「アベノミクス」が政府と政策の代名詞となっている安倍晋三政権ですが、成長戦略の一環として女性の活躍を推進していますね。その推進効果の一つとして注目が集まっている「なでしこ銘柄」が資産倍増のチャンスとなるかもしれません。では、なでしこ銘柄とは一体何でしょうか?
「なでしこ銘柄」とは? 利益増が期待できるの?
東証一部上場企業の中で、女性人材の活用に積極的で、且つ多くの女性が活躍している企業を「なでしこ銘柄」として指定。そうすることで、企業側に女性という人材をさらに積極的に活用することを促し、それと同時に個人投資家を市場に誘い込むのが狙いなんです。願わくば景気回復に寄与して欲しいという思いもあるようです。
なでしこ銘柄を造りだすことで、より多くの個人投資家に株を買ってもらいたい、資産運用してもらいたいというのが狙いの一つなのですが、その誘いに堂々と “乗ってしまう” ことで、もしかしたら資産倍増も夢ではないかもしれないんです。
というのは、なでしこ銘柄に指定された企業は、ただ単にイメージアップが図れるだけでなく、実際に利益増加に繋がる一定の効果が出ていることが証明されています。
例えば「ローソン」(証券コード2651)は、経験者の求人への応募者が5倍ほど増え、「東京急行電鉄」(証券コード9005)に至っては、女性主導で設計したマンションが数か月で完売したとのこと。つまりなでしこ銘柄は今後の利益増がかなり期待できるのです。
【利益増が期待できる=株高】
これが自然な流れとなりますから、なでしこ銘柄に注目せざるを得ないのです。では、2013年度になでしこ銘柄として指定された計26企業を以下、ご紹介致します。
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以上の通り、なでしこ銘柄26企業と、「最低購入額」、「配当利回り」、「優待の有無」を書き出してみました。「どの銘柄を購入すべきか」の観点で見ると、株式購入の目的によって購入すべき銘柄も変わってくることでしょう。
26社の中からオススメの2銘柄をピックアップ
しかし、今回の記事のテーマはあくまでも「資産倍増」。文字通り資産が倍になるのは難しいとしても、“資産増” が期待できる二つの銘柄をピックアップしてみました。
9月24日引けの時点で、PER11.71ですので割安感たっぷりの日産自動車。最低購入額も割と安く、配当利回りは3%を越えています。円安も進行しており、今後の利益上含みに期待できるかもしれません。
<三菱UFJ フィナンシャルグループ(8306)>
同じく9月24日引けの時点でPER9.30、相対的にかなりの割安となっています。最低購入金額は63,000円ほどで、利回りは2.53%ですから悪くありません。また、100株以上の保有で優待(フェイスタオル2枚セット、メモパッド、「MUFG・ユネスコ協会 東日本大震災復興育英基金」への寄付のいずれかを選択)も貰えます。
2014年度には、なでしこ銘柄は最大で44社に増える予定です。資産運用の一つの目安となれば幸いです。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願い致します。(執筆者:堀 聖人)