みなさんは、貯金するのが得意ですか? 貯金目標額はありますか? 貯金1,000万と聞くと、何をイメージしますか?
「とても遠い金額、そんなに高収入じゃないから、共働きでもないし、旦那さんのお給料だけでは到底無理。」
「ケチケチ生活して貯めたのでは?」
そんな声が聞こえてきそうですね。

1,000万はそんなにすごいことではありません。私は結婚して8年目で、一つの大きな目標金額である1,000万を超えることができました。
決して高収入でも、ケチケチ我慢ばかりの辛い生活でもなく、結婚してから専業主婦になり、二人の子供を出産し、子育てをしながらでも達成できました。
貯蓄を始めたばかりのころは、1,000万はすごく大きな金額に感じましたが、今では何だか自信がつき、貯蓄を意識しなくても自然に貯まる生活ができるようになりました。
それは、私が以下の3点を行ったからです。
目次
1. 人生トータルでみて、どのくらいお金が必要かを知る
みなさんは、お金を貯めなければとは思っているけれど、漠然としてしまい具体的な金額が頭に浮かびますか?
人生のうちで最もかかる3大費用が、マイホーム費用、教育費、老後費用といわれています。ちなみに我が家は、マイホームを3,000万、教育費を2,000万、老後費用を2,000万としました。
そしてこの金額から、現在の貯蓄額や退職金などを引くと、これから貯蓄しなければならない金額が、きちんとリアルな数字になって現れます。
すると、より具体的にイメージしやすくなり、やるべきことがはっきり分かり、現実味を帯びて貯蓄が成功しやすくなります。
2.家計簿は「毎月」ではなく年間で考える
さて、これから貯蓄しなければならない金額がはっきりしてきたら、さらに数値化しましょう。年間の目標貯蓄額を決めましょう。
例えばこれから、3,000万貯めなくてはいけないとき、この先働ける年数が残り30年あるとしたら、年100万を達成し続ければ良いことになります。
みなさんは、一年間のお金の流れが分かっていますか?
よく毎月の家計簿を一生懸命つけたり、急な出費で予算が守れなかったり、挫折したりしがちですよね。是非、毎月で考えるのではなく年間で家計簿をつけてみてください。
そうすると、一年間に稼げるお金、一年間で出ていくお金、例えば5月に自動車税、6月に保険料、8月に車検など年間を通してかかるお金が分かります。
そして、年間で目標額に達成できれば良しとします。そうすると急な出費が出ても、どこかを削って年間で達成できるように自然に調整できるようになっていきます。
3.家族でお金について話し合い、共有してモチベーションを高める

最後に、最も重要なことは必ず家族でしっかり話し合い共有することです。奥さんに任せきり、全然お金のことは分からない、これでは貯蓄という同じ目標に向かって団結していけませんね。
本気で貯蓄しようとするならば、きちんと家計簿や現在の貯蓄額、これから貯蓄しなければいけない金額を、きちんと数字にあらわして相談し話し合って下さい。
そして、自分たちがどこにお金をかけてどれくらい使っていきたいのか、どこを削って何にお金を使わないのか、お互いの価値観のズレをすり合わせていってください。
ちなみに、我が家はマイホームにお金を使いたい私と、旅行にお金を使いたい主人とでズレがありましたので、よく話し合ってお金の使い方や貯蓄のスピードも決めていきました。
このように、家族でもっとお金のことを知り、話し合い自分たちに必要な金額を具体的に数値化できれば、ぐっと貯蓄がしやすくなり、自然に貯蓄できるようになっていきます。(執筆者:青山ひろこ)