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【老後資金】「現役で働く」より「資産寿命」を延ばすことが大切 資産運用のススメ

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【老後資金】「現役で働く」より「資産寿命」を延ばすことが大切 資産運用のススメ
「食欲の秋だからって食べ過ぎると、健康によくないな…。この前の健康診断でも、お医者さんからいろいろと言われたところだし。」

と健康寿命については思いを巡らせる機会が多いです。

しかし、資産寿命について考える機会はそれほど多くないのではないでしょうか。

資産寿命とは、自分の資産が尽きるまでの期間のことです。

人生100年時代と言われる昨今、元気で活気にあふれる老後を過ごすためには、健康寿命のみでなく、資産寿命を延ばすことも大切です。

今回の記事では、健康で、充実した豊かな老後を送れるよう、資産寿命についてお話しします。

「資産寿命」を延ばすには

資産寿命を延ばす方法=現役で働く期間を延ばす?

日本FP協会が2018年に行った「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」をご紹介します。

2018年10月19日~10月22日の4日間、全国の20~70代の男女1,200名を対象に調査を行いました。

調査の中で、「資産寿命を延ばすために必要だと思うこと」を尋ねる項目があります。

結果は、「現役で働く期間を延ばす」という回答が最も多く、全体の約4割でした。

また、20~50代の回答者のうち半分近くの回答者が、「現役で働く期間を延ばすことが資産寿命を延ばすには必要」と考えていることが調査結果よりわかりました。

働いて収入を得ることは基本であり、大切なことです。

しかし、働き方の変化や自分の体力などを考慮すると、「現役で働く期間を延ばす」ことばかりが資産寿命を延ばす手立てとして有効とは言い切れないのではないでしょうか。

自分の労働力に加え、資産運用も重要になってくると思われます。

参照:日本FP協会(pdf)

老後を見据えて資産運用

自分の老後資金のために、資産運用を始めた友人がいます。

2018年より投資を始めた友人は、以前から投資に興味があったものの最初の一歩を踏み出せずにいました。

本を読んだり、セミナー通いをしたり、準備万端でしたが、

「損するのが怖いな」

「全財産が吹き飛んだらどうしよう」

と投資を躊躇していました。

そんな中、つみたてNISAが誕生しました。

友人は、つみたてNISAの仕組みを理解し、少額から投資が可能なこと、比較的リスクを抑えた商品がラインアップされていることに安心し、長い準備期間をへて、投資デビューするに至りました。

つみたてNISAの運用期間20年を最大限に利用し、インデックスファンドを運用して、老後に備えるそうです。

最初はつみたてNISAで毎月3万円ずつ全世界型のインデックスファンドを購入していただけでした。

次第に興味・関心が広がり、株式投資を始め、個別銘柄へも投資するようになりました

資産寿命に影響するのは日々の小さな積み重ね

投資を始めて数年のうちは資産が増えず、じれったく感じることもありますが、長い目で見ると短期的な変動は打ち消されることがほとんどです。

以下の図をご覧ください。

S&P500の年間リターン
≪画像元:macrotrends

1927年から現在までのS&P500の年間リターンを示しています。

「S&P500に投資すれば年率6~7%で成長する」と言われている米国のS&P500でも、プラスの年、マイナスの年があります。

S&P500といえど、毎年、コンスタントに6~7%で伸びているわけではなく、大きなリターン~大きなマイナスを繰り返し、平均して6~7%で成長しています

現役世代のうちから始めましょう

資産運用中はずっとプラスである方がうれしいですが、常にプラスである資産はなかなかお目にかかれません

じっくりと時間をかけて資産を育てるよう心がけましょう。

将来、健やかに過ごすためには、日々の食生活や運動など、毎日の生活習慣の積み重ねがポイントとなります。

資産についても同様です。

現役世代のうちから、スキルアップや自己研鑽(けんさん)に励み健康で長く働けるように努めることはもちろん、つみたてNISAやiDeCoでコツコツと老後資金を準備しませんか。(執筆者:元証券ウーマン 安田 小夏)

《安田 小夏》
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安田 小夏

安田 小夏

現在、経理職。四年制大学卒業後、証券会社へ就職。在職中にファイナンシャルプランナーの資格を取得しました。証券会社を退職した後、自分自身も株式投資を始めました。「お金持ちだけではなく、すべての人がお金について学ぶべき」の考えのもと、やさしく丁寧に解説します。 <保有資格>証券外務員、2級FP技能士、2級DCプランナー合格、日商簿記2級 寄稿者にメッセージを送る

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