アコムの返済が完了した時に考えるのが”解約”でしょう。
「借入を完済したら解約した方が良い?」
「解約すると再利用できないからカードは残したままがいい」
返済後のカード解約において、解約すべきが悩んでいる方も多いはずです。
そこで本記事では、アコムの解約について以下の内容を詳しく解説します。
- アコムの解約方法
- アコムの解約時に必要なもの
- 解約するメリット・デメリット
- アコムを解約するときの注意点
- 完済後に解約しないとどうなるのか
アコムの解約を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
アコムの解約方法は3種類ある
アコムの解約方法は、以下の3種が用意されています。
上から順に解約手続きが簡単なため、自分に合った解約方法を選んでみてください。
電話で解約
アコム解約方法の中で、電話での解約が最も手軽です。
時間もかからないので、担当者と対面で手続きしたいなどの理由がない限りは電話から解約しましょう。
電話で解約する時の流れは、以下の通りです。
- 借入を完済する
- 「アコム総合カードローンデスク」に電話
- (0120‐629‐215)
- 担当者に解約希望を伝える
- カード番号、生年月日などで本人確認を行う
- カードの処分方法を決める
- 解約証明書が必要な場合は申請
- 解約完了
※アコム総合カードローンに受付時間:平日9:00~18:00
カード番号がわからなくても、生年月日などの登録情報で本人確認できるので担当者に伝えてください。
またカードの処分方法は返却か自分で破棄するか選べるため、都合の良い方を選びましょう。
ただ自分で破棄する場合はシュレッダーにかける・はさみで切るなどの処理を行う必要があるので、返却することをおすすめします。
むじんくんで解約
むじんくん(自動契約機)での解約は、設置してある電話でオペレーターと通話しながら手続きを行います。
完全個室で解約手続きできるので、アコムへの電話が周囲にバレる可能性は低いです。
むじんくんで解約する時の流れは、以下の通り。
- 借入を完済する
- カードを持ってむじんくんに行く
- 画面を操作し、「お問合せ、ご相談ボタン」を選択
- むじんくんの電話から担当者に繋げ、解約希望を伝える
- 解約手続きを行う
- 解約証明書が必要な場合は申請
- 解約完了
むじんくんの営業時間は9:00~21:00(年中無休、年末年始は例外)ですが、解約手続きは平日9:00~18:00までの受付となるので注意しましょう。
ただし結局は電話連絡が必要となるので、スムーズに進めたい方には最初から電話で解約することをおすすめします。
店頭窓口で解約
正直、店頭窓口での解約は書類の準備や直接店舗に行く必要があるので手間がかかります。
どうしても対面で解約手続きをしたい方向けの解約方法と言えるでしょう。
- 借入を完済する
- 本人確認書類を持って店頭窓口に行く
- 受付に解約希望を伝える
- 解約手続きを行う
- アコムカードを返却
- 解約証明書が必要な場合は申請
- 解約完了
アコム店頭窓口の営業時間は平日9:30~18:00までです。
閉店間際だと処理が間に合わず翌日以降になる可能性があるので、時間に余裕を持って足を運びましょう。
また店頭窓口での解約に限り、本人確認書類の提出が必要なため忘れないよう注意してください。
アコムを解約する時に用意すべき必要書類
前提として、アコムの解約に必要な条件は借入を完済していることです。
完済さえしていれば、特に必要な書類なく電話1本で簡単に解約できます。
ただし店頭窓口での解約に限り、本人確認書類とアコムカードが必要になるので注意してください。
本人確認書類は以下から1点を用意しましょう。
- 運転免許証
- パスポート
- マイナンバーカード(顔写真付き)
- その他顔写真付きの証明書
急いで解約したいものの書類が手元にない方は、電話やむじんくんでの解約がおすすめです。
完済後にアコムを解約するメリット
アコムを解約しなくても、年会費や更新料などの費用はかかりません。
ただし解約することによって、以下のようなメリットを受けられます。
- ローン審査に通りやすくなる
- クレジットカード審査に通りやすくなる
- 賃貸物件の審査に通りやすくなる
- 借金をしなくて済む
ローンやクレジットカード、賃貸物件の審査では信用情報が確認されます。
消費者金融を利用していると、審査においてマイナスの影響が出ることも多々。
アコムを解約すれば債務者ではなくなるので、これらの審査に比較的通りやすくなるでしょう。
今後ローンやクレカに申し込む予定があったり、再び借金をしたくない方はアコムの解約を検討しましょう。
完済後にアコムを解約するデメリット
対して、アコムを解約すると以下のようなデメリットがあります。
- 再契約には申し込みと審査がある
- 急な出費があった場合すぐ対応できない
解約後にアコムをもう一度利用したいと思っても、再契約には申し込みと審査が必要です。
その時の経済状況や返済能力によっては、審査に通らないこともあります。
一度契約できたからといって、再び利用できる確証はないので注意しましょう。
また解約して急な出費が必要でも、再契約に時間がかかりすぐ借入できない可能性があります。
利用限度額もリセットされるため、審査に通っても以前と同じ条件とは限らない点に気を付けましょう。

アコムを解約したら解約証明書を発行しよう
解約証明書とは、借入が完済しアコムとの契約が解約されたことを証明する書類です。
ローンを申し込む時、借入状況を確認するため銀行から提出を求められるケースがあります。
解約証明書は希望しないと発行されないので、必要なら解約と同時にアコムへ申請しましょう。
発行手続きは店舗窓口か郵送で対応されており、郵送の場合は1週間程度で自宅に届きます。
近くに店舗がない・家族に利用がバレて困る方は、事前にアコム総合カードローンデスクに相談しておきましょう。
※電話番号:0120‐629‐215・受付時間:平日9:00~18:00
アコムを解約する時の注意点
以下では、アコムを解約する時の注意点をまとめました。
念のためにも、解約へ踏み切る前に確認しておきましょう。
端数があると解約できない
端数とは1,000円未満の残債のことで、アコムでは「無利息残高」として扱われます。
無利息残高は支払い期限がないため問題ないですが、この状態だと解約できません。
アコムATMでは硬貨を使えないため、1,000円未満の返済はインターネット返済を使いましょう。
インターネット返済は1円単位で指定ができる他、振込手数料も無料で利用できます。
店頭窓口とは異なりいつでも返済できるので、ぜひインターネット返済を利用してみてください。
マイナス残高はないか確認する
マイナス残高とは、アコムの借入を完済した時に払い過ぎた金額のことです。
提携ATMだと紙幣のみで返済するため、多く払ってしまうケースが度々あります。
マイナス残高の状態でも問題なく解約できますが、少額とはいえ勿体ありません。
払いすぎたお金はアコム総合ローンデスクに連絡すれば、指定した口座に後日振り込みで返金してもらえます。
マイナス残高の有無は、アコムの借入を完済したタイミングで確認しておきましょう。
アコムで借りた記録は信用情報に残る
アコムで借りた履歴は、完済してから約5年ほど信用情報機関に記録されます。
金融業者が加盟している信用情報機関は、主に以下の3つです。
他のローン審査を受ける時に、解約日から5年以内だとアコムの利用履歴がみられます。
氏名・生年月日・勤務先や利用限度額は、アコムを解約すれば消すことが可能です。
消費者金融で借りた記録を完全に消すには、「完済」と「解約」の両方が必要になることを覚えておきましょう。
完済後にアコムを解約しないとどうなるの?
アコムを解約しないままでいると、個人信用情報機関に記録が残ったままになります。
カードローンの借入残高がない状態でも、解約しなければ融資枠が残るためです。
月々の返済はないため、記録が残っていることを意識しづらいかもしれません。
しかしこのままだとクレカ発行やローンを利用する際に、審査で不利になる可能性があります。
アコムを解約をしない限り、信用情報は更新されないので気をつけましょう。
アコムを解約すべき人の特徴
以下のような特徴がある方は、アコム完済後に解約することをおすすめします。
- 銀行から融資を受ける可能性がある
- 借入が習慣化している
- アコム以外にも借入先がある
住宅や車の購入で銀行ローンを利用する計画があるなら、アコムを解約しましょう。
銀行ローンの審査では、残債がゼロでも限度額が借入として判断され不利になってしまいます。
また借入が習慣化している・アコム以外にも借入先がある方は、借金が増える可能性が高いです。
該当する項目がある場合、アコムを完済した後はすぐに解約し新たな借入を避けましょう。
実際にアコムを解約した人の口コミ
以下では、アコムの解約を経験した方のリアルな口コミをまとめました。
金利低い銀行のローン通ったからまずはそれでアコム返済して解約。 楽天カードの残高も全額返済。 分割は終わりが見えてる分リボよりマシだけど今のままじゃ貯金できないし月いくら使ってるか把握しにくいしね。 エポスはだいぶ残高減って支払いきつくなくなったからこのまま返す。
クレカ見直しの過程で、アコムのカードをノリで作ったのだけど、某クレカ会社の方から、アコムは枠があるだけで嫌うカード会社があるから解約した方が良いと言われて、解約した。
持ってても別に損はないよと言われたけど、いつのか分からない勤務先や年収の情報がいつまでも残ってるのも気になるし、使わないのにいちいち更新もしたくないからアコムを解約したのだ。
1日でめちゃくちゃ資金回転させられそうだがいざと言うときのアコム解約しないで本当に良かった。
アコムより金利が低い銀行に切り替えたり、クレカを作るタイミングで解約する方が多いようです。
反対に解約しなかったことで、いざという時に利用できて助かったという口コミもみられます。
実際の評判を参考に、自身の状況を踏まえてアコムを解約するか検討してください。
アコムの解約に関するQ&A
Q.アコムを解約しても再契約ができる?
アコムを解約しても、もう一度申し込みをして審査に通れば再契約が可能です。
ただし在籍確認や書類の提出など、全てやり直す必要があり手間がかかります。
また転職により職場・所得が変わっている場合は、以前の条件より限度額が下がるなど不利な契約になる可能性もあるので注意しましょう。
さらに再契約は30日間無利息サービスの対象外です。
アコムを解約する時は再利用するつもりがないか、よく検討してから決断しましょう。

Q.むじんくんで解約証明書は発行できる?本人以外も可能?
結論から言って、アコム自動契約機の「むじんくん」で解約証明証は発行できません。
むじんくんはあくまで、申込・契約を行う機械と捉えておきましょう。
前述通り、解約証明書の発行は店頭や郵送での手続きが必須です。
本人確認書類を窓口に持参するか、コピーを郵送で送ることで開示請求の手続きができます。
また簡易手続きは申し込み者本人のみですが、通常手続きは本人以外(代理人)でも可能です。
アコムの借入を完済したら状況に合わせて解約を検討しましょう
アコムの解約は、電話・むじんくん・店頭窓口いずれかの方法で簡単に手続きできます。
解約するとそれまでの融資条件はリセットされ、再び融資を受けるには最初からやり直しが必要です。
解約する前にメリット・デメリットについてしっかり理解しておきましょう。
アコムの借入を完済した後は、自分の状況を確認しその後の計画をしっかり立ててください。
