※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

短期間だが1.5%超の優遇金利も 元本割れさせずに退職金を増やせる「退職金専用定期預金」の注意点と裏ワザ

シニア 退職金
短期間だが1.5%超の優遇金利も 元本割れさせずに退職金を増やせる「退職金専用定期預金」の注意点と裏ワザ
「退職金を元本割れさせずに増やしたい!」

そのような方におすすめなのが「退職金専用定期預金」を利用する方法です。

投資信託の積立の場合には、優れたインデックスファンドであっても元本割れのリスクは必ずあります

カンボジアの銀行の米ドルで金利5%の定期預金という裏技もありますが、コロナウイルス感染拡大の影響で気軽に国境を越えるのが難しい現在においてはハードルが高すぎます。

そこで、日本在住者におすすめなのが「退職金専用定期預金」です。

低金利下の日本でも金融機関によっては、1.5%を超える優遇金利です。

「退職金専用定期預金」を利用するにはさまざまな制約がありますが、うまく条件が合えば検討してみる価値があります。

元本割れさせずに退職金を増やせる「退職金専用定期預金」

「退職金専用定期預金」とは

退職金専用定期預金」とは、その名の通り退職金限定で預けられる定期預金のことです。

一般的には金利が優遇されているのですが、金融機関によってさまざまな条件を課されているので個別に条件を確認する必要があります。

主に気をつけるべき内容は以下の4つです。

1. 最低預入金額が決まっている

金融機関によっては、最低でも100万円は預けないと利用できないといった最低預入金額が設定されています。

最低預入金が100万円以上に設定しているところもあれば、300万円以上のところもあります

利用を検討する場合には、最低預入金が足りているかどうかを確認する必要があります。

2. 退職金をもらったらすぐに預けないとだめ

退職後から7か月以内、1年以内など預入可能な期間が決まっています

そのため、「退職金専用定期預金」を利用できる期間は限られています。

例えば、3年前にもらった退職金を預けるといったことができない金融機関が多いため、預入可能な期間を確認しなければいけません

3. 預金可能な期間が決まっている

「退職金専用定期預金」は3か月しか預けられないというケースが珍しくありません。

高金利でも1年まるまる預けられる金融機関は多くはないのです。

つまり、長期運用向きではありません。

4. 金融機関によっては投資信託も買わされる

気をつけなければならないのが、金利を優遇する条件に「投資信託を購入すること」と定めているケースです。

ノーリスク・元本割れなしで「退職金専用定期預金」を利用するはずが、手数料の高い投資信託を買わされてしまうことがあるのです。

結果的には元本割れしたり、投資信託の手数料で損をする可能性があります。

居住地エリアで制限される退職金専用口座

さて、

「退職金専用口座の中でも日本で1番金利の高い金融機関に預けよう!」

と考えてネット検索してもうまくいかないのが退職金専用口座の難しいところです。

退職金専用口座は、居住地によって預け入れできるかどうかが決まるケースがほとんどだからです。

全国レベルで金利の高い金融機関は見つけたものの預け入れができないということが多々あるのです。

そのため、

自分の住んでいるエリアの金融機関の金利を確認するのがよい条件の退職金専用口座を見つけるコツ

です。

退職金専用口座の金利は1%あれば高いほう

三重銀行退職金運用プラン

≪画像元:三重銀行≫

投資信託と抱き合わせ販売ではない場合で、目安として1%あれば悪くない金利です(2020年現在)。

現在、日銀が政策金利を引き下げていることから多くの銀行が高金利を維持できません。

そのために数年前は1%以上だった退職金専用講座の金利が軒並み下がっているのです。

地銀によっては1%あった金利が今年から半分以下になった事例もあります。

ちなみに、投資信託の販売をセットにしない定期預金の場合、東京を中心とした関東エリアでは1%を切る金融機関が多数派です。

東京方面で0.7~0.8%前後であれば悪くない水準と言えます。

一方で、西日本エリアには1%を超える金融機関もあります

金融機関によっては「店頭金利に0.2%上乗せします!」など、実際の金利が分かりづらい表現もあります。

大まかな目安として

1%あれば、全国的に見て悪くない金利だと判断してよい

と言えます。

「退職金専用定期預金」の裏ワザ

退職金専用口座は約3か月しか預けられないところがほとんどです。

しかし、複数の退職金専用口座に順番に預けていくという裏技があります。

A銀行に3か月預けた後にB銀行に3か月預けるという具合に乗り換えていく

方法です。

少々面倒ですが、退職金の額が大きい場合には検討してみる価値があるのではないでしょうか。(執筆者:田守 正彦)

《田守 正彦》
この記事は役に立ちましたか?
+1

関連タグ

田守 正彦

田守 正彦

フリーランスのWEBライター。教育機関やバンコクの大学で働く傍、海外投資に興味をもち20代の頃から香港やアメリカの証券口座に直接行き、口座を開いて実際に取引をしていました。得意分野は投資・教育・旅行・新しい働き方です。新しい分野にも積極的に挑戦しています。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集