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インターネット葬儀社の「落とし穴」 安くていい葬儀を行うためのコツ

シニア 葬儀
インターネット葬儀社の「落とし穴」 安くていい葬儀を行うためのコツ

「大切な家族の葬儀」誰もが納得いく形で送り出したいと思いますが、葬儀は多額な出費を伴います。

日本消費者協会が行ったアンケート調査では葬儀にかかる平均相場は195万円です。

もちろんどのような葬儀スタイルを選ぶかによってかかる費用はある程度コントロールできます。

しかし死別を受けとめ、故人の安寧を祈るいわば「心」に触れる儀式であるため、ただ安ければいいわけでもありません

「とにかく安く」ということであれば、遺体を火葬するだけの直葬を選ぶことで20万円前後で済ますことができますが、すべての人がそれで納得するわけではありません。

他の買い物以上に、納得や満足が求められるからこそ「安くて」、「いい」このふたつを両立させるためのコツを考えてみましょう。

「安くて」「いい」葬儀を

時間の余裕があるなら、事前相談は必須

もしも時間に余裕があるのなら、葬儀社の事前相談を受けておくことをおすすめします

多くの葬儀は故人が亡くなって2~3日後に終わってしまいます。

そのわずかな期間のために、わたしたちは100万円前後の出費をしなければなりません。

また、打ち合わせの際には短時間でさまざまなことを決めなければならず、十分な時間をとって故人に向き合う余裕がありません。

経済的にも心理的にも、事前相談をしないメリットはないでしょう。

葬儀社と事前相談をしておくことで、

(1) 葬儀プランをじっくりと検討し予算計画が立てられる

(2) 葬儀について事前に知っておくことで、いざという時の心理的負担が大きく軽減できる

(3) 複数の葬儀社に事前相談することで比較検討ができる

などのメリットを得られます。

自分の目と足で葬儀社を探す

最近ではさまざまな葬儀社の紹介サイトや仲介サイトがありますが、これらだけで判断するのはやめましょう

もちろん、葬儀はいつどんな風に起きるかわかりません。

急に警察署や病院に呼ばれて、すぐに葬儀しなければならないというときに、葬儀社をじっくりと検討することなどできないでしょう。

そんな時には、こうしたサイトの力を借りても良いと思われます。

しかし、もしもわずかでも時間の余裕があるのなら、実際に葬儀を行おうと考えている葬儀社や会館に足を運んでみることをおすすめします

どんな場所でどんな葬儀を行えるかがわかりますし、葬儀社のスタッフとじかに話すことで、その会社を見極めることもできます。

インターネット葬儀社の落とし穴

結局は 住んでいる地域の どこかの葬儀社が やってくる

最近では、「小さなお葬式」や「イオンのお葬式」などのインターネット上で葬儀を受注する業者が増えてきました

こうした業者はコールセンターで葬儀を請け負いますが、施行は日本全国の提携葬儀社が行います

つまり、あなたのお住いの地域のどこかの葬儀社がやってくるのです。

であるならば、地域の評判を自分なりに調べてみて直接依頼する方が間違いない葬儀社選びができるでしょう。

たとえば、「小さなお葬式」の家族葬プランは基本料金が44万9,000円です。

「イオンのお葬式」の家族葬プランは46万円です。

これらに式場利用料や火葬料金、寺院の費用などが加算されます。

では、地域の葬儀社の方が高額かというと、決してそんなことはありません

まずはお住まいのエリアの葬儀社数社をインターネット検索してみてください

必ず同程度の価格帯の葬儀社があるはずです。

まずはお住いのエリアで確認しましょう

余談ですが、インターネット葬儀社を利用した場合、売上金はインターネット葬儀社と、提携の施行葬儀社とで分配します。

施行業者からすると、たとえ葬儀費用を多少安く設定したとしても、直接受注した方が利益になります

こうした事情を踏まえた上で、価格交渉に応じてくれるかもしれません。

どこの葬儀社がやってくるかわからない。

価格が極端に安いわけではない。

以上の2点を鑑みても、もしも時間に余裕があれば、自分の目と足で葬儀社を探してみることをお勧めします。(執筆者:葬儀業界12年、1級葬祭ディレクター 五十嵐 信博)

《五十嵐 信博》
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五十嵐 信博

五十嵐 信博

葬儀社、仏壇店、墓石店と、供養関連の会社に勤務するライターです。業界歴は15年。1級葬祭ディレクター、2級お墓ディレクターを取得しています。亡くなった人を手厚く弔うことや、目に見えないものを大切にお祀りすることは私たちの幸せにつながります。葬儀やお墓などの記事を通じて、みなさまの仏事でのお困りごとを解消できればと、祈りを込めて綴ります。 寄稿者にメッセージを送る

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