※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

年末株高期待の「12月株価上昇アノマリー」投資法 注目したい11銘柄

コラム コラム
年末株高期待の「12月株価上昇アノマリー」投資法 注目したい11銘柄

 今までに「アノマリー」というのは聞いたことがあるでしょうか? アノマリーとは、「確立された根拠はないが、頻繁に発生する現象や経験則」のことです。株式相場においても幾つものアノマリーが唱えられています。

 例えば…

◆毎週月曜日は株価が下落する
◆毎年10月は株式相場が下落する
◆毎年12月にかけて株価は上昇する

 これは一例に過ぎませんが、投資家の間でよく知られているものもあれば、個人投資家が主張する独自のアノマリーも存在します。ここで紹介したい株投資アノマリーは、「12月上げ相場」というものです。

 これはとても有名なアノマリーの一つで、毎年の統計上、12月の株価は上がる傾向にある、というものです。もちろんすべての銘柄がそうなるわけではないのですが、統計上「12月は株価上昇」となる銘柄があるということです。

「12月株価上昇アノマリー」での注目銘柄は?

 もしかしたら、もうお気づきになったかもしれませんね。統計的に12月は上げ相場となることが分かっているなら、その相場に乗りやすい銘柄、つまり12月に株価が上昇しやすい銘柄を今のうちに仕込んでおけば、それ相応の利益を得られるというわけです。

 統計をみると、過去数年間で毎年12月に値上がりした銘柄というものが数多くあります。その銘柄の中からとりわけ確率の高い11銘柄をご紹介したいと思います。


 割安で放置されているのが、イチカワ(3513)とクレハ(4023)。PERとPBRともに割安の数値を示しています。

 「12月株価上昇アノマリー」に自信がないなら、少額で投資できる北越紀州製紙(3865)で試してみるのも一つの手です。10月半ばに400円をきったところで一旦底打ちの格好となっていますから、押し目買いのチャンスを狙って仕込みたいところですね。

 個人的に気になるのが、ニプロ(8086)。というのは、11月に改正薬事法が施行となるので、ニプロは関連銘柄として注目が集まっています。医療機器関連銘柄であり「12月株価上昇アノマリー」銘柄でもありますから、継続注視していきたいと思います。

忘れていけない注意点2つ

 注意点は、「12月株価上昇アノマリー」はあくまでも統計による経験則です。今年も必ず上げ相場になるとは100%断定できるわけではなく、上で紹介した11銘柄も、統計上12月に上昇しやすい銘柄であるということを覚えておいて下さい。

 また、12月に売るという想定で買うわけですから、あえて配当や優待の有無は記載していません。配当や優待を狙っての投資が目的ならば、今回紹介した銘柄から必ず選ぶ必要がないからです。大切な教訓として、株投資の目的が変われば選択する銘柄も変わるということ、肝に銘じておいて下さいね。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

堀 聖人

堀 聖人

「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集