クレジットカード選びは、日々の生活での支払いをどれだけ便利かつ効率的にできるかに大きく影響します。
JCBが提供する幅広いカードの中でも、JCBカードWとJCBゴールドは魅力的なクレジットカードですが、これらのカードはそれぞれ異なる特徴を持っています。
無駄なく、また賢くカードを選ぶための知識を深め、JCBカードWとJCBゴールドのどちらが自身にとってベストなのかを見極めましょう。
本記事では、年会費の有無、ポイント還元率の高さ、付帯する特典やサービスなど、重要な比較ポイントを詳しく解説します。
JCBカードWとJCBゴールドどちらがおすすめ?
JCBカードWとJCBゴールドは、それぞれ異なるニーズに応じた特徴を持つクレジットカードです。両カードの基本情報と共通のメリットを考慮して、どちらが自身に最適かを考慮しましょう。
JCBカードW | JCBゴールド | |
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年会費 | 永年無料 | 11,000円 (税込、初年度無料) |
ポイント還元率 | 通常1.0% | 通常0.5% |
海外利用 | 通常と同じ還元率 | 海外での利用でポイント2倍 |
旅行傷害保険 | 海外:最高2,000万円 国内:なし | 海外:最高1億円 国内:最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 海外:最高100万円 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
スマートフォン保険 | なし | 年間最大50,000円 |
入会資格 | 18歳以上39歳以下 (学生可) | 20歳以上 (学生不可) |
安さ重視なら「JCBカードW」
- メインカードがほしい
- Amazonでよく買い物する
- カードを紛失したことがある
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.0%~10.5% |
申し込み対象 | 18歳〜39歳 |
メリット |
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最大21倍の高還元率 年会費は永年無料 安心のナンバーレス |
デメリット |
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クレカ積立に非対応 ブランドがJCBのみ 40歳以上は申込み不可 |
JCBカードWは、年会費を気にする若年層や初めてクレジットカードを持つ方に適しています。このカードは18歳から39歳までの方が申し込み対象であり、永年無料の年会費が魅力です。
学生や若手社会人など、コストを抑えてクレジットカードを利用したい方にとって、日常的なショッピングで高いポイント還元率を活用できます。
日々の食料品の購入や、衣服などの日用品を購入する際にも、JCBカードWを利用することで効率良くポイントを貯められます。
Amazonの買い物やスターバックスのチャージ、ペイはこのカードが使いやすくお勧めです。特にスターバックスでオートチャージを使うとポイントを効率よく取得できるのでお勧めです。
引用:cheeese
特典重視なら「JCBゴールド」
- 社会的信用度を高めたい
- 週末を贅沢に過ごしたい
- 旅行中のトラブルが心配
年会費 | 11,000円(税込) |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.5%~5.0% |
申し込み対象 | 20歳〜 |
メリット |
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JCBカードの最上位が目指せる 優待施設は7万以上 5つの保険サービスが付帯 |
デメリット |
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年会費が高額 基本還元率が低め 海外利用が制限されやすい |
JCBゴールドは、11,000円(税込、初年度無料)の高額な年会費を払うことで得られる豊富な特典を重視するビジネスマンや頻繁に海外を訪れる旅行者に最適なカードです。
ビジネスでの利用では、空港ラウンジの無料アクセスや旅行時のサポートが役立ちます。
また、海外でのショッピングにおけるポイント2倍の特典は、海外出張やプライベートな旅行が多い方にとって大きなメリットとなるでしょう。
保険面でも、高額な旅行傷害保険やショッピング保険、スマートフォンの破損に対する保険が付帯しており、安心して国内外を旅行できます。
さらに、ゴールドカードを持つことは一定の社会的ステータスも含んでおり、ゴールドカードならではの権威性を求める方にもおすすめです。
さすがJCBゴールドカードといったところです。
引用:cheeese
空港でラウンジを利用でき、とても快適な時間を過ごすことができました。
このカードを出すと、とても丁寧な対応をしてくださる気もして、ステータスの高さを実感します。
【目的別】JCBカードWとJCBゴールドを8つの点から比較
JCBカードWとJCBゴールドは、利用者のニーズに応じた異なる特徴を持っています。ここでは、両カードを詳細に比較し、どちらのカードがライフスタイルやニーズに最も適しているかを判断するための情報を提供します。
比較1:年会費
JCBカードWはコストを抑えたいユーザーにおすすめの選択肢で、最大の魅力は年会費永年無料である点です。初めてクレジットカードを利用する若者や、コストを抑えて便利な支払い手段を求める方々に理想的です。
対照的に、JCBゴールドは初年度の年会費が無料で、その後は11,000円の年会費が発生します。この年会費には、高品質なカスタマーサポート、充実した保険内容、空港ラウンジの無料利用など、年会費に見合った多数のプレミアムサービスが含まれています。
したがって、より豪華なサービスを求める利用者にとって、このコストは十分に価値があるといえるでしょう。
比較2:ポイント還元率
ポイントシステムの面では、JCBカードWは基本ポイント還元率が1.0%となっており、日常的なショッピングでもポイントが積みやすい設計です。
さらに、定期的におこなわれるプロモーション期間中にはポイントが2倍になることもあり、若い世代のカード利用者にとっては大きなメリットとなります。
一方で、JCBゴールドは基本的な還元率が0.5%ですが、年間の利用額に応じて最大1.0%までポイント還元率が上昇する特典があります。また、海外利用時にはポイントが2倍の最大1.0%になるため、頻繁に海外を訪れる利用者には非常に魅力的です。
比較3:付帯保険
保険面においては、JCBゴールドが優れており、最高1億円までの旅行傷害保険が付帯しているほか、病気や事故による治療費用の補償も含まれます。さらに、ショッピング保険も国内外を問わず充実しており、高価な買い物の際の安心感が魅力です。
JCBカードWでも基本的な海外旅行傷害保険が付帯していますが、保障額は最高2,000万円までとなっており、JCBゴールドに比べるとやや見劣りします。
比較4:割引特典
割引特典に関しては、JCBゴールドはより多くの高級レストランやホテルでの割引が提供されています。
これはゴールドカードユーザーが期待する高級感と直結するサービスであり、ビジネスシーンや特別な日にレストランやホテルを利用する際に価値を感じられるでしょう。
一方、JCBカードWは一般的な消費者向けの割引が多く、日常生活での小売店やレストランで利用できる割引が主です。
比較5:空港ラウンジ
JCBゴールドカードは、国内外の多くの空港でラウンジサービスを無料で利用できます。頻繁に空港を利用するビジネスマンや旅行好きにとって大きなメリットです。
対して、JCBカードWは空港ラウンジアクセスの特典がありません。旅行の快適性を高めるためには、JCBゴールドが優れています。
比較6:申し込み条件
申し込み条件では、JCBカードWは18歳以上39歳以下の若年層が対象となっており、若者が申し込みやすいカードです。
これに対して、JCBゴールドは20歳以上で安定した収入がある方が対象ですが、年齢制限は設けられていません。
また、JCBカードWの場合は学生も申請可能ですが、JCBゴールドは学生不可である点には注意が必要です。
比較7:デザイン
デザイン面では、JCBゴールドはディズニーデザインやバイオマスデザインなど、個性的かつ幅広いデザインを提供しています。
JCBカードWも現代的でスタイリッシュなデザインが用意されており、シンプルで使いやすいデザインが魅力です。
比較8:ステータス性
ステータス性においては、JCBゴールドが魅力的です。このカードは招待制のアップグレードオプションを通じてさらに上位のカードへの移行が期待でき、社会的地位や個人のライフスタイルを象徴するカードとしての価値があります。
ステータスを重視するなら、ゴールドカードからのスタートがおすすめで、豪華なサービスと特典が長期的に利用する方にとってのステータスとなるでしょう。
JCBカードWとゴールドは切り替え可能
JCBカードWとJCBゴールド間での切り替えは可能です。ユーザーは自身のニーズにあわせて、アップグレードまたはダウングレードを選択できます。ここでは、カード間の切り替え方法と注意点を詳しく解説します。
切り替えパターンは2つ
JCBカードWとJCBゴールド間でのカード切り替えには、アップグレードとダウングレードの2つのパターンが存在します。
アップグレードはJCBカードWからJCBゴールドへのグレードアップのことで、より充実したサービスと特典を求めるユーザーに適しています。
一方、ダウングレードはJCBゴールドからJCBカードWへの変更で、年会費の削減やシンプルなサービスを好むユーザー向けです。
切り替え方法については、JCBの会員専用WEBサービス「MyJCB」を通じておこなうことができます。MyJCBにログインした後、トップ画面から「アップグレード」または「ダウングレード」を選択し、画面の指示に従って申し込みを完了します。
ただし、すべてのユーザーがWEBサービスを通じて切り替えが可能なわけでありません。MyJCBから手続きがおこなえない場合は、カードの裏面に記載されているカード発行会社に直接お問い合わせする必要があります。
切り替える際の注意点
JCBカードWとJCBゴールドの切り替えにおいて注意すべき点は、年齢制限がある点です。
JCBカードWへの新規申し込みやダウングレードは、40歳を超えるとできなくなるため、40歳以上のユーザーはJCBカードWからJCBゴールドへのアップグレードのみが可能です。
これはJCBカードWの対象年齢が18歳以上39歳以下に設定されているためです。そのため、切り替えできない年齢が近づく前に将来のカード利用を検討し、適切なタイミングでの切り替えを計画することが重要です。
JCBカードWとJCBカードSの違いは?
ここでは、JCBカードWとJCBカードSの特徴を詳細に比較します。
JCBカードW
- メインカードがほしい
- Amazonでよく買い物する
- カードを紛失したことがある
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.0%~10.5% |
申し込み対象 | 18歳〜39歳 |
メリット |
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最大21倍の高還元率 年会費は永年無料 安心のナンバーレス |
デメリット |
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クレカ積立に非対応 ブランドがJCBのみ 40歳以上は申込み不可 |
JCBカードWは18歳から39歳の若年層に特化して設計されています。
このカードの主な魅力は、ポイント還元率の高さです。通常の利用でポイントがJCBカードの2倍たまり、特定のパートナー店舗では最大21倍のポイントが獲得できます。
また、スターバックスやAmazonなどの加盟店での利用がお得です。年会費は永年無料で、カード発行も素早くおこなわれるため、若年層にとって非常にアクセスしやすいカードです。
通常のJCBカードよりポイント還元率が2倍(1%)で、Amazonやセブンイレブンだとさらに3倍になるのでかなりハイペースにポイントが溜まります。スマホのアプリも見やすくて、管理しやすいなという印象です。
引用:みん評
JCBカードS
出典:JCBカード S
- 年会費が永年無料のクレジットカードを利用したい方
- 年間300万円以上クレジットカードを利用する方
- JCB優待を利用したい方
年会費 | 永年無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.5%〜10.0%※1 |
申し込み対象 | 満18歳以上※2 |
メリット |
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国内外で使える充実したサービス 年会費が永年無料 JCBならではの優待 |
デメリット |
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通常のポイント還元率は0.5%で平均 クレジットカード積立に対応していない 旅行傷害保険額が低い |
JCBカードSは年齢制限がなく、より広いユーザー層に対応しています。このカードの特徴は、充実した優待サービスが満載であることです。
国内外20万か所以上で利用できる「クラブオフ」割引優待サービスを提供しており、グルメ、レジャー、映画館やカラオケなど多岐にわたるエンターテイメント施設での割引が可能です。
また、JCBカードSには旅行傷害保険やJCBスマートフォン保険など、各種保険も付帯しています。
とりあえず持っておいて良いカード、これに尽きると思います。
引用:価格.com
年会費無料のカードなので、発行だけして利用せずクラブオフ優待の割引だけ使い倒すなんてこともできます。
日本ブランドのカードということで、一枚持っておくにはベストかと思います。
JCBカードの申し込み方法
JCBカードの入会申し込みは、オンラインで簡単におこなうことができます。ここでは、入会手続きの流れを解説します。
1:申し込み画面で情報入力
まず、JCBカードの公式Webサイトにアクセスし、「カードを作る」または「お申し込み」を選択します。
必要な情報入力フォームが表示されるため、個人情報(名前、住所、電話番号、メールアドレスなど)、希望するカードの種類、その他必要な詳細(年収や職業など)を正確に入力します。
入力する情報はカードの発行基準に基づいて慎重に評価されるため、誤りがないよう注意が必要です。
2:支払い口座の設定
次のステップでは、カードの支払いに利用する銀行口座の情報を設定します。インターネット入会の場合、お持ちの銀行口座から直接デビットする設定をおこなえます。
このステップでは、銀行の口座番号、支店名、口座種別(普通または当座)などの情報を入力し、後日、口座振替依頼書が郵送されるため、署名の上、返送が必要です。
3:内容確認で申し込み完了
すべての情報を入力し終えたら、提供した情報の確認画面が表示されます。ここで入力した情報に誤りがないか再度確認し、問題がなければ申し込みを完了させてください。
申し込みが完了すると、審査が始まり、承認された場合はカードが発行され、登録した住所に郵送されます。
カードの受け取りには通常1週間程度かかりますが、申し込み内容によってはさらに時間がかかる場合もあるため注意しましょう。
JCBカードのお得なキャンペーン情報
JCBカードは現在、新規入会者を対象に、期間限定のキャッシュバックキャンペーンを提供しています。ここでは、JCBカードのお得なキャンペーン情報を紹介します。
最大20,000円キャッシュバック
JCBカードWでは新規入会者に向けて、最大20,000円のキャッシュバックを提供しています。これらのキャンペーンはすべて2024年4月1日から9月30日までの期間限定で提供されています。
キャンペーン内容は次の通りです。
キャンペーン | キャッシュバック |
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Amazon.co.jpご利用分 | 最大12,000円 |
Apple Pay・Google Pay・MyJCB Pay またはApp Store・Google Playご利用分 | 最大3,000円 |
キャッシングサービス枠の設定&条件達成で抽選200名様 | 最大5,000円 |
最大35,000円キャッシュバック
JCBゴールドに新規入会すると、複数のキャンペーンを通じて最大35,000円のキャッシュバックを受けられます。この特典は2024年4月1日から9月30日までの間に新規入会したカード利用者に適用されます。
キャンペーン内容は次の通りです。
キャンペーン | キャッシュバック |
---|---|
Amazon.co.jpご利用分 | 最大23,000円 |
Apple Pay・Google Pay・MyJCB PayまたはApp Store・Google Playご利用分 | 最大3,000円 |
家族カード同時入会・追加入会 | 最大4,000円 |
キャッシングサービス枠の設定&条件達成で抽選200名様 | 最大5,000円 |
JCBカードに関するよくある質問
最後に、JCBカードに関するよくある質問について、その回答を詳しく解説します。
マイルが貯まるJCBカードは?
JCBカードの中でマイルが貯まるカードには、ANA JCBカードとJAL JCBカードがあります。
ANA JCBカードでは、マイル自動移行コースとマルチポイントコースを選択でき、ポイントを自動もしくは手動でANAのマイルに移行できます。
一方、JAL JCBカードでは、買い物をすることでJALのショッピングマイルが直接貯まります。
どちらも、さらにポイントが貯まりやすいゴールドカードが存在しますが、年会費もその分高額であるため、自身の利用頻度や必要なサービスにあわせて選択しましょう。
クレジットカードの比較ポイントは?
クレジットカードを比較する際に重要なポイントは、年会費、ポイント還元率、提供される特典やサービス、カードのデザイン、発行スピード、カードが提携している国際ブランド、セキュリティ機能、および電子マネーの利用可否です。
とくに発行スピードは急いでカードを手に入れたい場合に重要です。セキュリティでは、不正利用防止機能や本人認証サービスが充実しており、電子マネー対応であれば、非接触決済が可能です。
JCBカードは何枚発行できる?
JCBカードの発行枚数には制限はなく、個人の信用情報と収入に基づいて複数枚のカードを持てます。
ただし、カードの申し込みはそれぞれのカード会社の審査基準に依存するため、すべての申し込みが承認されるわけではありません。
JCBカードのほかの種類のおすすめは?
JCBカードにはさまざまな種類がありますが、おすすめのカードとしては「JCB W plus L」、「JCB一般カード」、「JCBプラチナ」が挙げられます。
JCB W plus Lは女性ユーザーにとってのメリットが多く、女性向けの保険や特典が豊富です。JCB一般カードは基本的な特典でコストパフォーマンスが高く、幅広いユーザーに適しています。
JCBプラチナはJCBゴールドよりも高いステータスを求める方に最適で、豊富なプレミアムサービスを受けられる点が魅力です。
まとめ
本記事では、JCBカードWとJCBゴールドの各種特徴を徹底比較しました。年会費の有無、還元率の違い、さらに付帯する特典と保険内容を詳細に検討し、それぞれのカードがどのようなユーザーに最適かを明らかにしました。
JCBカードWは若年層向けに設計された年会費無料のカードで、日常のショッピングで高いポイント還元率を提供しています。
一方、JCBゴールドはより高額な年会費を背景に、豊富な特典と優れた旅行保険を提供し、頻繁に旅行するか、高級サービスを求めるユーザーに適しています。
どちらのカードを選択するか、各ユーザーのライフスタイルやカード利用の目的に基づいて、どちらのカードが適切かを選択することが重要です。
<参考リンク>
JCBカード公式サイト