書店に来年度の家計簿が並び始めましたね。さほど大きくない書店でも10種類くらいの家計簿を見ることができます。毎年どのように家計簿を選んでいますか? 1年間我が家の家計を支えていくための相棒です。途中で放り出してしまわないように慎重に選びたいですね。
目次
家計簿に合わせない
家計簿が辛くなる大きな原因として、自分に合っていない家計簿を使っていることが挙げられます。
例えば、次のようなケースです
・給料日が1日以外なのに、1日~末日までの単位を一月としているタイプ
・使途不明金が多いのに、手元現金と帳簿残高を合わせるタイプ
・カード利用が主なのに、カード利用時の書き方がわかりにくいもの
購入した家計簿に我が家の家計を合わせようとすると、そこに無理が生じてきます。記帳が辛くなる要因です。では、どのように家計簿を選んだらいいのかをかんたんにご紹介しましょう。
家計簿の選び方を変えよう
次のような選び方をしていませんか?
・ご褒美シールが付いているもの
・店頭でNO1人気と紹介されているもの
・愛読雑誌の付録家計簿
このような選び方をすると、我が家にあっていない家計簿タイプである可能性が大変高くなります。
そこで、選び方をチョット変えてみましょう。家計簿の選び方を変えることによって、続けることがグンと楽になります。家計簿に合わせるのではなく、家計簿をあわせるのがコツです。
タイプ別にしてみました。
忙しい人
転記が煩雑で、費目が細かく分かれていないものを選びましょう。レシートがたまってしまう可能性が高いので、大雑把にザックリと記入できるタイプがオススメです。
給料日が1日以外の人
日付記入が自由になるタイプを選びましょう。1日~末日を一ヶ月として記帳するものでは月の途中から始めなくてはならず、2月にまたがったりして、使い勝手が悪いです。
今までに貯金した経験が少ない人
繰越金や残金を記入するタイプではないものを選びましょう。残金が少なくなってきたり、赤字になったりすると、どうしても記入することが辛くなってしまいます。これは仕方のないこと。まずは支出傾向を把握することが大切です。一ヶ月続けるために、週単位、1日単位で残金を記入するタイプは避けましょう。
費目分けが苦手な人
ドラッグストアで日用品と一緒に買った食料品は“食費なのか日用品なのか”で迷ったりする人は、支出を費目分けするのに時間のかかる傾向が。細かく費目が分かれているタイプだと、どれをどの費目に入れればいいのか考えるだけでも大変です。なるべく少ないものを選びましょう。
家計簿が続かない原因は根性がないからではありません。無造作に選んだ家計簿に我が家の家計を無理に合わせて記入しようとしているからです。是非、自分にあった家計簿を見つけて楽しい家計簿ライフをおくってくださいね。(執筆者:大木 美子)