自宅に飾られるお盆提灯はまさに夏の風物詩です。

ご先祖様はお盆提灯の灯りを頼りにわが家に帰ってくると言われています。

初盆を迎える家に、親戚が贈るのが一般的ですが、家族葬が多い昨今では自分自身で提灯を買うケースが増えているようです。

この記事では、お盆提灯の基礎知識をお伝えしながら、良質なものを少しでも安く購入する方法をご紹介いたします。

お盆に先祖を迎えよう

お盆提灯の基礎知識

お盆提灯には天井から吊るす「吊り提灯」と、畳や床に置く「置き行燈」があります。

提灯の数が多いほど供養につながると考えていた時代では、仏間にずらっと提灯を吊るし、行燈を並べました。

数に決まりはありませんので、住環境にあった形で飾りましょう。

初盆を迎える家では白無地の提灯を吊るします。

安く買うならインターネット

お盆提灯の相場はひとつが5,000円から2万円でしょう。

素材や仕様によって値段に幅があり、紫檀や黒檀などの銘木を用いたもの、輪島塗などの高級提灯だと10万円を超えるものもあります。

お盆提灯を安く買うならインターネットでの購入がおすすめです。

ECサイトにもよりますが、仏壇店などの店頭販売よりも2割近く安く買えます。

購入する時のポイントは「素材」

インターネットでは実物を見ることができません

どのような素材でできているのか、わが家の仏壇にはどれくらいの大きさが適正なのかなど、専門家のアドバイスがほしいと思う人もいることでしょう。

そこで、盆提灯の見極め方についてポイントをお伝えします。

1. プラスティック製か木製

提灯は主に、プラスティック製か木製に分かれます。

プラスティック製品の方が安価でが見劣りする印象は否めないでしょう。

また、木製とひとことで言っても、桜や欅、紫檀や黒檀などによっても費用が異なります。

その他、木目のプリント材を貼ったものも販売されています。

2. 絹張りかビニロン和紙か

和紙のほうが明るく灯る

火袋に使われる素材は、絹か和紙です。

絹の方が灯りを通しやすいために部屋の中を明るく照らしてくれます。

一方、和紙の方が有限な雰囲気を出してくれます。

和紙の中には化学繊維で作られたビニロン和紙などもあり、安価に抑えたい場合はこちらを選んでもよいでしょう。

3. 二重張りか一重張りか

絹張りの提灯の場合は、外張りと内張りと、火袋を二重に重ねた「二重張り」が人気です。

灯りがおぼろに浮かび上がり、中と外の蒔絵が交互に重なり合うよう絶妙に描かるため、風情豊かな提灯です。

以上のような素材の違いにも気を付けながら、インターネットでいろいろと検索してみましょう。

最近ではマンションや洋間にも合うモダンでコンパクトな提灯も人気です。

価格を抑えながらも、きれいなお盆提灯を飾って、ご先祖様をお迎えしたいものです。(執筆者:葬儀業界15年、1級葬祭ディレクター 五十嵐 信博)