年賀状の発売も始まり、そろそろ年末年始のことが気になる頃になってきました。それに加え、今年はもう一つ気になることが! そう! NISAの100万円の枠についてです。
NISAは、年間100万円までの上場株式や株式投資信託への投資について、収益(配当金や売買益等)が5年間非課税になるというものです。今年中に100万円の枠を使わなければ、今年の分は来年に持ち越すことはできません。
目次
NISA枠がまだ残ってる… 今から何をすべき?
あなたはどのタイプ?
NISA口座は早々と作ったけれど、投資家デビューする勇気がなくて11月になってしまった。
【ケース2】
何を買おうかいろいろ調べていたが、何がいいかわからないまま、11月になってしまった。
【ケース3】
NISA口座を開いたけれど、その金融機関に買いたい商品がなかったので買っていない。
【ケース4】
今年中にNISAを使いたいけれど、まだNISA口座を作っていない。
【ケース5】
ススメられてNISA口座を作ったけれど、よくわからないままそのままになっている。
では、診断です
【ケース1】NISA口座は早々と作ったけれど、投資家デビューする勇気がなくて11月になってしまったあなた
【診断】
投資についての意欲も知識もある方ですが、考えすぎて最初の一歩が踏み出せないタイプ。
まず、少額でいいので何かに投資をしてみましょう。投資信託は1万円程度で購入が可能です。何がいいかわからなければ、いろいろな資産に分散投資するバランス型の投資信託か、国内債券中心に運用している投資信託などから始めてみるのがいいのではないでしょうか。投資信託の積み立てなら数千円から可能です。
【ケース2】何を買おうかいろいろ調べていたが、何がいいかわからないまま、11月になってしまったあなた
【診断】
いろいろ調べすぎて、どれかに決められない勉強熱心なタイプ。
少額で何かを買ってみましょう。大きな金額で投資を考えると、どうしても少しでも利益が取れるものをと思ってしまいますよね。まずはまとまった金額でなく、少額から始めてみてはいかがでしょう。いろいろな資産に分散投資するバランス型の投資信託なら、どれか一つに決められなくても大丈夫!
【ケース3】NISA口座を開いたけれど、その金融機関に買いたい商品がなかったので買っていないあなた
【診断】
好奇心旺盛で行動派。でも、ちょっと慎重さが足りず、いつもあとで後悔するタイプ。
無理して今年中に購入する必要はありません。NISAは一度口座を作ると4年間は金融機関の変更ができないことになっていましたが、制度の改正により、毎年金融機関を変更することが可能になりました。実際に変更できるのは平成27年1月1日以降となりますので、来年になって変更の手続きをすれば大丈夫。 NISAの枠を使いたいばかりに、無理して購入するのは本末転倒。今年の100万円の枠は無駄になってしまいますが、これも勉強だと思って!
【ケース4】今年中にNISAを使いたいと思っているけれど、まだNISA口座を作っていないあなた
【診断】
多忙で時間がない、または、なかなか行動できない優柔不断タイプ。
急ぎましょう!! NISA口座の開設には1カ月程度かかります。どうしても今年の100万円の枠を使いたいのであれば、そろそろタイムリミットです。金融機関からNISA口座開設の書類をもらって、住民票とともに提出。あとはNISA口座ができるのを待って、株や投資信託を購入しましょう。
ただし、受渡しが今年中でないと今年のNISA枠にはなりません。つまり、12月30日までの受渡日になるためには、商品によっても違いますが12月24日までに買付けを済ませなければいけません。いつまでに、というのは商品によっても違うことがありますし、12月末は祝日もありますので、詳しいスケジュールは金融機関で確認しましょう。
【ケース5】ススメラレテNISA口座を作ったけれど、よくわからないのでそのままになっているあなた
【診断】
優しくて断れない性格。投資に対して興味も知識もないタイプ。
無理に投資をする必要はありません。投資は元本割れをする可能性があるもの。人に言われて気が進まないのに投資を始めても、毎日ハラハラドキドキ。怖くて夜も眠れない、心配で仕事も手につかないなんてことになったらそれこそ大変! 今は特に何もする必要はないでしょう。
参考にされてくださいね。(執筆者:時川 郁)