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「金利下げ」に逆行する一部の信用金庫金利 本当にお得か調べてみた

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「金利下げ」に逆行する一部の信用金庫金利 本当にお得か調べてみた

住宅ローン金利引き下げ、銀行預金金利引き下げと、金利下げの嵐が巻き起こる今の日本。そんな中で、

一部の信用金庫が金利下げに逆行し定期預金金利が上げられています


金利引き上げは預金者にとって何よりの良い知らせですよね。そこで、

どこの信用金庫金利が引き上げられたのか?

改定金利は本当にお得か?

さらにお得な高金利定期預金はあるのか?

この3点を調べてみました。

信用金庫3行で金利上げが実施

金利上げ実施確認できたのは、以下の3行です。

遠賀(おんが)信用金庫


≪画像元 http://www.onshin.com/≫

商品名:あんしん定期預金
適用金利:年利0.15~0.30%(税引前)
預金期間:1年
預入金額:20万円以上300万円以内(一人300万円まで)
募集期間:2月16日から募集金額に達するまで
募集金額:30億円
信用金庫HP:http://www.onshin.com/

取引等の条件を満たさなくても年利は0.15%(税引前)。一般の銀行の定期預金金利0.025%(みずほ銀行1年もの参照)に比べたら6倍の金利ですから、お得と言えます。

ちなみに、金利0.20%になる条件は「年金、給与振込、公共料金自動振替2種目以上」のいずれかの取引があることです。また、貸金庫契約があると年利が0.30%になります

遠賀信用金庫を生活の中で実際に利用していることが必要ですね。これから新規で口座開設する方がメイン口座に据えるのは少しハードルが高いですから、狙うなら0.15%になりそうです。

熊本第一信用金庫


≪画像元 http://www.daiichishinkin.co.jp/cgi-bin/topics/file/137-1.pdf≫

商品名:若者金利アップ定期預金
適用金利:49歳まで年利0.10%(税引前)、50歳から年利0.08%(税引前)
預金期間:1年
預入金額:49歳まで50万円以上/50歳から100万円以上
信用金庫HP:http://www.daiichishinkin.co.jp/index.php

50歳に満たない方は子どもの教育ローンや住宅ローンがあり、マイナス金利政策の影響で不安が絶えません。そんな “若者” アラフィフ世代の不安を払しょくするために金利アップとなったこの商品

しかし、金利UPで0.10%ですから、都市銀行の0.025%よりは高いのですが、嬉しくなるほど高いとは思わないのは私だけでしょうか。少なくとも、上述した遠賀信用金庫のあんしん定期預金のほうがお得感があります。

西武信用金庫


≪画像元 http://www.seibushinkin.jp/index.htm≫

適用金利:店頭表示金利+0.01~0.02%
預金期間:3~5年
預入金額:1円~
信用金庫HP:http://www.seibushinkin.jp/index.htm
問い合わせ先:03-3384-6111 (平日9時~17時)

店頭表示金利に上乗せして定期預金キャンペーンを行なうのは、西武信用金庫です。3年もの定期預金の場合上乗せが0.01%ですから、現時点での店頭金利を基準とすると0.04%(年利、税引前)になります。

3年縛りで年利0.04%…。1円から預入できるとは言え、お世辞にも高金利とは言えません。先に紹介した信用金庫2行の金利のほうが高いですしね。西武信用金庫の頑張りは評価しますが、おすすめはできません。

以上、金利UPを表明している信用金庫3行になります。まとめると、

・遠賀(おんが)信用金庫:年利0.15%~0.30%(税引前)
・熊本第一信用金庫:年利0.08%~0.10%(税引前)
・西武信用金庫:店頭表示金利+0.01~0.02%(現時点で3年もの0.03%+0.01%、税引前)

都市銀行の1年定期0.025%に比べると少し高い程度、といったところです。100万円預けて1年後に受取れる利息は、都市銀行で250円(税引前)、遠賀信用金庫で1,500円という計算になります。

SBJ銀行が高金利の0.35%

遠賀信用金庫のあんしん定期預金募集金額30億円に対し、1週間ですでに6億円が申込まれたとのこと。人気度がうかがえます。

しかし、それよりも高金利の銀行があります!

SBJ銀行


≪画像元 http://www.sbjbank.co.jp/≫

特にキャンペーン開催だからというわけでなく、同銀行での一般定期預金が高めに設定されています。

預入期間1年:年利0.35%
預入期間3年:年利0.45%
預入期間5年:年利0.55%
(2月29日現在)

先に挙げた信用金庫の金利と比べれば分かるように、高金利定期預金です。韓国系の銀行ではありますが、他行と同じく定期預金は元本1000万円まで利息とともに保護対象となります。

それでも外資系銀行には抵抗があるというなら、高知銀行のよさこいおきゃく支店が狙い目です。


≪画像元 https://www.kochi-bank.co.jp/yosakoi-okyaku/≫

これまでよさこいおきゃく支店は高金利定期預金商品「よさこいおきゃく定期」を提供していましたが、3月7日(月)預け入れ分から金利引き下げを決定しました。

商品名:よさこいおきゃく定期
期間:1年
現行金利:0.400%(税引前)
新金利:0.300%(税引前)

マイナス金利の波が高知まで押し寄せ、残念ながら金利改悪となります。

しかし、3月6日までに申込めば0.400%と “高金利” ですし、それ以降も0.300%と、都市銀行の12倍の金利になります

純国内銀行が良いというならば、高知銀行よさこいおきゃく支店が狙い目です。

マイナス金利によって金利下げが続々と実行されていますが、臨機応変に高金利定期預金を狙ってみるのはいかがでしょうか。(執筆者:堀 聖人)

《堀 聖人》
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「お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう」ことをライフテーマとするアラフォー。銀行にお金を預けるだけでは時間とお金を活かしきれていないと悟り、お金がお金を生む仕組みを独学で学ぶ。投資歴は株式投資8年、FX3年。開設済み証券口座は5口座、FX口座は10口座以上。株式投資、FX投資、クレジットカードをメインに鋭い視点からなるコラム執筆中。日経ヴェリタスなどでもコメント。 <保有資格>:第二種証券外務員資格 <メディア掲載>:日経ヴェリタス 2015年11月15日号、 株完全ガイド(晋遊舎) 寄稿者にメッセージを送る

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