持ち家や分譲マンションを売却して賃貸にしたときの4つのメリットとデメリット

家やマンションを売却して賃貸にしたときの4つのメリットとデメリット

最近では、家や車を持たない若い世代が増えてきました。

家を持たない若者が増えているということは、そんなライフスタイルの方が今の時代にマッチしているからかもしれません。

よく見ると、お金を持っている若者でも家を買わない人もいます。

家を買わずに賃貸ライフを過ごしている若者は、メリットがあるから賃貸ライフを選択しているのです。 

そこで、今回の記事では不動産を売却して賃貸ライフへと移行することのメリットについてお伝えいたします。

この記事を読むことで、あなたは今まで気づかないふりをしていた賃貸のメリットについて、知ることになります。

家の価値を知るオススメな方法を先に知りたい方はコチラ

本記事のポイントまとめ

  • 家やマンションを売却して賃貸にすることの4つのメリット
    1. 住宅ローンから解放される
    2. 気軽に引越しができる
    3. 家族構成に合わせて変えられる
    4. 都会であればプチ贅沢気分
  • 家やマンションを売却して賃貸を検討しているなら、まず今の不動産がいくらぐらいで売れるのかを調べる
    ※詳細は「4.家やマンションを売却したらいくらになるのか査定してみる」に解説しています。

株式会社グロープロフィット 代表取締役 竹内英二

【執筆・監修】不動産鑑定士・宅地建物取引士・公認不動産コンサルティングマスター

株式会社グロープロフィット 代表取締役

竹内英二

大手ディベロッパーにて主に開発用地の仕入れ業務を長年経験してきたことから、土地活用や不動産投資、賃貸の分野に精通している。大阪大学卒業。不動産鑑定事務所および宅地建物取引業者である「株式会社グロープロフィット」を2015年に設立。

資格不動産鑑定士・宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・公認不動産コンサルティングマスター(相続対策専門士)・中小企業診断士

1.そもそも今の時代に家は購入するべきではない

家を購入した方は「買った方がトータルコストが安い」ということで買われた方も多いと思います。

しかしながら「買った方が安いですよ」というのは不動産会社の売り文句。

冷静に考えれば、現在支払っている住宅ローンよりも安い賃料の賃貸マンションへ引っ越せば、買うよりも安くなります。

不動産を売却しても、安い賃貸に引っ越せば賃貸の方が安くなりますし、高い賃貸に引っ越せば賃貸の方が高くなるだけの話です。

買った方が老後も楽って本当?

また家を買った方が老後の支出が少ないという方もいます。

この点は、確かに賃貸よりも購入の方が優れています。

しかしながら、住宅を購入しても、老後に全く費用が発生しないわけではありません。

一番大きな支出は、家の大規模修繕。特に、戸建ての方は注意が必要です。

老後の思わぬ出費の第一位は、家の大規模修繕です。

老後の大規模修繕は、収入が少ない中で、まとまったお金を一度に出すことになります。正直、かなりキツイです。

一方で、年金生活の中でも暮らしていける範囲での家賃の物件を借りている人は、大規模修繕の問題はありません。

買った方が老後は楽というのは、全てが真実ではないのです。

住宅ローンで買うことが今の時代は損をしている

家を購入する多くの人は住宅ローンを利用します。

住宅ローンで家を買うということは、物件を借りるのではなく、お金を借りる選択をしているに過ぎません。

インフレ時代は、お金を借りて家を買うことは正解でした。

モノである不動産の価値がどんどん上がり、お金である借入金の価値がどんどん下がったため。

逆に賃貸であれば、物件価値が下がることはメリットがあります。

物件価値が下がれば、家賃交渉を行って、家賃を下げることも可能です。

デフレ時代は、お金を借りるのではなく、物件を借りた方が賢明と言えます。

若い世代は直感的に、賃貸のメリットを理解している人が多いと考えられ、家を買わない人が増えているのだと思われます。

またローンでマンションや家を購入している家庭が離婚してしまった場合、財産分与や住宅ローン関連の面倒な手続きが発生します。

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以上が家を購入した時のデメリットです。

2.家売却して賃貸にすることの4つのメリット

家を売却することのメリットや賃貸にすることのメリットは沢山あります。

  1. 住宅ローンから解放される
  2. 気軽に引越しができる
  3. 家族構成に合わせて変えられる
  4. 都会であればプチ贅沢気分

メリット①住宅ローンからの解放される

不動産を売却して賃貸ライフに移行したときの最大のメリットは住宅ローンからの解放

この場合、売却によって住宅ローンを完済できることを前提としています。

家を売却して、住宅ローンから解放されたときの解放感というのはたまりません。

体が軽くなるというか、心がフワッとするというか、この解放感は言葉に表現できないくらいの素晴らしさがあります。

この解放感には理由があります。

日本はデフレ傾向で不動産の価値は下がる

現在、日本は長期的に見ると人口も減りデフレの状況が続いています。

デフレとは、モノの価値が下がりお金の価値は上がるということ

デフレでは、不動産はモノなので、価値は下がります。

一方で、住宅ローンは借入金というお金なので価値は上がります。

借入金の価値が上がるということは、負担が重くなるということ

デフレ社会の中で、借入金を組んで家を買うと、だんだん苦しくなります。

家の価値はどんどん下がるのに、借入金はちっとも減らず、負担が重くなっていくためです。

デフレ社会の中では、家を買わないという若い世代の行動は、実はとても合理的です。

また家を売ったときに得られる住宅ローンからの解放感も、理にかなった喜びなのです。

家賃は下がることが可能

住宅ローンは、一度借りてしまうと返済額が固定されます。

一方で家賃の方は、必ずしも固定され続けるとは限りません。

家賃は借主から交渉を申し出て、下げることは借地借家法で認められた正当な権利。

借地借家法では、更新時期に限らず、借主もしくは貸主から、いつでも家賃改定の申し入れをすることできると規定されています。

また借地借家法では借主の権利は強く守られているため、「そんなこと言うなら出ていけ」と言われても出ていく必要はありません。

むしろ不当な立退きには借主から貸主へ立退き料が請求できます。

そのため、家賃は交渉して下げることは可能

また交渉で家賃を下げることができなかったとしても、もっと家賃が安いところに引っ越せば、結果的に家賃は下げられます。

賃貸ライフでは、交渉や引っ越しにより、家賃を下げることも可能なのです。

メリット②賃貸の良さはカンタンに引越しができること

賃貸の良いところは、

  • 「家賃が高いな」
  • 「不便だな」
  • 「隣の人が変人だな」

という問題があれば、あっさり引っ越しができるという点。

賃貸は、直面している問題点を簡単に解決できるメリットがあります。

支出を減らしてもっと生活を楽にしたいと思えば、賃料の安い家へ引っ越せば良いのです。

メリット③賃貸は変わる家族構成にも柔軟に対応できる

家の売却を検討している人の中には、家族構成が変わったからという理由の方も多いです。

家族構成というのは、時間とともに変わります。

子供は早ければ、大学生にもなれば家を出ていきます。

4人家族でも、子供が巣立つと2人になります。

また最終的には伴侶に先立たれると、1人になってしまいます。

家を持ち続けていると、このような家族構成の変化に柔軟に対応することができません。

家を売却して賃貸ライフを選択すれば、変化に柔軟に対応できます。

家族が減って、小さな賃貸に引っ越せば、住居費の安くすることも可能です。

メリット④賃貸はプチ贅沢な都会生活も送れる

家を購入すると、少し郊外へ引っ越す人は多いです。

逆に言えば、郊外でないと家を購入できないため。

都会は家がが高すぎるため、購入できず、借りることになります。

一方で、借りれば都会に住めるという発想も成り立ちます。

一般人なら購入できないエリアでも、一般人でも借りることのできるエリアはたくさんあります。

賃貸ライフは都会に住むことも可能なため、自分たちの生活ステージを少し上げることも可能となります。

今よりもプチ贅沢な都会生活を楽しめるのが賃貸ライフなのです。

また最近では個人の方で分譲マンションを賃貸している方も多いです。

分譲マンションは、アパート等に比べ建物のグレードも高く、設備も充実。

マンションを売却しても、分譲マンションの賃貸を借りれば、快適な生活を続けることは可能です。

新築時には買えなかった憧れのマンションも、築年数が経った今なら安く借りられるというケースも少なくありません。

以上、ここまで賃貸することのメリットをお話ししてきました。

ただし、もちろん賃貸にもデメリットがあります。

3.家売却して賃貸することのデメリット

不動産を売却して賃貸ライフに移行することの最大のデメリットは老後です。

住宅ローンは定年と同時に終わる方も多いと思います。

定年後に住宅ローンが終わっていれば、住居費が安く抑えられるメリットがあります。

老後に大規模修繕が発生する可能性もありますが、雨漏りや大きな損傷等でもない限り必ずしも大規模修繕を行わなければならないものではありません。

ボロボロになっても修繕はしないというスタンスであれば、老後は賃貸より購入の方が軍配は上がります。

そのため、理想としては、現役時代は家を買わずに過ごし、賃貸で現金を貯めて続けて、老後に小さなマンションを現金で購入するのが良いのかもしれません。

賃貸ライフに移行すると、住宅ローンのボーナス払いなどがなくなるため、思いのほか貯金が貯まります。

残りのライフプランを計画して、不動産売却を検討してみるのも良いでしょう。

 

不動産売却後も今の家やマンションに住み続けたい方は、リースバックの利用がオススメです。

リースバックについては以下の記事で詳しく解説しています。

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4.家やマンションを売却したらいくらになるのか査定してみる

家やマンションを売却して賃貸を検討しているなら、まず今の不動産がいくらぐらいで売れるのかを調べてみましょう。

今ではネットが普及したこともあり、ネットで簡単に家の価値を調べることが可能。

中でも家の価値を知るオススメな方法が一括査定サイトを使うことです。

不動産一括査定とは、売却を検討している不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社から不動産の売却価格の査定を出してもらうことができるサービスのこと

便利な不動産一括査定サイトですが、筆者が知っているだけでも30はあります。

多くのサイトが乱立し、どのサイトを使えば良いか素人には分かりづらくなってしまっています。

実績や信頼性、提携不動産会社の質など、総合的に判断すると筆者は下記の3つをオススメします。

一括査定サイトのオススメ3選

  1. 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「 すまいValue
  2. NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「 HOME4U
  3. 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「 イエウール
  4. ※番外:一括査定と合わせて使うことで効果を発揮する「 SRE不動産(※旧ソニー不動産)

実績や信頼性はもちろんですが、上記3サイトは、机上査定での査定依頼が出来る点も大きなポイントになります。

机上査定とは、依頼時に入力した物件の基本情報を基に算出する査定方法で、不動産会社の担当者に物件を見てもらう必要もなく、家に居ながら気軽に査定額を知ることが可能です。

依頼時にメールで査定額を提示して欲しい旨を備考欄で伝えておけば、査定結果や担当者とのやり取りはメールで進むので、営業電話にも悩まずにやり取りすることも可能です。

オススメサイトの併用が鉄則

一括査定サイトごとに提携会社の性質は異なる為、売却を成功するためには、複数の一括査定サイトの併用がオススメです。

サイト選びのポイントとしては、売却物件のエリアに応じて、下記のような使い分けがいいでしょう。

所在地別地域毎のおすすめ

対象物件種別

おすすめポイント

物件所在地に応じたおすすめの使い方

不動産一括査定は、各社の特徴を活かして、複数社への査定依頼がおすすめです。

都心(東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・京都・奈良)の場合

一括査定サイトの他にも、売主専門の不動産仲介会社SRE不動産への相談がおすすめ

県庁所在地など比較的人口が多い都市の場合

すまいValueで大手へ、HOME4Uで地元密着から大手へ査定依頼することで漏れなくチェック

田舎など人口が少ない都市の場合

地方の提携企業も多いHOME4Uとイエウールの併用使いがおすすめ

査定対象の物件種別を比較

  • ◎特化してる
  • ○対応している
  • △要相談
  • ×対応していない
サイト名戸建マンション土地投資物件農地
○○○△△
○○○△△
○○○△○
○○○○×
○○○××
×◎×××
○○○△○
○○○△△
サイト名戸建マンション土地投資物件農地

提携会社数・特徴

サイト名提携会社数特徴公式サイト
大手不動産6社
※小田急不動産、住友不動産販売、野村の仲介、三菱地所ハウスネット、東急リバブル、三井のリハウス
・大手不動産6社にまとめて査定依頼できる
※この6社に依頼できるのはすまいValueのみ
公式サイト
1,300社以上・NTTグループで安心、実績も抜群
・フリーダイヤルの相談窓口あり
・大手、中堅、地域密着の会社にバランスよく依頼できる
公式サイト
1,600社以上・地方や田舎に強い公式サイト
1,800社以上・匿名査定対応
・地方含めて対応エリアが広い
公式サイト
2,000店舗以上・不動産メディア認知度No.1
・最大10社から一括査定可能
・不動産会社の特徴で選べる
公式サイト
2,500店舗以上・マンションに特化
・賃貸も同時査定可能
公式サイト
1,700社以上・サポート体制が充実
・様々な物件種別に対応
公式サイト
約700社以上・収益物件に特化
・最大10社から一括査定可能
公式サイト

一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく説明しています。

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まとめ

家を売却して賃貸にしたときのメリットデメリットについて見てきました。

売却して賃貸に切り替えると、あなたが手に入れるものは「自由」です。

住宅ローンからの自由、引っ越しの自由、近所付合いからの自由です。

まずは今の家の価値がいくらになるのか一括査定サイトを使って調べてみましょう。

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