※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【訪問介護サービス】最短20分以下、低料金で利用可能。在宅介護疲れのリフレッシュに活用

シニア 介護
【訪問介護サービス】最短20分以下、低料金で利用可能。在宅介護疲れのリフレッシュに活用

日本では核家族化が進んでいます。

2019年度国民生活基礎調査によれば、65歳以上の方がいる世帯の60%以上が単独または夫婦のみの世帯であり、子どもとの同居率は徐々に低下してきている事が分かります。

離れて生活している両親が、加齢や疾病に伴い少しずつ身の回りの事が出来なくなってきた時に、介護保険を活用したサービスを導入しようと考える人は少なくありません。

しかし、介護サービスを実際に利用する方の中には、自宅から離れてサービスを受ける事に不安や抵抗を感じる人は多くいます。

そこで利用したいのが、自宅に介護の専門家が訪問し、身の回りの支援をしてくれる「訪問介護」です。

今回は、訪問介護サービスが利用しやすい理由について紹介します。

訪問介護サービスは利用しやすい

訪問介護はどんなサービスか

訪問介護サービスは、介護の専門家が自宅に訪問し、介護が必要な方に対して身の回りの支援を行う介護サービスです。

訪問介護サービスは業務の内容によって大きく2種類に分けられます。

1. 生活援助

調理や掃除など、家事等の実施が自力では困難な方に対して支援を行います。

訪問介護サービスの調理サービス

2. 身体介護

排泄や入浴など、介護が必要な方に対して直接身体支援を行います。

訪問介護サービスの身体介護

注意点

また訪問介護サービスは、あくまでも介護が必要で、他の方からの支援が困難である方のために提供されるサービスです。

その他の家族の方の用事を頼まれても応じられないので、その点は注意しておきましょう。

訪問介護は利用しやすいように設定されている

では、訪問介護サービスが利用しやすい理由をみていきましょう。

サービス提供の時間設定が細かい

まずは、サービス提供の時間設定が細かい事です。

介護を必要とする方は「他人の世話になりたくない」と考え、ご自身で身の回りの事を行いたいと考えている方も多くいます。

そのため、必要最低限の事のみの支援を希望される方は少なくありません。

訪問介護のサービス提供時間の設定は、他の介護保険サービスと比較して細かく設定されていて、最短のサービス提供時間は20分以下です。

20分以上の時間を利用する場合は、その内容と利用時間の長さによって時間の幅は10~30分間隔で変わってきます。

他の介護サービスである通所介護や短期入所生活介護などと比較すると、短い時間のサービス提供となるため、利用する方にとっても精神的な負担感が少なく利用ができるサービスと言えます。

サービス提供の時間設定が細かい訪問介護サービスの利用は、自宅で生活を続けたいと考えている方にとって、メリットがあると言えるでしょう。

訪問介護サービスのホームヘルパー

比較的低料金で利用ができる

次に、比較的低料金で利用が可能という事です。

訪問介護サービスの利用料金は、利用時間や支援内容によって異なります。

生活援助の場合

生活援助を利用した場合は、以下の費用で利用が可能です。

・ 20分以上~45分以内:1回200円程度(1割負担の場合)

・ 45分以上:1回250円程度

身体支援の場合

身体支援は生活援助よりも単価が上がり、以下の費用で利用ができます。

・ 20分以下:1回180円程度

・ 20分以上30分以内:1回250円程度

30分以上利用する場合、30分ごとに設定料金が異なります。

また、通所介護や短期入所生活介護など施設に通って利用するサービスは、要介護度が変化すると利用単価も高くなりますが、

訪問介護の利用料金は要介護と認定されている方であれば、設定されている時間単価は変わる事がありません。

要介護度が重度になっても、1回当たりの時間単価が変わる事がない事も、訪問介護サービスを利用しやすい理由と言えるでしょう。

訪問介護サービスの利用者負担
≪画像元:厚生労働省

訪問介護サービスを利用して介護疲れをリフレッシュ

訪問介護サービスは自宅で生活を続けたいと考えている方にとって、非常に心強いサービスです。

毎日繰り返し行っている家事、介護、あなたにしかできないこと、訪問介護サービスに頼めること、いろいろ抱え込みすぎていませんか。

「ちょっと介護疲れがたまってきたな」

と思ったら担当のケアマネージャーに相談してみてください。

週に1回、短時間の訪問介護サービスを利用してみることで、思い悩んで行き詰っていた在宅介護の風通しが良くなることもあります。

利用時間によって利用料金が大きく異なるため、担当のケアマネジャーに料金について事前に確認をしておくと安心です。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)

《佐々木 政子》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集