外国人向け食料品店でお得な買い物にチャレンジ
あなたの住む街に、外国人住民をメインターゲットにした食料品店はあるでしょうか。
東京23区の東部に住む私の自宅近くには、徒歩圏だけでもインド系の店、中国系の店、フィリピン系の店があり、東京がますます多文化共生社会になってきていることを感じさせます。
外国人向け食料品店では、商品の値札が外国語で表記されていたり、日本ではあまり食べないような魚が売っていたり、店頭に肉がびっくりするような切り方で置かれていたりします。
一見、店内で日本語が通用するかどうかも分からず、入るのにはちょっと勇気が必要かもしれません。
しかし、うまく活用すれば、自宅の食卓で本場の味を手軽に楽しむための食材を手に入れることができます。
この記事では、私が日頃、外国人向け食料品店で入手しているおすすめの品をご紹介します。
インド系食料品店「本格派レトルトカレー」

ここでご紹介するのは、インド直輸入の本格派レトルトカレーです。
インドと言えばカレーは欠かせませんが、インド人家庭で日々行われるようにスパイスから調合するのは、日本人にとって至難の業です。
インド直輸入のレトルト食品を活用しましょう。
写真にある「MTR」ブランドのレトルトカレーは、お米を中心とした菜食主義の南インド料理を基本としており、野菜、チーズ、豆、ナッツといった素材を使って奥行きのある味を表現しています。
日本で確認できるだけでも、10種類以上の味の種類がある本格派のインドカレーですが、1袋に2人分入って約400円とお値段も手頃です。
私はこれを自宅でのランチを手早く済ませたい時に、電子レンジで解凍した作り置きのご飯と合わせていただくことが多く、一食200円ほどで本格的なインドの味を自宅で楽しむことができます。
スパイス各種

インド系食料品店は、毎日スパイスからカレーを調合する人たちに向けて作られていることもあり、スパイスの品ぞろえが豊富です。
また、日本の一般的なスーパーで売られているスパイスは小瓶に入っており、容量がわずかしかありません。
インド系食料品店で売られているスパイスはだいたい大袋です。
価格も比較的安く(一袋300円程度)、ためらわず大量に使うことができるのもうれしいポイントです。
私は自宅でチャイ(インド風ミルクティー)をよく作ります。
チャイも、カレー専門店などで注文すると1杯300~400円ほどすることでしょう。
それが、クローブ、カルダモン、シナモンの3種のスパイスを入手し、自宅で煮出して作ることで、1杯20円ほどで楽しむことができます。
中国系食料品店「冷凍食品」

中国系の食料品店でよく買うのが冷凍食品、特に餃子です。
私がよく購入する、写真の「日日餃子」は1袋に30個ほど入って500円程度です(中身の具によって異なる)。
日本在住の中国の方をターゲットに、埼玉県内で製造されたもののようです。
調理方法や原材料が日本語で書いてあるので安心です。
凍ったまま食べたい分だけ冷凍庫から取り出し、沸騰したお湯に入れて8分~10分程度茹でれば完成です。
お手軽ランチに、ちょっと小腹が空いた時に、一食250円ほどで中国の家庭の味覚を楽しむことができます、

その他中国系の食料品店では、蒸して調理する小籠包や、揚げて調理するごま団子といった冷凍食品も扱われています。
日本ではまだ珍しいものだと、湯円(タンユエンと読む)という、白玉のようなもち団子のおやつがおすすめです。
中にあんやゴマペーストが入っており、ゆでてそのまま食べるほか、ゆでたものを日本のお汁粉やくず湯などに浮かべてもおいしくいただけます。
私は黒酢(約200円)や、中国醤油(約400円)も入手し、日本の酢や醤油と使い分けています。

エスニック料理の調味料やスパイスは、国内メーカーのものだと少量しか入っておらず、使うのをためらってしまいがちです。
「どうも味が決まらない」という事態を避けるためには、同じ価格でもより多くの量が入っている、本場出身者向けの製品を手に入れることをおすすめします。
外国人向け食料品店では、今回ご紹介した品物以外にも、お菓子や乾物、調味料など、日本の一般的なスーパーでは購入できないものの、取り入れると日々の食事に変化がつけられて、かつ価格も手頃なものが多く見つかります。
ぜひ1度、勇気を出して入ってみてください。