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住宅ローン 変動金利型を選んではいけない人の5つの特徴

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住宅ローン 変動金利型を選んではいけない人の5つの特徴

 相変わらず、住宅ローンの「金利競争」は凄まじいですね。 今月、来月も変動金利型住宅ローンの最低金利は0.6%を切る銀行も現れ…金利上昇すると言われて早10数年、長引くデフレでいつになっても金利は上昇しない…結果論ですが、こんなことなら変動金利型を選択していれば良かったなんて思っている方も多いのではないでしょうか。

 そこで今回は今度こそ金利上昇局面を間近に控え金利選択を誤らないぞ…という方のために目先の金利が低く、銀行も積極的に勧めますが…この変動金利型住宅ローンを選んではいけない5つの特徴に当てはまる方についてお話したいと思います。

 そこでひとつの疑問。通常、売り手側は利益の出る商品を売るはずですが、金利が低く利益が薄い変動金利型住宅ローンを何故銀行が勧めるのか?

 答えは簡単です。住宅ローンは焦げ付きなどが比較的少なく優良資産であることを前提として、銀行にとってリスクが少ないからです。金利上昇局面でもローン金利の引き上げの交渉が必要なく、自動的に市場金利に連動するわけです。では、銀行はどこで収益を得るのでしょうか…まあ、それはまたの機会としまして、本題に入ります。

 下記に変動金利型を選択してはいけない方の5つ特徴を列挙してみますね。

1.無頓着な方…何とかなるさ!がならない場合も…

 住宅ローンをすでに借りている方でローン金利は何%ですかと尋ねると分かりませんという方も多いですが、こういう方は特にいけませんね。変動金利型を選択するということは金利上昇局面をいち早く察知して相応に対処していかなければなりません。

 全てとは言いませんが、住宅ローンの金利は自身において重要なことですので、それすらも覚えていないことは変動金利型を選択する資格はない?のでは…

2.金融資産はすべて現金、預金のみの方…資産に関してリスクを負えない?

 金利も生き物です。市場経済に敏感に反応します。資産負債のバランスにもよりますが、保有している資産が市場経済に敏感に反応しない現金、預金などのみを保有している方は選択しない方が得策ですね。

3.金利、経済情勢に興味の無い方…新聞など読まない人

 基本中の基本ですね。住宅ローンの金利も市場経済に敏感に反応していきますので、こうした経済情勢に興味のない方は選択をしない方が得策かもしれませんね。

4.現状の金利で年間返済金額が税込年収の25%以上の方…少し厳しめですが…

 変動金利型住宅ローンには5年ルール(5年間は金利が変動しても返済額が変わらない)と125%ルール(5年経過後に金利が上昇しても返済額は経過前の返済額に比べて125%が上限となる)があるものの、やはり、金利上昇局面ではライフイベント上で支出が重なる時期(お子様の教育費など)などもありますので厳しいですね。

5.金融関連で相談できる人がいない…相談する方にもよりますが…

 金融商品で相談出来る相手が取引している金融機関関係者のみの方はNGではないでしょうか…第3者として客観的に判断する方がいるのが好ましいですね。

 こんな感じでしょうか?こうして列挙してみるとまだまだありそうですが、今回はこのくらいにしておきます。あくまでも私個人の独断と偏見ですが…これらすべてに当てはまる方もいるかもしれませんが、必ずしもダメかといいますと語弊がありますので、あくまでも参考程度にとどめ自己責任で選択してくださいね。

《小林 裕市》
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小林 裕市

小林 裕市

株式会社 アクトFPオフィス 代表取締役 CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士 明治大学卒、地方銀行入行、勤続18年4か月(本部企画部門などの勤務のほか、本店営業部、東京支店にて支店経営を経験)、その後、大手生命保険会社に転職、勤続5年1か月(コンサルティング営業を経験)2004年に独立系ファイナンシャル・プランニング事務所「アクトFPオフィス」を設立、金融現場の未経験者が多い独立系FP事務所のなかで数少ない実務派FP、現在ではスタッフ2名とともに年間100件以上の相談に応じている。さらに2000年4月からは事例勉強会「FP研究会」を専門家集団にするために発案し事務局として参画、これまで10年以上に渡り、FP・弁護士・税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・不動産鑑定士・土地家屋調査士などの専門家と定例勉強会などを通じ、財産に係る様々な問題解決に取り組んでいる。 寄稿者にメッセージを送る

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