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健康保険で訪問マッサージは利用できる? 料金やメリットデメリット 老々介護の「介護する側」にもおすすめ

シニア 介護
健康保険で訪問マッサージは利用できる? 料金やメリットデメリット 老々介護の「介護する側」にもおすすめ

寒い時期になってくると、いつも以上に

  • 肩こりがひどい
  • 腰が痛い

などの不調を感じられる方も多いのではないでしょうか。

高齢になると、介護する側・介護される側のどちらも痛みや動きづらさを抱えてることも多く、介護方法に工夫やサポートが必要になることもあります。

また、痛みや動きづらさをどうにかしたくてリハビリに行きたくても、外出が困難な方もいます。

今回は、健康保険の利用ができて、家でマッサージや機能訓練等を受けられる「訪問マッサージ」の利用についてご紹介していきます。

健康保険で訪問マッサージを利用する

「訪問マッサージ」って何?

訪問マッサージ」は、マッサージ師や鍼灸マッサージ師の方が、自宅でマッサージや機能訓練等を行うサービスです。

訪問マッサージを健康保険で受けられる対象は、

  • 何らかの傷病で通院している
  • 公共交通機関を使って自力での通院が困難な方
  • 関節の可動域制限がある
  • 筋肉の麻痺や筋力低下がある

などです。

また、受けられる内容としては、

  • 痛みや痺れを緩和するマッサージ
  • ストレッチ
  • 機能訓練
  • 関節運動

などがあります。

1回の施術時間は、20から30分です。

外出が難しい方がマッサージや機能訓練を受ける機会を得ることは、積極的な身体機能の維持や回復につながります。

また、1人暮らしの方などの場合には、人とのかかわりを持つことでストレスの解消にもなります。

訪問マッサージ

「訪問マッサージ」の料金は?

利用料金の内訳は、

  • 施術費
  • 往寮費(交通費)
  • 健康保険負担割合(1割~3割)

となります。

例えば、1割負担の方の場合、1回あたり、300円から600円台で利用できます。

1回あたり、20分から30分と短い時間ですが、自宅でマッサージや機能訓練をすることができ、この料金ならば、利用を考えても良いのではないでしょうか。

週1回から利用できますが、機能訓練等を積極的に行っていきたい方は、週2回利用できるか、事業所に相談してみるのも良いでしょう。

参照:藤和マッサージ

訪問マッサージセンター

訪問マッサージのメリット・デメリット

次に、メリット・デメリットについて見ていきます。

訪問マッサージのメリット

訪問マッサージは健康保険のため、介護保険の区分支給限度額がいっぱいでも、区分支給限度額に影響なく併用できます。

また、外出が難しくても、自宅で施術を受けることができます。

毎月、ケアマネジャー等に報告書を出す事業所もあり、どんな施術内容が行われているかわかるので連携をとれます。

訪問マッサージのデメリット

毎週決まった時間に自宅にいる必要がありますので、スケジュールを考える手間があります。

また、他にも利用している人がいる為、希望する時間に利用できない可能性があります。

介護保険を利用している時間には、利用できないなどがあげられます。

訪問マッサージの注意点

注意が必要なのが、健康保険で利用する為には、主治医の同意書が必要になる点です。

訪問マッサージの対象となるような状態であっても、健康保険で利用しようとする場合には、主治医の判断を仰がなくてはなりません。

保険適用のために主治医の診断書が必要

介護をする側にもおすすめ

介護保険の区分支給限度額がいっぱいでも機能訓練を行えることは、リハビリを行いたい方にとってはうれしい点といえます。

1回あたり数百円で、自宅でマッサージや機能訓練が受けられるのは、外出困難な方にとってとても魅力的です。

毎週決まった時間に自宅にいなければならないのは、手間にはなりますが、訪問マッサージにはそれを上回るメリットがあります。

特に老々介護をされている方は、介護される側だけではなく介護している方も動きづらさや痛みを抱えている方が多いです。

在宅介護の負担を少しでも軽くするために、介護をしている方にも「訪問マッサージ」がおすすめです。

初回無料体験をしているところもありますので、ぜひ試してみてください。(執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子)

《佐々木 政子》
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佐々木 政子

執筆者:現役老人ホーム施設長 佐々木 政子 佐々木 政子

ケアマネージャーを7年経験して、現在は現役で老人ホームの施設長を務める介護のプロです。女性ならではの目線も入れながら、介護に悩み困り不安を持つ皆さまにお役立ち情報を提供していきたいと思います。我が家の親も要介護者です。同じ目線で不安と戦っていきましょう! 寄稿者にメッセージを送る

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