※本サイトは一部アフィリエイトプログラムを利用しています

注目記事

【3か月前先回り投資術】 本当に利益が出たのか調べてみた

投資 株式投資
【3か月前先回り投資術】 本当に利益が出たのか調べてみた

マネーの達人が定期掲載している【3か月前先回り投資術】。株主優待権利確定月の3か月前にお目当ての株を買ってしまいましょう、という投資術です。そして…

1.権利確定前に値上がりしたところで売る
2.権利確定後に売る
3.継続保有する

…この3つの選択肢のいずれかを選択することになります。
(参考記事:“優待”狙いの株投資 「3か月前購入」が賢明なワケとは

3カ月前の株価が安い時に買うのが基本ルールですので、とりわけ1か2の選択をして損失を出す可能性は低いと考えられています。

そこで、素朴な疑問が一つ。2015年5月権利確定銘柄から連載しているわけですが、実際のところどうなの? というもの。

紹介した銘柄を3カ月前に買って本当に利益を出せたのか? 調べてみました。(大損失だったら反省です)


3か月前先回り投資術 本当に利益がでたのか調べてみた

2月下旬に掲載した5月権利確定銘柄、掲載時株価をご覧ください。


≪参考記事:株主優待は3か月前購入がミソ 5月権利確定おすすめ優待銘柄3つ

5月権利確定銘柄の中から紹介したのは3銘柄でしたが、目を見張るのがスター・マイカ。損益は4万円オーバーです。3銘柄の合計損益は+61,100円、なかなかの上出来です。

ひとつ気付いたのは、5月下旬に権利確定となるわけですが、権利付き最終日に最高値になるのではなく、月の前半に最高値をマークしています。「ちょっと早めに売って利確してしまおう」という心理が働くのかもしれません。


≪参考記事:6月権利確定のイチオシ優待銘柄2つ 【3か月前先回り投資術】

6月ですが、権利確定銘柄の中から2銘柄を紹介しました。ホントは最低でも3銘柄紹介したかったのですが、掲載できるおすすめ銘柄が見当たらず…。それで2銘柄の紹介としました。

結果は一応プラスで、2銘柄の損益合計は+21,000円でした。何とか面目を保った感じです。

さて、次は7月権利確定銘柄です。


≪参考記事:7月権利確定のイチオシ銘柄3つ 【3か月前先回り投資術】

7月権利確定銘柄から3つ紹介しました。優待銘柄としての知名度はそれほど高くない3銘柄なのですが、どれも優等生の値動きだったと思います。

3銘柄の損益合計は+67,600円でした。実は私も買い時を狙っていたのですが、チャンスを逸して買えず、結局は高値をつける株価を傍観して終わってしまいました。残念。

買い時、売り時を見極めるって本当に難しいですよね。

次は8月です。


≪参考記事:[3か月前先回り投資術] 8月権利確定銘柄

8月にイチオシで紹介したのは、2銘柄のみでした。しかし、損益合計はなんと+71,100円という好結果に。私はさいか屋を100円で1000株買い、139円で売り抜けまして。嬉しくて小躍りしました。

2つの銘柄が最高値をつけたのは、オンリーが6月16日、さいか屋が7月13日でした。高値をマークするのが権利確定該月とは限りませんから、やはり3か月前に仕込んでおくのがベストなのかと思います。

では、5~8月権利確定のイチオシ10銘柄の損益合計を見てみます。


おぉ、4カ月で22万円オーバーです。【3か月前先回り投資術】に合格点を付けても良いのではないでしょうか。

個人的な感想ですが、IPO株(新規公開株)を狙うより機動性・利便性が高い、と思いました。IPO株は当選しないと買えませんが、【3か月前先回り投資術】は原則誰でも買えます。

もちろん利益が必ず保証されているわけではありませんが。それは【3か月前先回り投資術】、IPO株に限らず、どの投資術にも言えることです。投資にリスクがつきものであることはお忘れなく。

9月以降の結果はどうなるか?

9月、10月権利確定はまだ先ですので結果は分かりませんが、掲載時株価と現在株価を確認しておきます。


≪参考記事:【3か月前先回り投資術】 9月権利確定のイチオシ銘柄8選10月権利確定銘柄厳選3つ 【3か月前先回り投資術】

執筆時点の話ですが、中国発の世界同時株安が発生しており、日経平均株価は一時18500円台に急落しています。それにつられ、紹介した銘柄も軒並み安くなっているのが現状です。

銘柄自体は申し分ないのですが、外部要因による日経平均急落となると影響は避けられません。今後の展開を鑑みながらの売買が重要になります。

【3か月前先回り投資術】本当に利益がでたのか? まとめ

5~8月権利確定銘柄の中から合計10銘柄を紹介しました。

掲載時株価で買い、その後の最高値で売ったケースを計算してみると、損益合計は220,800円という結果になり、【3か月前先回り投資術】は有効性が高いと結論付けられます

8月に発生しているチャイナショック、世界同時株安という外部要因があるため、今後の相場動向は注視しなければなりません。しかし、

「優待権利確定3か月前に株を仕込む」

この投資術は一定の価値がありそうです。今後も毎月、優待権利確定銘柄を厳選して紹介していく予定ですので、参考になれば幸いです。

(お決まりですが…株投資はすべて自己責任でお願いいたします)(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
この記事は役に立ちましたか?
+0

関連タグ

堀 聖人

堀 聖人

「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

今、あなたにおススメの記事

特集