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国民年金加入者が必要と感じる個人年金の魅力!

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迷男性「コネン」君と江戸っ子FPいねむりの「コグロウ」のQ&A

  江戸っ子FP:「おいコナン何の用だい。」

  コネン君:「コネンて言います。先生、間違わないでください!」

  江戸っ子FP:「なかなかこねんな、で用は?」

  コネン君:「僕は国民年金しか入っていません。将来が不安なんです。そこで個人年金に入ろう思います。ですから、個人年金について教えて下さい!」

※背景:少子高齢化問題、公的年金支給額の減額、支給開始年齢の引き上げなど環境の変化で、支給開始年齢も65歳に引き上げられ、また、退職金等の減額などで、減少部分を自分で確保する必要が出てきた。

  江戸っ子FP:「個人年金というのはだな、一般的に公的年金以外の生命保険会社などと個人的に契約を結ぶ場合の個人年金保険のことをいうんだよ。そのまえにコネン、付加年金おさめてっか」

  コネン君:「不可年金!不可能年金!それ何ですか?」

  江戸っ子FP:「不可能ではなく、付加ね、国民年金保険料に付加する保険料で月額400円を納めれば、年金が増えるしくみだ。」

※第1号被保険者(任意加入被保険者)が定額保険料に付加保険料(月額400円)をプラスして納付すると、老齢基礎年金に付加年金が上乗せされるもの。付加年金の年金額は、200円×付加保険料納付月数で定額。

  コネン君:「先生ありがとう!それ入ります。手続きは?」

  江戸っ子FP:「役場へ行きな、親切に教えてくれるからよ。」

  コネン君:「で、いつから納めれば良いのですか。」

  江戸っ子FP:「申し込んだ月からだけどな、翌月の末までが期限だ、期限を守りなよ。」

  コネン君:「遅れるとどうなるんですか?」

  江戸っ子FP:「こねんな!おさめられねぇよ。もういいだろ・・・グウグウ」

  コネン君:「先生!居眠りしないで個人年金について教えて下さい!」

  江戸っ子FP:「すまん、すまん、個人年金ね、公的年金だけでは十分な老後に備えることが出来ないよね。でもよ、個人年金といっても、給付期間や給付額などの決め方で、いろいろな種類の個人年金があるんだよ。」

  コネン君:「さっき、先生は保険て言ってましたよね。」

  江戸っ子FP:「言ったよ!だがよ、保険と言っても保障の効力がねぇんだよ。」

※保険料を支払っている期間に契約者が亡くなった場合には、支払った保険料程度の死亡給付金が支払われることになる。

  コネン君:「それなら、どんなメリットがあるというのですか?」

  江戸っ子FP:「こねんな! いくつかあるよ!そこに書いてるだろ。 デメリットもついでに読んでみなよ。」

「個人年金FPメモ」

メリット

○老後の生活資金の準備

  個人年金保険は預金のように流動性はなく、すぐに現金を引き出したりする事が出来ない。それが老後資金の準備に適している理由でもある。また株式・債券・為替などを組み入れた商品はインフレリスクの対応にも対応している。

○これから加入の場合の個人年金保険料控除「所得税・住民税の軽減」

  最大「所得税4万円、住民税2万8千円」の生命保険料控除「個人年金保険料控除」。個人年金保険料税制適格特約を付けた契約では、生命保険料控除と個人年金保険料控除の両方の控除も可能。

※対象となる個人年金保険の税制適格要件

1.「個人年金保険料税制適格特約」を付けた契約。
2.年金受取人は「契約者、その配偶者」のみ。
3.年金受取人=被保険者。
4.保険料払込期間が10年以上。
5.「確定年金・有期年金」の場合⇒年金受取開始:60歳以上、かつ年金受取期間「10年以上」。

デメリット

■解約控除

  保険会社と契約後、一定期間未満で解約の場合、運用資産より一定率が差引かれる。

■インフレ対応が出来無いものも

  定額年金保険の場合は契約時に将来の年金受給額が確定するため。一般定期に変額年金保険はインフレに強い。

■保険会社の信用リスク

  変額年金保険も含め保険会社の破綻などにより損害を受けるリスクは消えない。

予定利率

  (よていりりつ)というのは生命保険の契約者に対して約束する運用利回りのことで、基本的には契約時の利率のまま「利率変動型のように変わるものもある」。

  契約者が支払う生命保険料は、事務経費が差し引かれた後、死亡保険金・満期保険金・年金などの支払いに充当するため、「責任準備金」として積み立てられる。

  保険会社は一定の運用益を見込んでいるため、その分保険料を割引いていることになり、その割引率を予定利率という。この利率が高いほど契約者には有利となる。

  コネン君:「先生、すごい!」

  江戸っ子FP:「普通だよ!受取方も色々なものがあるから教えておくよ!」

※個人年金の保険料の支払方法には、「分割払いと一括払い」とに分けることが出来る。これらを選択出来る商品と、一括払いだけの商品がある。また、分割払いでも、「年払い、半年払い、月払い」が選択できる。一般的に一括払いよりも分割の方が受け取り総額も大きい。

  コネン君:「やはり、老後の為にも早く加入したいです。」

  江戸っ子FP:「そうかい、他の注意点も言っとくね!外貨建てのものもあるから、また、相談においで!」

  コネン君:「外貨建てですか。僕にもできますか?」

  江戸っ子FP:「おいらがついてるよ!・・・」

契約時のトラブル

  ※契約時の説明不足、虚偽説明、元本保証のセールストーク等で高額なトラブルも多数。

外貨建て個人年金

  保険料を円での支払いに換えてドル・ユーロなどの外貨で支払、外貨で運用する個人年金。保険料で、外貨建ての格付けの高い国債や社債などの債券で運用される。外貨建ての場合は、為替リスクがある。

  外貨建て積立金相当額の死亡給付金が最低保証。(ある方がH18年に1ドル110円で4%台の予定利率の個人年金に2万ドルで加入、最近96円で一括「中途」で受取、一時所得50万をしのぐ運用利益が得られたそうだ!・・・end )

《木村 正人》
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ファイナンシャル・プランナ- CFP® GLGカウンシルメンバ- FP1-オフイス21 代表(エフピ-ワン-オフイスニジュウイチ) ライフプラン&マネ-に関するコンサルテイング~ 金融・財務など法人のコンサルテイングを行う 日経セミナ-・パナソニックなどで講演 の他、金融機関での研修・執筆など 寄稿者にメッセージを送る

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