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「給料が安いから貯蓄ができない」と言う人は給料が上がっても貯蓄はできない

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「給料が安いから貯蓄ができない」と言う人は給料が上がっても貯蓄はできない

1. 貯蓄を増やすには

 貯蓄を増やす方法は一般的に次の三つのことが言われています。

(1)収入を増やす
(2)支出を減らす
(3)資産運用をする

 この中で一番確実な方法は「支出を減らす」ことではないでしょうか。継続的にどんどん収入を増やすことはなかなかできません。資産運用も資産が少額のうちはなかなか増えませんし、勉強する時間も必要です。まずは自分の収入の中で支出をできるだけ抑え、少額でも毎月継続して貯蓄をしていくことが大切です。

2. 「給料が安いから貯蓄ができない」と言う人

 「給料が安いから貯蓄ができない」と言う人は給料が上がったら貯蓄ができるのでしょうか。おそらくできないのではないでしょうか。「給料が安いから」という貯蓄のできない理由(言い訳)を言っている人は、たとえ給料が上がったとしても「まだ給料が少ない」、「税金が上がった」、「○○にお金がかかる」、「臨時出費があった」などと別の理由を探してしまいます

 「給料が安いから」という言い訳からは支出を減らして貯蓄をしていこうという意思が生まれません。つまり、自分でコントロールできない外部要因を理由にしていると、支出を減らすという自分の行動を変えることはできないということです。

 また、「給料が安いから」ということは自分が正当に評価されていない、会社の経営が悪いなどと考えて、自分の能力を高めて収入を増やそうという方向にいかなくなってしまいます。

3. 貯蓄をするには

 貯蓄をするにはまず、「貯蓄をする」という自分自身の強い意思が必要です。「貯蓄をする」という意思さえあれば、ではどうしたらよいかと考えて行動に移すことができます。

 「○○がうまくなりたい」、「○○の資格をとりたい」、「○○の仕事に就きたい」などと同じです。当たり前ですが何でもまず思うことから始まります。今まで貯蓄ができなかった方はこのコラムを読んだらまず、「貯蓄をしよう」と思ってみてください。「給料が安いから」とは考え方がまったく違ってくると思いませんか。(執筆者:犬山 忠宏)

《犬山 忠宏》
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犬山 忠宏

犬山 忠宏

犬山忠宏税理士事務所/FPオフィスp.1 代表 神奈川県出身 昭和34年生まれ。明治大学経営学部卒業後、製造業の企業に経理職を中心に30年勤務。2012年に早期退職し、税理士、ファイナンシャル・プランナーとして独立開業。「お金と税金について知ること」をお手伝いして皆さんの人生を少しでも豊かにすることを目標に活動しています。 <保有資格>: 税理士、CFP®認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、宅地建物取引士、マンション管理士 寄稿者にメッセージを送る

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