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さえない市況

1月末、日本銀行が
マイナス金利を導入しました。日銀にとっては相当に勇気を要した決断だったようですが、そのわりにその後の市況は冴えませんね…。
長期金利こそ素直に下がっていますが、円高で株価も下落を続けています。私はどこに投資すれば良いのか。
マイナス金利だ借り換えだ♪
市況が冴えないなら、ここは素直に日銀の吹いた笛の音に合わせて踊りましょうか。
長期金利下落で住宅ローン金利も下がっています。きっと3月の適用金利はもっともっと下がるのでしょう。
我が家はフラット35で2年ほど前に住宅を取得したのですが(団信はこの前脱退したのですが)、いきなり借り換えチャンスなのかもしれません。
ということで、さっそく試算です!
フラット35(全期間固定金利)で借り換え試算!

私のためだけに試算しても仕方がないので、今回は2通りのシミュレーションを行いたいと思います。残期間20年(フラット20)で残債2000万円と、残期間30年で残債3000万円です。
適用金利は2016年2月と2013年2月を比較。さて、借り換え効果はあるのか。
●残期間15年・残債2000万円

約52万円か…。諸費用も考えると、微妙な金額ですね。繰り上げ返済の方が効果は高いかもしれません。こちらは、もう少し金利の動向を眺めていた方がよさそうですね。
●残期間30年・残債3000万円

約165万円!
諸費用を入れても絶対にプラスになります。これは借り換えしかないでしょう! しかし、たった2年で借り換えチャンスが到来するとは…。
働けど彼らの暮らし楽にならざる…
以上のことから、ついこの前に住宅ローンを新規契約した人でも残債が多いなら、なりふり構わず借り換えに駆け込むべきだということが分かりました。
みなさん、どんどん審査に申し込みましょう。3月の適用金利はもっと下がることが予想されますが、審査を先に申し込んでおいて損はないです。
住宅ローン借り換えの一括審査はこちらからできます(住宅本舗)
しかし、ということはこれから金融機関の方々は、営業利益を縮小するための作業にかかりっきりになるということですね。まさに「働けど働けど」です。石川啄木です。
ショック! 借り換え効果がないパターン

ところで、
現在「フラット35S」で契約している人は、現在のところ借り換えの効果はほとんどないようです。
一定以上の建築基準を満たした住宅取得のためのフラット35S、契約から5年または10年間、金利が0.3%抑えられるというものです。
このフラット35Sは新規ローン契約者のためだけの制度。借り換えはできません。
フラット35Sからフラット35へ借り換えてしまうと、せっかくの金利優遇期間がパーになってしまうのです。残念。(執筆者:徳田 仁美)