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住宅ローン…金融機関別の金利タイプの売れ筋は?

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  政権交代後の住宅ローン金利はどうなるのか…興味深々というところではないでしょうか?物価上昇目標の設定で金利は上昇する?などとの観測もありますね。そこで今回は目先を変えて、「住宅ローンの金融機関別の金利タイプの売れ筋」についてお話したいと思います。

  昨年の7月~10月に住宅金融支援機構が調査した結果によりますと、住宅ローンの金利タイプで多くの方に支持?されているのは「変動金利型」で全体の53.5%、なかでも都銀・信託銀行ではなんと63%(前回調査時は61%)とトップ!一方、地銀、第2地銀、信用金庫では50%を切る結果となっているようです。

  これはどういうことでしょうか?そして、10年の固定金利選択型では都銀・信託銀行は3.7%、地銀などは10%を超える結果となっています。

  こうした結果は消費者(住宅ローンを借りる方)の意向が反映されている?それとも金融機関の意向?少なくても金融機関にとってリスク軽減できるのは間違いなく「変動金利型」です。もちろん、このところの低金利競争で大きな収益は望めませんが…金融機関と消費者との力関係で選択されているのかもしれませんね…

  現在の金利状況は長期金利が上昇したり下降したり、株価も…景気がよくなる予感はありますが、まだまだ先はわかりません。それは私たち消費者にも先は読めませんし、金融機関もそうだと思います。

  住宅ローンの金利選択はたいへん悩むところですが、「変動金利型」に適している方、「固定金利型」に適している方、それぞれあります…何れにしても、今後の経済・金利状況は大きく変化すると思われます。住宅購入は大きな買い物です。悔いのないように金利情勢、税制、そして、ライフイベント等を十分に勘案し、自らが納得して選択したいものですね。

《小林 裕市》
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小林 裕市

小林 裕市

株式会社 アクトFPオフィス 代表取締役 CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士 明治大学卒、地方銀行入行、勤続18年4か月(本部企画部門などの勤務のほか、本店営業部、東京支店にて支店経営を経験)、その後、大手生命保険会社に転職、勤続5年1か月(コンサルティング営業を経験)2004年に独立系ファイナンシャル・プランニング事務所「アクトFPオフィス」を設立、金融現場の未経験者が多い独立系FP事務所のなかで数少ない実務派FP、現在ではスタッフ2名とともに年間100件以上の相談に応じている。さらに2000年4月からは事例勉強会「FP研究会」を専門家集団にするために発案し事務局として参画、これまで10年以上に渡り、FP・弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士・土地家屋調査士などの専門家と定例勉強会などを通じ、財産に係る様々な問題解決に取り組んでいる。 寄稿者にメッセージを送る

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