護で意外とかかる「オムツ代」

在宅介護で意外と掛かる費用がオムツ代です。

介護度が重くなると、オムツ以外にも使い捨て手袋やお尻拭きといった備品も必要になります。

そのため要介護4、5の介護となると、排泄用品で月1万円を超えることも珍しくありません

オムツ代を節約するには、大きく3つの方法があります。

(1) オムツの購入単価を下げる。(2) 尿取りパットを中心に使う。

(3) 市町村のオムツ補助を利用する。

(1) オムツの購入単価を下げる

まず手を付けるべきは、購入先の見直しです。

今の時代、店舗よりも通販の方が安いという場面がよくあります。

近所の薬局で購入している方は、通販での購入も検討してみてください

通販を利用するデメリットとして、登録の手間、送料の発生、在庫が増えるといった点があるでしょう。

しかしオムツは毎日使用するものです。

ひと月1,000円でも軽減できれば年間で1万2,000円

です。

おむつ金額比較
≪大手の通販サイト L~LL40枚「まるで下着」で比較(左からAmazonRakuten、オムニ7)≫

大手の通販サイト以外に、個人向けに販売している激安通販ショップもあります。

料金を比較して選べば賢く節約ができます。(上記比較は2/7現在の価格です)

尿取りパットを中心に使う

次に、使っているオムツの種類を見直すことをお勧めします。

参考までに、ネットの通販サイトから1枚単価の比較をしました

パット 1枚約15円~50円程度

女性の生理用ナプキンのようなもので、オムツや紙パンツの中に入れて使用します。

吸収量や大きさによりますが、単価は一番下がります

紙パンツ 1枚80円~

履くタイプの紙パンツです。

便利で使い勝手が良いのですが、1枚当たりの単価は当然上がります

テープ止め紙オムツ 1枚90円~

アスクル横モレ安心テープ止め
≪画像元:アスクル

トイレを使わない人に向けた、腰全体をカバーする大きなオムツです。

ズレにくいため、寝返りが多くても漏れにくいのが特色です。

寝たきりの人や、夜はトイレに行かない人が使っています。

以上の3種類を比較しても分かりますが、パット中心に使用する方がコストは断然下げられます

尿はパットで吸収し、パットがズレないようにテープ止め紙オムツや紙パンツでカバーするという方法をとります。

介護施設では一般的にこの方法です

市町村のオムツ補助を利用する

最後に、オムツ補助の制度を利用する方法です。

市町村によっては、在宅介護者向けにオムツの費用を補助する制度があります

地域によって制度の違いはありますが、次のような基準が多いです。

・ 在宅介護を受けている要介護3~5以上の高齢者。
・ 1か月あたり5,000円程度。

筆者の自治体では、カタログから欲しいオムツを選び、役所に申し込むことで業者から直接オムツを送ってもらえました

詳しく知りたい場合、市町村の窓口・担当ケアマネージャー・地域包括支援センターに行けば、より詳しい情報を教えてくれます

それ以外に工夫できること

上記の3つ以外に、オムツ代を減らせる工夫を考えてみました。

工夫1:介護用ベッドやポータブルトイレの使用

介護用ベッドやポータブルトイレの使用

介護用ベッドとポータブルトイレを使用することで、歩けない人でもトイレを使えるようになります

匂いは気になりますが、オムツのランニングコストは断然下がります。

工夫2:布おむつカバーを使う

パットを固定するための紙パンツやテープ止め紙オムツを、布おむつカバーに交換するという方法です。

費用は一枚辺り4,000円~5,000円です。

長期的に使うならテープ止め紙オムツよりもコストが下がります

また通気性も良くなるので陰部のムレも軽減されます。

工夫3:医師に相談する

「年齢だから失敗は仕方ない」と考える人も多いのですが、トイレの失敗も治療対象かもしれません。

泌尿器科へ受診した結果、頻尿や失敗を改善できた事例はたくさんあります

工夫4:交換頻度を減らす

さらさらで吸収量が多いパットも数多くあります。

オムツかぶれには注意ですが、交換頻度の見直しもコスト軽減には有効です。

費用軽減できる方法を確認してください

介護は工夫次第で手間と費用の削減ができます

今の排泄ケアをあらためて見直すと、より費用軽減できる方法が見つかるかもしれません。

うまく介護を続けるためにも、上手に費用を削減してください。(執筆者:小原 しろう)