※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

2013年4月生命保険が値上がりする!今加入するべきなの?

コラム コラム

  2013年4月に生命保険料は、値上がりするって本当?

  生命保険料が高くなるのは本当のことです、ただし、全部の生命保険が値上がりするわけではありません。全く値上がりしない保険商品もあれば、4月以降現在より10%程度値上がりする商品もあります。

  なぜ、生命保険料が高くなるのか簡単に解説しましょう。

  保険会社は、皆様が支払う保険料を「いざ保険の支払いが来る時」の為に、運用しながら備えているのですが、その、預かり中の「運用として増える部分」をあらかじめ計算に入れて、保険料を決めています。「運用として増える部分」の利率は、日本国債の利回りを基準に、金融庁の指導のもと「標準利率」として決めています。ここ最近の日本国債の利回り低下により、「標準利率」の引き下げをすることが決まりました。

  2013年4月からは、現在の「1.5%」から、「1.0%」に下げることになります。今回の基準金利の改訂は、12年ぶりのことですが、過去には、

~1993年 5.5%
~1994年 4.75%
~1996年 3.75%
~1999年 2.75%
~2001年 2.0%
~2013年 1.5%(現在)

  などの時代もありました。よく「お宝保険」と言われているのは、この時代に契約した保険商品などです。それでは、4月前に、「本当に」保険を見直しした方が良いのでしょうか?

  答えは、影響があるものとないものがあるので、必ずしも4月前に保険見直しが必要というわけではありません。

  掛け捨ての医療保険や、死亡保障、がん保険などは、ほとんどの保険会社が、保険料の値上がりなく4月以降も加入できますので、この手の保険の準備を考えている方は、無理に4月前に保険に入ろうと慌てる必要はありませんので、じっくりと、自分にあった保険を探しましょう。

  今回の「標準利率」の改訂で、影響があるのは、「貯蓄性の高い生命保険」です。たとえば、積立の年金、終身保険、学資保険などが当てはまります。銀行預金の金利などと比べると、最近は一時払いの保険商品が、銀行預金の代わりとして人気がありますが、この手の保険商品は、今が買い時と言えます。

  先ほど、「標準利率」が、12年ぶりに変わると言いましたが、市場金利より高い設定で開発された、貯蓄率の高い保険商品が存在するということです。すべての保険会社の商品が当てはまるわけではありませんが、中には、契約から10年間で、リターンが110%以上になる、円建ての商品も存在します。日本国債でも、10年間では、110%のリターンには届かないので、確定型の円建て商品では、現在最強と言えます。

  その他にも、積立型の保険商品もやはり魅了的な商品はあります。

  この「プチお宝保険」ですが、保険会社によって増え方も差がありますので、いろいろな保険会社を比較して、探してみることをお勧めします。

《完山 芳男》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

完山 芳男

完山 芳男

独立系FP事務所 FPオフィスK 代表 米国公認会計士(ハワイ州)、日本FP協認定CFP(国際上級資格)、1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格) 慶応義塾大学商学部卒業。大手自動車メーカーや外資系企業等の経理財務部勤務を経て、カリフォルニア大学バークレーへ1年間留学し、ファイナンスを履修。帰国後、米系・欧州系企業において経理責任者を務める。2004年愛知県名古屋市にて、独立系FPとして事務所を開所し現在に至る。 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集