借金がある方の中には「借金300万円を半年で返済した方の返済方法は」「完済するコツを知って早く完済したい」このような疑問や悩みを抱いている方も多いのではないでしょうか。
元芸人の大田賢二さんは、ブログアフィリエイトを利用してお金を稼ぎ、300万円の借金を半年で返済しました。
しかし、今からブログを始めることが面倒だったり、稼げる自信がなかったりする方も多いでしょう。
本記事では、大田賢二さんの返済方法のみでなく、返済のコツや借金のリスクなどもあわせて解説しています。300万円の借金を返済して返済のストレスから解放されたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
元芸人が借金300万円を半年で返済した方法とは

元芸人の大田賢二さんは、300万円の借金を半年で返済した経験があります。本の中で語られている返済方法は、ブログアフィリエイトの利用です。
詳しく解説します。
ブログアフィリエイト
元芸人の大田賢二さんは、ブログアフィリエイトを利用し、借金300万円を半年間で返済したようです。
ブログアフィリエイトとは、自身のブログに貼った広告を経由して、商品購入まで至ると、決められた報酬が支払われる仕組みを指しています。
ブログアフィリエイトをさらに細分化すると、次の3つのアフィリエイトに分けられるため、確認しましょう。
- ASPアフィリエイト
- 物販アフィリエイト
- クリック報酬型アフィリエイト
一つずつ解説します。
ASPアフィリエイト
ASPアフィリエイトとは、ASPに登録されている広告を自身のブログに掲載し、読者が広告経由で商品を購入すると決められた報酬が支払われる仕組みです。
ASPとは、Affiliate Service Provider(アフィリエイトサービスプロバイダー)の略で、広告を出したい方とブログに広告を掲載したい方をつなぐ役割を果たします。
個人が企業の広告を簡単に掲載できる機会は少ないため、ASPが仲介する必要があると理解しておきましょう。ASPアフィリエイトは成果報酬型で、商品を売るほど多くの収入になります。
反対に、ブログに広告を掲載しても、商品が売れなければ収入になりません。大手のASPであれば誰でも登録できるため、参入するハードルは低いです。
しかし、ブログにアクセスを集めて商品を売る力がない場合、返済に充てられるほどのお金は稼げないでしょう。ASPアフィリエイトで大きな収入を得たい方は、できるだけ高単価なジャンルの広告を扱うべきです。
商品を1個売って200円の報酬を受け取れる商品よりも、1個売って2万円の報酬を受け取れる商品の方が、効率的に稼げます。
たとえば、1個売って200円の報酬の商品で10万円稼ぐには、500個商品を売る必要がありますが、報酬が2万円の商品であれば、5個売るのみで10万円稼げる計算です。
ASPアフィリエイトで借金を返済したい方は、単価の高いジャンルを確認しましょう。
物販アフィリエイト
物販アフィリエイトとは、ブログ経由で商品が売れた場合、決まった報酬が支払われる仕組みです。
ASPアフィリエイトと仕組みは同じですが、物販のため、紹介する商品は家電や食料品、雑貨、化粧品など、実際に存在する商品を紹介する必要があります。
ASPアフィリエイトの場合は、商品以外にサービスの利用や宿泊の予約などの紹介もできる点が異なると把握しておきましょう。
また、ASPアフィリエイトは、A8.netやACCESSTRADEなどのASPに登録しますが、物販アフィリエイトは、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトなどのサービスに登録する必要がある点も異なります。
登録するアフィリエイトサービスに制限はないため、これから始める方はAmazonアソシエイトと楽天アフィリエイトに登録しましょう。
登録時の審査に通過する必要がありますが、Amazonや楽天市場に掲載されている商品であれば、どれでもブログ内で紹介できるため、非常に便利です。
Amazonや楽天以外にもアフィリエイトサービスが多くあり、中には報酬の割合が高いサービスもあるため、確認しておきましょう。
クリック報酬型アフィリエイト
クリック報酬型アフィリエイトとは、ブログに掲載した広告を読者がクリックすると支払われる報酬です。
クリック報酬型アフィリエイトサービスを提供している会社はいくつかありますが、Googleが提供しているGoogleアドセンスと呼ばれるサービスを利用する方が多いでしょう。
クリック報酬型アフィリエイトは、誰でも利用できるわけではありません。Googleアドセンスの場合はブログを開設して記事を書き、Googleに審査を申し込む必要があります。審査に落ちるとGoogleアドセンスを利用できません。
また、クリック報酬型アフィリエイトの報酬は1クリック数円の場合が多いため、300万円の借金を返済するためには、非常に多くのアクセスを集める必要があります。
広告の掲載位置や種類などを改善すると、報酬をアップできる場合もありますが、数百円の報酬から数十万円の報酬に上げるのは難しいでしょう。
クリック報酬型アフィリエイトは、商品が売れる必要はなくクリックのみで報酬が発生する仕組みですが、単価が安いため大きく稼ぎたい方には向いていないと認識しておいてください。
借金300万円を半年で返済する返済シュミレーション

借金300万円を返済する際は、シミュレーションで毎月の返済額や返済期間などを把握し、計画を立てる必要があります。
金利15%で300万円借りており、毎月5万円返済する場合を想定したシミュレーション結果は、次のとおりです。
毎月の返済額 | 5万円 |
返済総額 | 417万5,881円 |
利息 | 117万5,881円 |
返済期間 | 61か月 |
三井住友カードの返済シミュレーションを利用すると、金利15%で300万円借りて毎月5万円返済する場合、返済総額は417万5,881円になります。
利息は、117万5,881円です。今回は毎月5万円の返済でシミュレーションしましたが、利息が高いと感じた場合は、返済額を増やすと減額できます。
返済期間を延ばすほど利息の影響を受け、返済総額が高くなるため、できるだけ利息を抑えたい方は毎月の返済額を高く設定しましょう。
シミュレーションは、カードローン会社の公式サイトで利用できるため、利用してみてください。
借金300万円を半年で返済する4つのコツ

借金300万円を半年で返済するコツは、次の4つです。
- 返済計画を立てる
- 借金減額シミュレーターを使用
- 繰り上げ返済を利用
- 固定費の削減
一つずつ解説します。
返済計画を立てる
借金300万円を半年で返済したい方は、返済計画を立てましょう。返済計画を立てて、毎月の返済額や返済期間を把握すれば、お金の無駄な使用もなくなります。
また、毎月の収入から返済額を引いた金額が、自由に使用できるお金と判断できるため、返済するお金がなくなる心配もありません。
たとえば、返済計画を立てずに返済していた方の中には、返済するべき金額を把握しておらず、手持ちのお金をすべて買い物やギャンブルなどに使用していた方も多いのではないでしょうか。
余計な出費が多い方は、返済計画を立てて、計画的に返済してみてください。
借金減額シミュレーターを使用
借金300万円を半年で返済したい方は、借金減額シミュレーターを使用しましょう。
借金減額シミュレーターとは、簡単な質問に回答すると、過払い金請求や債務整理などの手続きによって、現在の借金がどのくらい減額できるのかを確認できます。
借金が減額できれば、短期間で完済できる方も多いのではないでしょうか。借金減額シミュレーターでは、主に次のような質問に回答する必要があります。
- 借金総額
- 借入先の数
- 借入期間
- 月の返済額
- 返済状況
たとえば、カードローン会社からお金を借りている方は、明細や会員アプリからすぐに確認できる内容です。
一般的に、過払い請求や債務整理でどのくらい借金を減額できるのかを確認する際は、司法書士や弁護士事務所に相談しようと考える方が多いでしょう。
しかし、借金減額シミュレーターであれば無料で手軽に確認できるため、おすすめです。
入力した内容によっては、過払い金請求や債務整理ができない場合もあるため、必ず借金を減額できるわけではないと理解したうえで利用しましょう。
繰り上げ返済を利用
借金300万円を半年で返済したい方は、繰り上げ返済を利用しましょう。繰り上げ返済とは、毎月の返済とは別に手持ちのお金に余裕がある場合に利用する返済方法です。
毎月の返済額に上乗せして返済できる仕組みのため、定期的に利用すると通常の返済期間よりも短期間で完済できる可能性が高いでしょう。
繰り上げ返済は、すべて、元本の返済に充てられるため、繰り上げ返済を利用しない場合と比較すると、利息の影響を抑えられます。最終的な返済総額をできるだけ抑えたい方は、繰り上げ返済を検討してみてください。
固定費の削減
借金300万円を半年で返済したい方は、固定費を削減しましょう。固定費とは、毎月必ず発生する支出です。
固定費を削減すれば毎月の支出を確実に抑えられ、返済に充てられるため、通常よりも早く完済できる可能性があります。
- 家賃
- 電気代
- ガス代
- スマートフォン料金
- サブスクリプションサービスの月額費用
たとえば、毎月10万円の賃貸にお住まいの方が3万円の物件に引っ越した場合、とくに節約しなくても、差額の7万円が手元に残ります。
電気やガス代、スマートフォン、サブスクリプションの料金も固定費です。
現在加入しているプランよりも月額費用が安いプランに変更すれば、毎月一定のお金が手元に残るため、返済に充ててみてください。
借金300万円を半年で返済できる方の特徴

借金300万円を半年で返済できる方の特徴は、次の3つです。
- 年収が900万円以上
- 今まで滞納せずに返済している
- 返済のための借金をしていない
順番に解説するので、自身が当てはまるのかを確認しましょう。
年収が900万円以上
借金300万円を半年で返済できる方は、年収が900万円以上の方が多いでしょう。貸金業法内の総量規制において、借主は年収の3分の1以上のお金を借りられないように制限しています。
総量規制は、借主が返済できる金額が年収の3分の1までと想定して決められた法律です。そのため、総量規制から考えると、借金300万円は年収900万円以上の方でないと返済が難しいと判断できます。
もちろん、年収900万円以下で300万円を完済できる方もいるため、焦って自己破産や任意整理、個人再生などを実行する必要はありません。
一つの基準として把握しておきましょう。
今まで滞納せずに返済している
借金300万円を半年で返済できる方は、お金を借りても滞納せずに返済できている方です。
これまで、借金をしても滞納せずに返済できている方は、安定した収入があり、返済能力がある方のため、300万円の借金も完済できる可能性が高いと判断できます。
また、長期間滞納していなければ、遅延損害金も発生していないため、完済できる可能性が高いです。借金を滞納すると、高金利の遅延損害金が発生するため、さらに完済が難しくなる方も多いでしょう。
これまで滞納せずに返済している方は、これからも遅延せずに毎月コツコツ返済してみてください。
返済のための借金をしていない
借金300万円を半年で返済できる方は、返済のために借金をしない方です。たとえば、A社の借金200万円を返済するために、B社から200万円借金して、返済に充てるような方を指しています。
返済のために他社から借金する行為を続けていると、借入と返済のサイクルから抜け出せなくなるため、300万円を半年で返済するのは難しいでしょう。
また、他社からの借金を続けていると、総量規制の制限を超えて新たな借入ができなくなり、返済が滞ります。
返済が滞ると遅延損害金が発生し、さらに完済が難しくなるため、返済のために他社から借金する行為は避けましょう。
借金が300万円ある方によくあるリスク

借金が300万円あると、次のようなリスクがあります。
- 利息の返済で元金が減らない
- 借金返済の滞納
- 個人信用情報に傷がつく可能性
一つずつ解説します。
利息の返済で元金が減らない
借金が300万円ある方は、利息の返済のみで元本が減らないことが多いです。借金の返済は、元本のみでなく利息も毎月返済する必要があるため、完済できなくなる方が多くいるでしょう。
一例として、300万円の借金を15%の金利で毎月6万円返済する場合を想定すると、次のようなシミュレーション結果になります。
- 利息:98万8,367円
- 返済総額:398万8,367円
- 支払い回数:51回
利息を支払い回数で割ると、毎月約1万9千円を利息のために支払う計算になります。毎月6万円支払っても、その中の1万9千円は利息として支払う必要があるため、実質元本の返済は4万円ほどになり、元本がなかなか減りません。
通常どおり毎月返済する予定の方は、元本が減りにくいリスクがあると把握しておきましょう。
借金返済の滞納
借金が300万円ある方は、滞納のリスクもあります。借金を返済できずに滞納すると、遅延損害金が発生するため、さらに完済しにくくなるため、大きなリスクです。
遅延損害金とは、返済が遅れたことに対する賠償の意味で支払うお金を指しています。遅延損害金は、通常の貸付金額とは別に金利が設定されており、高金利の場合が多いでしょう。そのため、元本の完済がさらに遅れる可能性があります。
一例として、大手消費者金融系カードローンの遅延損害金を紹介すると、次のとおりです。
- アコム:20%
- プロミス:20%
- アイフル:20%
- レイク:20%
通常の借入の金利は高くても18%のため、高金利に設定されているとわかります。1日分の遅延損害金の計算式は、利用金額✕遅延損害金の金利÷365日です。
遅延損害金が発生している方は、上記の計算式で計算してみましょう。
個人信用情報に傷がつく可能性
借金が300万円ある方は、信用情報に傷がつく可能性があります。
信用情報に傷がつく代表的な行為として、複数社への申し込みや債務整理などがありますが、長期間の返済の滞納も傷がつくと把握しておきましょう。
具体的には、2〜3か月ほど滞納すると信用情報に傷がつく可能性が高いです。信用情報に傷がつくと、住宅ローンやクレジットカード発行の審査などに通過できなくなります。
自身のみなら我慢すればよいですが、家族がいる場合は巻き込む可能性があるため、信用情報に傷がつかないように滞納を避けつつ返済しましょう。
まとめ

今回は、借金300万円を半年で返済した方の体験談をもとに、具体的な返済方法や返済のコツなどを解説してきました。
元芸人の大田賢二さんが300万円を半年で返済した方法を再度お伝えすると、次のとおりです。
- ASPアフィリエイト
- 物販アフィリエイト
- クリック報酬型アフィリエイト
上記のブログアフィリエイトでお金を稼ぎ、半年で返済したようです。
ブログの知識がない方や難しそうに感じる方は、無理に大田賢二さんを真似する必要はありません。確かに半年間で300万円を返済できる方法は魅力的です。
しかし、コツコツと返済すれば絶対に返済できない金額ではありません。
次の返済のコツを参考に、完済を目指してみてください。
- 返済計画を立てる
- 借金減額シミュレーターを使用
- 繰り上げ返済を利用
- 固定費の削減
返済を延滞すると、遅延損害金が発生したり信用情報に傷がついたりするため、できるだけ早く返済計画を立てて返済を始めましょう。
※本記事の情報は2023年3月時点のものです。
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<参考>
三井住友カード