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体が自由だと、お金からも自由に 寺野正樹さん~心地良い金バナ(8)

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体が自由だと、お金からも自由に 寺野正樹さん~心地良い金バナ(8)

「力の抜き方」のワークショップを主宰する男性

寺野さんは、「身体とこころの関係」を研究する身体研究家。ある日、家にあった手ぬぐいで、体操をしていたときに、「力の抜き方」のコツを発見し、2009年ヨガ、古武術、解剖学、ボディワークなどをミックスさせた「テラノ式手ぬぐい体操」を開発。

整体師やライターをしつつ、ひとりでも多くの人が「自由な身体と心」を手に入れられるよう、日本各地や海外で手ぬぐい体操のワークショップを行っている。


お金は、本来、私達を愉しく、豊かな気分にさせてくれるエネルギー。

あなたが「お金の心地いい側面」を感じた時の話を聞かせて下さい!

頽廃的で超不摂生な生活を送っていた20代

―どのようにして身体研究家になられたのですか?

もともとは、フリーライターをしていました。文章を書いてお金をもらう仕事な訳ですが、僕にお金を支払ってくれるのは出版社。

だんだん「誰のために、何を伝えたくて、文章を書いているのだろう?」というのがわからなくなって、原稿を書いていても暗闇に吠えているような気分になってきたんです。

―それが、なぜ、身体研究の道に?

そんな気分に至るまでは、10年くらい頽廃的かつ超不摂生生活を長く続けていました。現在43歳ですが、20代~30代の前半まではライターだけをしていたので、当時全盛期だったクラブ遊びにうつつを抜かし、締切前には数日徹夜ということも少なくないという生活だった訳です。

大切なことは、「脱力すること」

―方向転換のキッカケは何だったのでしょうか?

サーフィンを始めて、東京在住の週末サーファーでは一向にうまくなる気配がなかったので、トレーニングのつもりで風呂上がりストレッチを始めました。

最初は、自分の硬さにガッカリして、「こんなこと続けていて意味あるの?」とも思ったのですが、徐々に体が柔らなくなって、自分の可能性が広がるようで楽しくなったんです。

―その時のワクワクした感じ、伝わってきます

もともと凝り性なので、そこからは自分の身体を探求する旅を始めました。

ひたすら触って、揉んで確認しつつ、書物を読み漁り、ワークショップなどにも参加して、身体の中で何が起きているかを知りました。

身体を深めていくと、心の開放や意識のあり方などの多くの気づきも得、その結果として、大切なことは「脱力すること」だと思いました。


「ありがとう」と言われながら受け取るお金

―大切なことは、「脱力すること」とは?

頑張って力を入れて、大きな流れに逆らって何かを成し遂げるというのは20世紀で終わり。21世紀は脱力して楽しむこと。そうすることで大きな流れに乗って、スムーズにフロウし続けられるようになると僕は思っています。

―頑張らないとは、既存の価値観でない生き方ですね。経済的な不安はないのですか?

それが、不思議とないんですよね(笑)。

身体の隅々まで自分の意識が行くと、自分の境界(ここまではやれるし、ここからは厳しいな)というのが見えてきます。無理はしなくなりますし、いい意味で、自分の「分」もわかってくる。

僕のライフスタイルは、「お金をたくさん稼いで消費する」というものではありませんが、毎日、心地良く、「ご機嫌」に暮らしている。「ご機嫌でいられる時間をいかに長くするか?」。僕は、それが人生の豊かさだと思っているんです。

それに整体やワークショップをすると、目の前にいるご本人が「ありがとう」と言って下さり、お金を頂ける。そういう種類のお金を受け取れているのが、嬉しいですね。(執筆者:楢戸 ひかる)


《楢戸 ひかる》
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楢戸 ひかる

楢戸 ひかる

HP「主婦er」を通じて、「これからの主婦の在り方」を、発信中。 吉祥寺の人気カフェ、A.K.Laboで、マネーライター歴20年の経験を生かしたお金についての個人セッションをしています。 <保有資格>:FP技能士2級 寄稿者にメッセージを送る

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