ふるさと納税をするときに困ることの一つとして「送られてきた返礼品を受け取れない」ということがあります。
一人暮らしの人は、荷物の受け取りの時に家にいないということがよくあるからで。
特にふるさと納税の荷物は「そろそろ送りますよ」という連絡がないですし、宅配ボックス等を使えないフルーツや肉などの生ものは頼みにくくなります。
このことが「ふるさと納税、やろうと思ってるんだけど…」とおもいながら二の足を踏んでしまう理由の一つになっているようです。
でも実は、納税住所以外で返礼品の受け取りができる場合もあります。
ふるさと納税をした時の返礼品のお届け先が選べる場合
このような自治体では寄附者(控除対象者)と同じ住所に配達するというような文言のところにチェックが入っていたら、それをはずして送りたい人の住所を登録で指定することができます。
このようにすれば、普段家に受け取れる人がいる実家に指定することができるので、うけとれないという事態が防げます。
たいていの場合、ふるさと納税の手続きをした後、ふるさと納税の返礼品は1、2か月で送られることが多いです。
ですから、母の日や父の日、両親の誕生日の1、2か月前に手続きをしておけばプレゼントとして喜ばれます。
また、年末までにつくように手続きをして正月に食べるような、肉や魚介類などが届くようにすれば、自分も一緒に食べることができますね。
お中元やお歳暮にしてくれる場合
2018年であれば10月ごろから12月初旬頃までに、ふるさと納税でお歳暮を受け付けている自治体があります。
このような場合は、熨斗を付けてくれたり、ギフト包装をしてくれたり、送り主の表記にも対応してくれるところもあります。
日頃の感謝の気持ちを実家に送るのにこれを使うのはおすすめです。
例えば、クリスマス用のワイン、正月用の日本酒のように日持ちにするものであれば、万一実家で受け取りに時間がかかっても大丈夫です。
また、きれいにラッピングされているギフトが届けば、喜ばれること間違いなしですね。
肉や魚介類などの生鮮食料品が人気のふるさと納税ですが、ほかに日持ちがして地域自慢の名品は多数あります。
例えば、地酒やビール、ワインなどの酒類や、和菓子や洋菓子、地方の銘茶や特産物で作ったジュースなどもあります。
お酒好きなお父さんには地酒を、甘いものの好きなお母さんにはお菓子をといった風に考えるのも楽しいですね。
ふるさと納税をギフトとして行う時も、ふるさと納税をして所得税・住民税の控除を受ける場合は、確定申告が必要です。
この時確定申告に必要な書類は納税者のところに送付されますので、忘れずに確定申告、もしくはワンストップ特例申請を行いましょう。
ふるさと納税を実家に送るのは、自分は控除が受けられるし両親にはプレゼントできる新しい親孝行の形です。ぜひ活用したいものです。