借金200万円を自力で返済する方法は？返済シミュレーション・減額措置を解説

借金が200万円あると、自力で返済できるのかと不安になる方も多いのではないでしょうか。

はじめは少額だった借金も200万円まで増えると、返済は容易ではありません。しかし、返済するための方法を知っていれば、自力で完済できる可能性があります。

そこで本記事では、借金200万円の効率的な返済方法とともに、借金問題に精通したおすすめの相談先を詳しく紹介します。

借金200万円を完済して前向きな日々を過ごしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

【結論】借金200万円は自力で返済可能

借金200万円は、自力で返済できます。もちろん簡単であるとはいえませんが、しっかりと計画を立て本記事で紹介する方法を実行すれば完済を達成できます。

しかし、200万円が自力で返済できるからといって、さらに借金を増やさないように注意しておきましょう。

200万円以上借り入れを増やさないことを大前提として、本記事を読み進めてみてください。

借金200万円を自力で返済する方法

借金200万円を自力で返済する方法は、次のとおりです。

• おまとめローンを利用する
• 返済計画を立てる
• 月々の支出を見直す
• 高額な財産を売却する

それぞれ詳細を確認しましょう。

おまとめローンを利用する

おまとめローンは、複数の貸金業者からの借り入れを一つにまとめられる商品です。

返済日がまとまるため計画を立てやすく、管理しやすくなります。金利の低いローンにまとめると利息を下げられるため、返済総額が減るメリットもあります。

銀行系のおまとめローンは低金利の場合もあり、貸付の限度額は少し高めに設定されていることが多いです。

消費者金融系のおまとめローンは、銀行系のおまとめローンよりも金利は高く、限度額は低く設定されている傾向にあります。

しかし、消費者金融系のおまとめローンは貸金業者からの借金にのみ対応している場合があるため、自身の借入先に対応しているのか事前に確認しましょう。

複数の貸金業者から借り入れている方は、おまとめローンの利用を検討してみてください。

返済計画を立てる

多額の借金を抱えている方のなかには、どの貸金業者からいくら借りているか把握できていない方もいるでしょう。

まずは、借金の詳細を把握して一覧表にまとめてみてください。

たとえば、借入先の業者ごとに借り入れ残高や毎月かかる利息などを記載します。借金の詳細がわかれば、返済計画を立て、行動し続けるのみです。

何をすればよいのかわからないままでは返済は進みません。借金200万円を自力で返済したい方は、返済計画を立てましょう。

月々の支出を見直す

返済計画を実行するためには元手となるお金が必要となるものの、毎月の支出が大きければ手元にお金が残りません。

そのため、まずは支出の見直しをおこないましょう。支出には固定費と変動費の2種類あります。固定費は、一定に発生する変動しない費用のことです。たとえば、家賃や通信費、保険費などが固定費に該当します。

一方変動費は、毎月変動する費用のことです。たとえば、食費や交際費、娯楽費などが変動費に該当します。

一度削減すれば長期間、支出を減らせる固定費から見直しましょう。変動費を削減するのも悪くありませんが、変動費を削減した効果は長続きするとは限りません。

たとえば、1か月食費を切り詰めて生活して節約できたとしても、次の月も同じように生活するのは負担がかかります。

スマートフォンのプランの見直しは、1回おこなえば継続して支出を減らせるため、このような支出から見直しましょう。

高額な財産を売却する

高額な財産を売却するのも、借金200万円を返済する方法として効果的です。

高額な財産を売却し借金の返済にあてれば、借金の元本が減り利息の支払いも減るため月々の負担が軽くなります。

たとえば、自動車のような維持費のかかる高額な財産を売却すれば、お金が手に入るのみでなく月々の支出も抑えられるでしょう。

借金200万円の返済シミュレーション

借金200万円の返済シミュレーションを次のパターンでおこないます。

• 2年で返済
• 5年で返済
• 7年で返済

アコムの借り入れ利率を参考に、返済シミュレーションをします。

アコムで200万円借り入れしている場合の利率は7.7%から15%です。利率はそれぞれ異なるため、今回は7.7%を用いてシミュレーションをおこないます。

2年で返済

2年で返済する場合、返済回数は24回です。利率7.7%で200万円を24回で返済する場合、毎月の返済金額は90,181円になります。

月々の負担が大きいため、月々の支出を見直したり、高額な財産を売却したりしながら返済を進めないと、日々の生活にも影響が出るでしょう。

5年で返済

5年で返済する場合、返済回数は60回です。利率7.7%で200万円を60回で返済する場合、毎月の返済金額は40,266円になります。

毎月4万円ほどの返済であれば、家賃や通信費の見直しで達成できる可能性があります。

7年で返済

7年で返済する場合、返済回数は84回です。利率7.7%で200万円を24回で返済する場合、毎月の返済金額は30,874円になります。

毎月3万円ほどの返済であれば、月々の支出の見直しで十分達成可能です。高額の返済を続けることが厳しい方は、返済期間を長くするとよいでしょう。

借金が200万円ある方が取るべき対応

借金が200万円ある方が取るべき対応は、次のとおりです。

• 借金総額や返済予定日を確認する
• 利息の計算をする
• 返済計画を立てる

借金が200万円ある方は、まず現状を把握する必要があります。それぞれ詳細を確認しましょう。

借金総額や返済予定日を確認する

借入先が複数あると、借金の総額や返済予定日を把握できなくなっている場合もあるため、次の点を確認しましょう。

• 借入先
• 借入残高
• 借入金利
• 利息
• 毎月の返済額
• 毎月の返済予定日

借金の総額がわからないと、いくら返済すればよいのかはっきりせず、お金を用意できません。

返済をしっかりと進めるために、借金の総額や返済予定日を把握しましょう。

利息の計算をする

利息の計算をすれば、元金をどのくらい減らせているのかがわかります。毎月の利息の計算式は、次のとおりです。

• 利息=元金×金利（年率）÷365日×借り入れ日数
  ※うるう年の場合は、365を366に置き換えます。

たとえば、元金200万円を年率10%で借り入れた場合の1か月（30日）の利息は、200万円×10%÷ 365日×30日=約16,438円です。

多くのカードローンの返済方法は、毎月の返済額を元金と利息の合計額で一定額に決め、借り入れ残高に応じて毎月の返済額が変動する残高スライド元利定額リボルビング方式を採用しています。

そのため、月々3万円の返済の場合、返済の半分以上が利息となり元金の減りが遅くなります。

元金が減っているのかを把握できるように利息を計算しましょう。

返済計画を立てる

借入総額や利息などをしっかりと把握できれば、より綿密な返済計画が立てられます。毎月どのくらい返済するか計画を立てましょう。

自身で計算するのは手間がかかるため、返済シミュレーションツールの利用がおすすめです。

しかし、返済シミュレーションはあくまでも目安であるため、実際の返済とは異なる可能性がある点に注意しておきましょう。

借金200万円の返済負担を軽減可能な減額措置

借金200万円の返済負担を軽減できる減額措置に、借金減額シミュレーターがあります。借金を減額できるかどうかを無料で診断するものです。

借金減額シミュレーターの特徴は、次のとおりです。

• 1分診断で借金がいくら減るかわかる
• 個人情報の登録が不要
• 診断料は完全無料
• 借金がなくなる可能性がある

借金200万円の返済を負担に感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1分診断で借金がいくら減るかわかる

借金減額シミュレーターは、1分程度で診断できることが魅力です。

簡単な質問に回答すれば借金がいくら減るのかわかるため、非常に便利です。質問内容は、借入金額や借入先の数などです。

いくら減額されるのかをすぐに知りたい方にはおすすめです。

個人情報の登録が不要

借金減額シミュレーターは、個人情報の登録が必要ありません。最初から個人情報を入力して診断するのは心理的ハードルが高いでしょう。

しかし、借金減額シミュレーターであれば個人情報を入力せずに利用できるため、気軽に診断を受けられます。

診断料は完全無料

借金減額シミュレーターは、完全無料で診断を受けられます。利用料が発生する場合、診断を受けるのをためらう方もいるでしょう。

その点、借金減額シミュレーターであれば無料で診断を受けられるため、利用をためらうこともありません。

専門家の診断が完全無料で受けられるのは魅力です。

借金がなくなる可能性がある

借金をなくなる可能性があることも、借金減額シミュレーターの特徴の一つです。

借金減額シミュレーターの結果は弁護士や司法書士が判断しており、適当な結果を表示しているわけではありません。

そのため、減額できると結果が出た場合は、実際に借金を減らせたりなくせたりする可能性があります。

自力で借金200万円が返済できないなら債務整理もおすすめ

自力で借金200万円が返済できないならば、債務整理もおすすめです。債務整理は、大きく3種類にわけられます。

• 自己破産
• 任意整理
• 個人再生

それぞれ詳細を確認しましょう。

自己破産

自己破産は、財産や収入が足りず、借金返済の見込みがないことを裁判所に認めてもらい、原則として法律上の借金の支払い義務が免除される手続きです。

自己破産すると法的に借金がなくなるため、特別な債務を除いて返済の義務がなくなります。

生活を立て直すうえで非常に有利な債務整理です。しかし、高額な財産が処分されるため注意が必要です。

たとえば、自動車であれば自動車ローンが残っておらず価値が20万円を超える場合、原則処分しなければいけません。

任意整理

任意整理は、利息をカットし、元金のみを3年〜5年程度の分割で返済する内容の和解を貸金業者と結ぶ手続きです。

また、取引開始時にさかのぼり、利息制限法の上限金利に金利を引き下げて再計算し借金を減額できる場合もあります。

借金が完全になくなるわけではありませんが、そのまま返済を続ける場合と比較して返済額が減るため月々の負担は減ります。

高額な財産の処分を避けつつ、月々の返済の負担を減らしたい方にはおすすめです。

個人再生

個人再生は、裁判所に再生計画の認可決定を受けて借金を大幅に減額してもらう手続きで、減額された借金を3年程度で支払います。

自己破産とは異なり借金の支払い義務がなくなるわけではありませんが、減額された借金のみ支払えばよいため月々の負担は軽くなります。

個人再生は保険や自動車などの資産を維持しながら手続きできるため、月々の返済は減らしつつ資産を維持したい方にはおすすめです。

債務整理の依頼は司法書士・弁護士事務所がおすすめ

債務整理で借金を減額するためには、不備のない書類作成や円滑な交渉など、各種専門的な知識が必要になります。

借金200万円を完済するまでは利息が発生するため、自力返済が難しい場合は早めに司法書士・弁護士事務所に相談しましょう。

また、司法書士の対応範囲は1社140万円以内の債権に制限されますが、弁護士の場合は金額制限がありません。

司法書士の場合は依頼費用が安い傾向にある一方で、借入状況によって債務整理を依頼できない点には注意が必要です。

債務整理を検討する際は、上記の内容をぜひ参考にしてみてください。

借金問題に強い司法書士・弁護士事務所6選

ここからは借金問題に強い司法書士・弁護士事務所を6つ厳選して紹介します。

借金200万円を効率的に返済したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

はたの法務事務所

はたの法務事務所は、東京と大阪に2拠点を構える司法書士法人です。

債務整理の豊富な経験をもつ認定司法書士が在籍しており、全国エリアにて無料出張サービスが利用できます。

着手金や相談料は無料のため、費用を節約しながら借金返済を目指す方におすすめです。

20万件以上の相談実績があるので、債務状況に応じた最適な解決アドバイスがもらえるでしょう。

ひばり法律事務所

ひばり法律事務所は、女性専用の相談窓口が利用できる弁護士法人になります。

借金問題を担当する落合弁護士は、主婦としての顔をあわせもつ債務整理のプロです。

女性目線の親身なアドバイスはもちろん、借金200万円を返済するための最適なサポートが受けられるでしょう。

無料相談は24時間体制で受け付けているため、「緊張せずに借金の状況をしっかり相談したい」「男性弁護士には抵抗がある」とお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

サンク総合法律事務所

サンク総合法律事務所は、何度でも無料で借金相談ができる弁護士法人です。

相談件数は月600件以上と非常に豊富で、債務整理のプロが借金を抱えた背景を勘案しながら最適なアドバイスを提示します。

さらに契約後は介入通知が速やかに発送されるため、最短で契約即日に催促を止められる可能性があります。

借金200万円の督促にお悩みの方は、気軽に相談窓口を利用してみてください。

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所の強みは、土日の弁護士面談が依頼できる柔軟な受付体制です。

仕事が忙しくて平日の時間が確保できない方も、事前に日程調整をすれば借金200万円の解決に向けた一歩が踏み出せます。

全国対応も可能なため、「自宅周辺に相談ができる弁護士事務所がない」とお悩みの方にもおすすめです。

無料相談は何度でも利用できるので、債務整理の方法に納得したうえで契約がおこなえるメリットもあります。

アース法律事務所

アース法律事務所では、元裁判官の河東弁護士によるサポートが受けられます。

裁判所を介する手続きに精通しているため、自己破産や個人再生を検討している方にはとくにおすすめです。

債務整理は全国どこからでも依頼でき、初回の相談費用は発生しません。

メールフォームは24時間受付中なので、気軽に自身の債務状況を相談してみましょう。

なみき法務事務所

まとめ

借金200万円を自力で返済する方法について解説しました。

借金200万円は自力で返済できますが、計画がないままの完済は不可能でしょう。借金の総額や返済予定日、利息などの借金の詳細を確認し、返済計画を立てる必要があります。

月々の返済に負担を感じている方は、おまとめローンや借金減額シミュレーターを利用するのも一つの手です。月々の返済の負担を減らせるため、日々の生活の負担も軽くなります。

どうしても自力での返済が困難な場合は、債務整理も検討してみてください。大きく3種類あり、自身の状況に合わせて選択可能です。

借金で悩んでいる方は、本記事を参考に返済を進めましょう。

※本記事の情報は2023年2月時点のものです。
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＜参考＞
借金減額シュミレーション