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増える女性の「おひとりさま」 気になる親の介護と自分の老後

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増える女性の「おひとりさま」 気になる親の介護と自分の老後

最近、私のお客さまで多くなってきたのが「女性単身者やシングルマザー」。男性単身者も以前に比べて増えては来ていますが、保険代理業をしている私のお客様となると、圧倒的に女性の単身者の方々です。

テレビドラマのトレンドを見てみると、「アラサー」から「アラフォー」、そして「アラフィフ」へと移行している事でもわかる通り、時代をリードしている方の割合は、ますます女性が増えてきました。そしてその中でも単身者が多いですよね。

気になる「親の介護と自分の老後」


40歳前後で結婚していない、いわゆる「おひとりさま」は7人に1人。

2035年には5人に1人

になるともいわれています。実にこの15年で約2.6倍にもなったとの事です。


こういった方々の話題の中心の一つとなるのが「老後資金対策」。

この先結婚してから考えると言うのではなく、このまま一人で暮らすことになった場合に老後どれだけのお金を貯めなければならないのかといったご質問がかなり多いです。

この年代になってくると、親の介護も考えなければならず、なかなか自分の老後の対策まで気が回らないと言ったご相談も多いです。

多くのご相談者からは「いくらの貯金が必要ですか?」とよく聞かれますが、その方がどんな生活を営んでいきたいかを詳しく聞かせて頂き対策を立てています。

ちなみに平成25年の簡易生命表によると、40歳での平均余命は男性が41.29歳、女性が47.32歳。多くが収入がなくなるであろう65歳では男性が19.08歳、女性が23.97歳となっています。

男性より低い収入でどう老後に備えるか


老後の約25年もの間、生活していけるだけの資金を確保することは簡単な事ではありません。

親の介護が終わった後も、ご自身の介護をどのようにするかも考えなければなりません


特に40~45歳の女性は男性に比べ、正社員の割合が少なく収入が少ないのも事実…。資金構造基本道警調査によりますと、フルタイムで働く40~44歳の女性の年間所得は正社員で441万円、派遣社員で251万円で、男性の7割程度だそう…。

総務省の家計調査では、65歳以上の単身世帯の消費支出は平均148,420円で、厚生年金の受給を受けるとすれば約11万円とすると、それでも月々約4万円足りない計算になる。そうすると25年間で約1,200万円必要となる計算です。

仮に40歳の人がこれを準備するとすれば、65歳まで働いたとして1,200万円÷25年÷12か月=4万円/月の貯金が必要となりますが、50歳から始めるとすればどうか…

1,200万円÷15年÷12か月=67,000円

単純計算ではありますが、この計算でもわかる通り、いかに効率よく時間と金利を味方につけながら準備をしていくかと言う事がとても重要だと思われます。家計の無駄な支出をいかに減らし、人生を楽しみながら将来の自分への投資を楽しく準備したいですね!(執筆者:大塚 巌也)

《大塚 巌也》
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大塚 巌也

大塚 巌也

有限会社アイエスコンサルティング 代表 学生時代からの念願であったホテルにバブル全盛期に就職するが、あまりの安月給の為に結婚も出来ないと感じ、お金について勉強を始める。18年前にヘッドハンティングされ外資系生保に転職、2004年に独立するまで社長賞を連続受賞。これまでに本やDVDを連続出版。18年間で延べ4,000件を越え、全国で過去18年で延べ7500名の保険マン・経営者や営業マン等に向け、講演や研修を開催中。 保有資格:AFP、トータルライフコンサルタント(TLC)、住宅ローンアドバイザー、日本証券業協会証券外務員資格、損害保険代理店(上級資格) 寄稿者にメッセージを送る

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