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「塾選び」奮闘記 我が家に合った塾の選び方

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「塾選び」奮闘記 我が家に合った塾の選び方

 我が家には今度小学4年生になる子どもがいます。これまでは学童保育に行っていたのですが、3年生以降は預かってもらえません。仕事を持つ親にとって大きな味方であった学童が無くなることで、放課後の時間をどうするかが急務となりました(汗)

 そこで、4年生になったら塾に行くのもよいかな? と思い体験したことをご紹介します。

塾を選んだ理由

 小学4年生といえば、ずっと家にいなさいと言っても聞かないだろうし、ストレスにもなるでだろう。宿題や勉強をしなさいと言いつけても、まんがやゲームで大半を過ごすことになるだろう。外で遊ぶにしても、行ってもよい場所や門限のルールを決めておかないと。反抗期にも入ってきて、親の言うことを聞かない年頃…

 親の気持ちとしては、「放課後なるべく安全な場所にいてほしい」、「勉強する習慣を身に着けてほしい」、「学校以外の友達とも知り合う機会を持たせてあげたい」などの理由で、塾という選択肢が出てきました。子どもの気持ちとしては、「新しいことに対するワクワク感」が大きく「行ってみたい」となったので、いろいろと調べてみました。

私たちの頃とはこんなに違う! 最近の塾事情

 まずは、インターネット検索で「塾」や「塾選び」で調べてみると、塾のホームページはもちろん、塾選びのための専門サイトもたくさん見つかりました。さらに、雑誌の特集記事などを読んでいると、中学受験を前提としているような現状に驚きました。

 さらに驚愕したのは、入会金、月謝、特別講習など、その費用です。サッカーや水泳などの習い事とはケタが違います!

 これはしっかり調べて、ちゃんと計画しておかないとということで、近所で通学可能な塾のパンフレット集めて比較してみました。大手、中堅の塾といっても、カリキュラムも費用も大きく違うことがわかりました。子どもの強い要望でサッカーは続けたいとのことだったので、時間がバッティングしてしまう時間割の塾は、はじめに除外しました。

塾によってこんなに違う!

受講スタイル: グループでの集合教育 個別指導
カリキュラム: 塾によっては新4年生カリキュラムとして2月からスタートしている 宿題が多い
受講科目: 国・算・理・社すべて必須 国・算のみ。必要科目だけ
費用: グループで受講科目が少ない場合と、個別ですべての科目を受講するとなると費用に大きな差が出てきます。

 パンフレットで計算してみると

大手A塾 年間 45万円 (国・算・理・社)
大手B塾 年間 28万円 (国・算)
中堅C塾 年間 15万円 (国・算)

 費用的には中堅C塾が良いかとも思ったのですが、4年生以降の費用を見ると5・6年生で大きく月謝が上がります。この傾向は、大手A・B塾も同じなのですが、3年間トータルでみると

大手A塾 年間 215万円 (国・算・理・社)
大手B塾 年間 130万円 (国・算)6年から(理・社)追加
中堅C塾 年間 70万円 (国・算 6年から(理・社)追加

 これでも、C塾が良さそうです。そこで以下のような項目で印象を5段階評価してみました。

(1) 施設 (2) 先生 (3) カリキュラム (4) 費用 (5) 合格実績 

 しかし、中学受験をするかどうかもわからない現状では合格実績はあまり重要ではありません。それよりも費用のほうが気になる点です。これらを考慮するために各項目に重み付けをしてみました。

(1) 施設1 (2) 先生1 (3) カリキュラム1 (4) 費用1.5 (5) 合格実績0.5 

 これらを総合判断すると大手B塾が良さそうです。

 とはいっても、押し付けになるようにはしたくなかったので、体験してみて子ども自身に選ばせるようにしました。

 施設もきれいで優しそうな先生が多い大手A塾だったら困るな…と思いつつ体験させてみると、ちょっと施設が古くて体育会系な印象の先生が多い大手B塾が良いとのことでした。ちょっと意外に感じつつも、「子ども自身が自分でここを選んだ」、「自分で行きたくて行く」というところを尊重したかったのでほっとしてます。

 さて、親としてはこれまで無かった費目の追加は家計に直結します。教育費として考えていたのは、小学校から高校までは公立で大学は私立に行っても何とかなるくらいの資金計画でしたので、習い事については生活費で調整していました。

 塾の費用がこんなにもかかる現状がわかってしまうと、当面は節約で何とかしても、これから先ますます増える教育費として資金計画を見直さなければと思います。すべて国公立で行ってくれれば何とか帳尻が合いそうですが、こればっかりはどうなることやら。

 ファイナンシャルプランナーなのに、織り込んで計画してなかったの? とお叱りを受けそうですが、変化に合わせて臨機応変に対応していく過程で得た経験は、これからもコラム等で発表していきたいと思います。(執筆者:京増 恵太郎)

《京増 恵太郎》
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京増 恵太郎

京増 恵太郎

Gift Your Life 株式会社 東京都三鷹市在住、昭和40年男 システムエンジニアとして金融系(保険会社)を担当する中で、自分自身の保険見直しの関心が高まり「良くわからない」、「本当にこれでいいの」という不安を払しょくするために得た知識と経験を活かしていこう思い、外資系生命保険会社のコンサルタント営業に転身しました。ところが、相談の内容は保険だけではなく、暮らしのマネー全体のバランスであり、これに対応するためファイナンシャルプランナーの資格を取得し、独立系FPとして、関連する専門家(税理士、不動産、介護など)とも連携しながら、より良いサービスを提供できるように活動しています。 <保有資格>:2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP)、シニア・ライフコンサルタント 寄稿者にメッセージを送る

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