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確定申告さくさく作成術 国税庁の「確定申告等作成コーナー」が便利

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確定申告さくさく作成術 国税庁の「確定申告等作成コーナー」が便利

 この時期、電車の吊り広告にも確定申告の案内が出ていますね。皆様も四苦八苦? して電卓を叩いているのではないでしょうか。

 今日、私も個人事業主として(そうです、私のような生命保険募集人も個人事業主なのです)、確定申告を提出してきました。そこで、私なりの確定申告のさくさく作成術を伝授してみます。と言っても、計算を誤魔化してしまおうとか、税金を魔法のように減らす方法とかではありませんので悪しからず。

国税庁の「確定申告等作成コーナー」を活用しよう

 まず、何と言っても基礎データを日頃整理しておく事が大切ですね。領収書とかレシート等の書類を、あちこちバラバラに保管していては、集計する時になって漏れや計算ミスが発生してしまいます。なるべくエクセル等で定期に集計しておくと、申告の時にもかなり負担が軽減出来ます。特に医療費控除の場合は、家族別、医療機関別にしておくと「医療費の明細書」を作成する時に助かります

 次に、基礎データが集計出来たら、申告書への転記、計算、確認に入りますが、皆さんは手書きで申告書を作成していますか? もし、パソコンでインターネットに接続出来る環境があるのなら、私は国税庁ホームページの「確定申告等作成コーナー」(※)を利用される事をお勧めします。

1. 計算を自動でやってくれる

 慣れない間は、戸惑う事もあると思いますが、とにかく便利です。まず、計算を全て自動にやってくれるので、入力ミスがない限り正確にはじき出してくれますので、検算の必要は全くありません。

 例えば、「生命保険料控除」は、殆どの方が該当すると思いますが、これを手計算で行うとなると生命保険、個人年金保険、介護医療保険の区別、新旧の区別、保険料の額による計算、最高限度額など煩わしい事満載です。これを作成コーナーでやってみると、該当する場所に控除証明書の金額を入れるだけで自動計算し、それがそのまま申告書に反映されます。

2. 「医療費控除額」も自動計算してくれる

 また、「医療費控除」も家族別、医療機関別に集計した数値を、それぞれ入力していくだけで医療費控除額が自動計算されます。私は父が去年、約半年入院し、その後は介護老人保健施設にお世話になっていますので、領収書も封筒一杯になってしまい、この自動計算は大変助かりました。

3. 不明な点も解決してくれる

 さらに申告書を作成する時は、とかく不明な点や確かめたい点が出てきますね。そんな時は、作成コーナーの全ページの上段にある「よくある質問」、「入力例」をクリックすれば、ほとんどの事は解決します。

 こうして作成されたデータは、何と今年の確定申告に利用されるだけではなく、来年の確定申告の時にも読み込んで再利用出来るのです。住所とか口座とか変わりのないものは、そのまま使えますので、確定申告が終っても消去しないで保存しておいて下さい

 さて、いよいよ申告書が完成して提出ですが、「e-Tax(電子申告)」もいいですが、私は税務署や申告会場に持参しています。これは、申告書の控に受付印を押して貰って、「今年も申告がやっと終ったなぁ~」と自己満足に浸りたいだけです。(執筆者:松山 靖明)

【外部参照】
確定申告等作成コーナー(国税庁)

《松山 靖明》
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松山 靖明

松山 靖明

不動産管理の営業を経て、現在は生命保険に携わる。一貫して法人に関与し、経営者に寄り添える営業を目指す。他に地域の市民講師として年金・相続等の講演。NPO法人 日本FP協会(大阪)の「くらしとお金のFP相談室」2020年 相談員。スカラシップアドバイザーとして高校にて講演活動など積極的に展開。 <保有資格>:FP技能士1級、CFP(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)、TLC(トータル・ライフ・コンサルタント 生保協会認定FP)、宅地建物取引士、DCプランナー2級、第2種情報処理技術者、小学校教諭、養護学校教諭、ビジネス法務エキスパート、ファシリティマネージャー、第一種衛生管理者、社会保険労務士、年金アドバイザー2級、生命保険支払専門士 寄稿者にメッセージを送る

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